カーポート×選び方のコツ11選🚗【種類やサイズ選びのポイントを解説!】
【更新日】2024.07.04.
カーポート選びに頭を悩ませている人、あなたは一人じゃありません!市場にはさまざまな種類やサイズがあふれ、どれを選べば良いのか判断が難しいですよね。
しかし、心配ありません!この記事では、プロのアドバイスを基に、最適なカーポートの選び方を11のコツとともに解説します。適切な選択をすれば、あなたのカーライフが大きく向上するはずです。
またあなたの愛車にピッタリ合う、カーポートも見つけることができるでしょう。記事を読み進めることで、満足のいく回答を得ることができますよ😊
当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
【11選】カーポートの選び方のコツ
ここからは、カーポート歴20年以上の現役プロが、カーポートの選び方について解説します。
カーポートのサイズを知る前に、あなたの車サイズをまず調べておきましょう。
そこからが、カーポート選びのスタートです!
1.【車のサイズ】まずはあなたの愛車の大きさを確認!
カーポートを選ぶ前に、まずあなたの愛車のサイズを確認しましょう。
上の画像は車の大きさを表したもので、どれにあなたの愛車が当てはまるかじっくり見てください。軽自動車とミニバン(アルファードなど)では、幅は30cm以上、長さは150cm以上ちがってきます。
忘れがちなのは高さで、最近の軽自動車は背が高いので注意が必要です。自動車メーカーのサイトに行けば、サイズはかんたんに確認できるので、メモっておいてください。
2.【値段の選び方】1~4台用の工事費込み価格相場は?
- カーポートの台数は4+1種類ある
- 1~4台用の工事費込み価格相場は?
- 敷地が広ければもっと大きいのもあり!?
カーポートの台数は4+1種類ある
カーポートの台数は以下です。
- 1台用
- 2台用
- 3台用
- 4台用
- 1.5台用(ちょっと例外)
基本は1~4台用の4種類で、例外的な1.5台用を加えると5種類です。
同じカーポート製品でも、2台用しかないのもあります(三協アルミのダブルフェースなど)。1~4台用すべてあるカーポート製品もあり、カタログで確認が可能です。
1~4台用の工事費込み価格相場は?
カーポートの台数と工事費込み価格の相場は以下です。
- 【1台用】20万円ぐらい
- 【2台用】30万円ぐらい
- 【3台用】90万円ぐらい
- 【4台用】100万円ぐらい
カーポートを設置する台数は、1台用か2台用がほとんどです。上記はスタンダードモデルの価格で、デザイン性が優れたカーポートはもっと高くなります。
3台用と4台用は、横に並べるタイプだと上記が相場です。もし安くしたければ、1台用と2台用を組み合わせるのがコツ!いろんな組み合わせが可能になります。
おすすめのカーポート詳細はこちらです ⏬
敷地が広ければもっと大きいのもあり!?
敷地に余裕があれば、車1台だけの所有でも2台用カーポートを設置してもいいかもしれません。
なぜなら、屋外に屋根があれば、使い道がたくさんあるからです。たとえば以下。
- 来客した車の屋根
- 洗濯物干しや布団干し
- カーポート下で日曜大工
- 子供とボール遊びをする
- 自転車置き場を兼用する
とくに子供がいる家庭は自転車が増えるので、屋根があると自転車が劣化しにくくなります。
サイクルポートの詳細はこちらです ⏬
サイクルポートおしゃれ29選🚲【意味ないの!?あとで後悔したくない人必見!】
3.【サイズの選び方】高さ・幅・奥行きの3つを解説
- 高さの種類とおすすめの高さ
- 台数別に幅(cm)を紹介
- 台数別に奥行き(cm)を紹介
- 縦列タイプは意外と使いやすい!
高さの種類とおすすめの高さ
以下の3種類があります。
- 【標準】220cm
- 【ハイルーフ】250cm
- 【ロング】280cm
この3つの呼び方はメーカーによって異なりますが、高さはほぼ同じです(ここでは三協アルミを参照)。
もっともよく選ばれるのは「ハイルーフ250cm」で、その次が「標準220cm」。「ロング280cm」はほとんど使いませんが、車の上にキャリアーを載せてるならロングがおすすめです。
カーポートの高さ詳細はこちらです ⏬
カーポートの高さは3種類🚗【変更や調整は難しいので失敗しないように!】
台数別に幅(cm)を紹介
カーポートの幅(間口)ははいろいろあり、台数で考えると以下。
- 1台用:240 ~ 330cm
- 2台用:360 ~ 600cm
- 3台用:720 ~ 800cm
ゆとりを持って駐車したい場合は、大きい幅のタイプを選びましょう。
台数別に奥行き(cm)を紹介
カーポートの奥行きはいろいろあり、台数で考えると以下。
- 1台用:430 ~ 570cm
- 1台用+α(延長):570 ~ 710cm
- 2台用(縦列):860 ~ 1,140cm
1台用+α(延長)とは「車1台+自転車」、2台用縦列とは「縦に車を2台並べた」場合です。ゆとりを持って駐車したい場合は、大きい幅のタイプを選びましょう。
縦列タイプは意外と使いやすい!
1台用+α(延長)と2台用縦列は、建物脇に細長い駐車スペースがある敷地にぴったりです(建売住宅に多い)。
縦列タイプのカーポートは意外と使いやすく、以下のようなアイデアがあります。
- 車2台
- 車1台+物干し場
- 車1台+自転車置き場
- 車1台+子どもの遊び場
- 車1台+作業スペース(日曜大工)
前に車を駐車すると目隠しになり、後ろのスペースで人目を気にせず作業ができます。子どもが遊んでいても、道路へ急に飛び出す心配がなくなり安心です。
注意点は敷地の横幅が狭いので、用意されているカーポートサイズでは建物にぶつかる可能性があることです。カーポートを切り詰めると、加工費が割高になるので覚えておきましょう。
縦列タイプのカーポート施工例はこちらです ⏬
玄関前に目隠し角柱とヒメシャラを使った施工例 【オープンエクステリア工事】
4.【タイプの選び方】4タイプのメリットとデメリット
- カーポートタイプは4種類ある
- 4タイプのメリットとデメリット
- どのタイプがおしゃれでかっこいいか?
カーポートタイプは4種類ある
上の画像の通りで、まとめると以下です。
- 片側支持タイプ
- 両側支持タイプ
- 背面支持タイプ
- 後方支持タイプ
それぞれにメリットとデメリットがあるので、すぐ下で解説します。
4タイプのメリットとデメリット
それぞれひとつずつメリットとデメリットを挙げると以下です。
タイプ名 | メリット | デメリット |
---|---|---|
片側支持タイプ |
値段が安い | 車の乗り降りに柱が邪魔 |
両側支持タイプ |
強度が高い | 車の乗り降りに柱が邪魔 |
背面支持タイプ |
駐車と乗り降りがしやすい | 建物窓の前が暗くなる |
後方支持タイプ |
駐車と乗り降りがしやすい | 建物窓の前が暗くなる |
なるべく安いカーポートが欲しいなら「片側支持タイプ」、積雪や台風に強いのは「両側支持タイプ」です。デメリットは、車の乗り降りに柱が邪魔になることです。
駐車と乗り降りがしやすいのは「背面支持と後方支持タイプ」です。デメリットは、柱の位置が建物窓の前にあると、暗くなり中からの視界が悪くなります。
どのタイプがおしゃれでかっこいいか?
おしゃれなカーポートは「後方支持タイプ」で、たとえば以下。
- マイポート7【四国化成】(上画像)
- フォーグ【三協アルミ】(下画像)
- アーキフラン【リクシル】
とくに「マイポート7」は、個人的に日本一おしゃれなカーポートと思っています。雨風の吹き込みが気になると思いますが、マイポート7にはおしゃれなサイドパネルもあるのがすごいです!
後方支持タイプは片側支持より値段が高いですが、おしゃれなカーポートを設置したいなら「後方支持タイプ」をおすすめします。
5.【屋根のデザイン】2種類のメリットとデメリット
- アール型の屋根タイプ
- フラット型の屋根タイプ
- 屋根タイプの比較(どっちがいいの?)
アール型の屋根タイプ
アール型の屋根とは、形がなだらかなカーブ状になっている屋根のことです(ラウンドスタイルとも呼ぶ)。
デザインの見た目は柔らかく、優しい印象があります。ナチュラルモダンの住宅に合わせやすい屋根でしょう。
また、フラット型より少し価格が安いのがメリット。ただし、雨風の侵入はフラット型より多く、とくに屋根が高くなる頂上部分からの侵入が多くなります。
フラット型の屋根タイプ
フラット型の屋根とは、形がまっすぐの一直線状になっている屋根のことです。
スタイリッシュなデザインなので、モダンな住宅に合わせやすい屋根でしょう。
また、アール型より少し価格が高いのがデメリット。ただし、雨風の侵入はアール型より少なくなります。
屋根タイプの比較(どっちがいいの?)
2つの屋根タイプをまとめると以下。
アール型 | フラット型 | |
---|---|---|
値段 | フラットより安い | アールより高い |
強度 | フラットより強い | アールより弱い |
雨風の侵入 | しやすい | しにくい |
デザイン | ナチュラル | モダン |
メリット | どんな家にも合わせやすい | スタイリッシュな印象がある |
耐風圧や積雪などの強度に関して、目に見える数値でのちがいはありません。ただ経験的に、アール型のほうが強度が高いと感じています。
またどちらを選ぶかは、「あなたの好みで選びましょう」としか言えません(つまりどちらも正解)。ちなみに当社で施工するのは、アール型のほうが多いです。
屋根の形によるメリットデメリットはこちらです ⏬
カーポートのメリット15選🚗【デメリット17選の対策も解説します】
6.【屋根の素材】5種類の特徴+おすすめはどれ?
- ポリカーボネート(おすすめ素材★)
- FRP(繊維強化プラスチック)
- アルミ板
- ガルバリウム(スチール折板)
- 波板(プラスチック製と鉄製)
- 【屋根材の比較表】価格・強度・おしゃれ度を比較!
ポリカーボネート(おすすめ素材★)
ポリカーボネートとはプラスチックの一種で、衝撃に強い(ガラスのなんと200倍以上!!)・透明性が高い・燃えにくいなどの特徴があります。
最新のカーポート屋根材はこの「ポリカーボネート」が主流で、軽くて扱いやすいことから施工も簡単です。
また、有害な紫外線をほぼ100%カットでき、車内温度の上昇を抑える効果もあります。
FRP(繊維強化プラスチック)
FRPとは「Fiber-Reinforced Plastics」の略で、ガラス繊維を混合しより強度を高くした繊維強化プラスチックです。
上の画像を見るとガラスっぽい感じがあり、日光の反射などによりスジ状の模様が見える場合があります。
上記のポリカーポート性質+直射日光を拡散・防火性能が加わり、価格もポリカーボネートより高いです。
アルミ板
アルミニウムで作った屋根材は、まだ新しい屋根の素材です。
そのため、アムミ板が使われているカーポートの種類はまだ少なく、価格もポリカーボネートよりずっと高く設定されています。
メリットは、防火性があり直射日光を100%遮ること(大事な愛車を守る)。デメリットは、カーポート下が暗くなることです。
ガルバリウム(スチール折板)
スチール折板の素材はガルバリウム鋼板で、見ただけでわかる「高い強度」が特徴です。
また、耐荷重性・耐食性・遮熱性にすぐれていて、とくに雪が多く降る地域や風が通りやすい場所に設置されます。
デメリットは、見た目がゴツくおしゃれでないこと、カーポート下に光が届かず暗いことです。一般的な場所では、上記のポリカーボネート屋根材を使ったカーポートがおすすめで、種類が豊富でおしゃれなデザインが多くあります。
波板(プラスチック製と鉄製)
波板にはプラスチック製と鉄製(トタン屋根)の2種類があり、最新のカーポートではほとんど使われていません。
プラスチック製は塩化ビニルでできていて、軽くて扱いやすいですが壊れやすいです。また鉄製はトタン屋根としてよく使われ、長年使っているとサビてそこから雨漏りしてしまいます。
波板は「屋根が壊れたときの応急措置」として使い道があり、DIYでも簡単に扱えるのでおすすめです。
【屋根材の比較表】価格・強度・おしゃれ度を比較!
屋根材 | 価格 | 強度 | おしゃれ度 |
---|---|---|---|
ポリカーボネート | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
FRP(繊維強化プラスチック) | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
アルミ板 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
ガルバリウム(スチール折板) | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
波板(プラスチック製と鉄製) | ★ | ★ | ★ |
上の表が、5つの屋根材を比較した結果です(波板は論外ですが...)。
おしゃれ度とは、その屋根材が使われているカーポートのデザインを指しています。
一般的な地域ではポリカーボネート屋根材を選び、必要に応じてFRPやアルミ材にグレードアップしましょう。おしゃれなカーポートがそろっています。
スチール折板のカーポートは、あまりおしゃれではありません。積雪地帯や風の被害が受けやすい場所以外は、必要ありません。
カーポート屋根の詳細はこちらです ⏬
カーポートの屋根タイプは2種類&屋根材は5種類🚗【台風対策も解説します】
7.【メーカーの選び方】大手メーカーとホームセンター製
- プロがよく施工メーカーは4つ
- ホームセンター製のオリジナルとは?
- 大手メーカーとホームセンター製の比較
プロがよく施工するメーカーは4つ
当社が施工するメーカーは以下の4つです。
メーカー名 | 数 | 最安値と商品名 |
---|---|---|
リクシル | 8種類 | 233,500~(ネスカ) |
三協アルミ | 17種類 | 226,700~(カムフィエース) |
四国化成 | 17種類 | 272,000~(スマートポートR) |
YKKAP | 9種類 | 165,600~(ファクトポート) |
当社クローバーガーデンでは昔から「三協アルミ」を使っているので、三協アルミをもっともすすめます!(忖度じゃありませんよ)
なぜなら、種類が豊富でおしゃれな商品が多く、設置後のお客さまの評判も高いからです。また、わたしのような職人側の意見としては、施工がしやすく、施工要領書もわかりやすいのが助かります。
四国化成はおしゃれなカーポートが多く、とくに「カーポート7(セブン)」はものすごくカッコいいです。リクシルはネスカシリーズ、YKKはレイナポートグランが格安でおすすめできます。
三協アルミのカーポートはこちらです ⏬
三協アルミのカーポートは評判が良くおすすめ👍【20商品を比較しました!】
ホームセンター製のオリジナルとは?
最近のホームセンターはオリジナルカーポートを販売していて、1台用・2台用・折板屋根とバリーションが豊富です。
オリジナルカーポートがあるホームセンターは以下(代表的なカーポート名も)。
- 【カインズ】VICポートαII
- 【コーナン】プリオポート
- 【ナフコ】エコマリームポート
- 【コメリ】オリジナルカーポートV
- 【DCM】DCMセレクトカーポート
これらは片流れ1台用のカーポートと製品名です。他にもあるかもしれないので、近くにホームセンターがあれば足を運んでみてください。
大手メーカーとホームセンター製の比較
ホームセンターは上記5社の平均値、メーカーは代表して三協アルミで比較しています(1台用のみ)。
ホームセンターの平均 | 三協アルミ | |
---|---|---|
本体価格 | ¥86,460~ | ¥226,700~ |
工事費込み価格 | ¥119,993~ | ¥204,030~ (相場) |
耐積雪量 | 20cm | 20cm |
耐風圧強度 | 風速34m/s相当 | 風速38m/s相当 |
実物を見たい | 日本全国にある | ショールームは少ない |
耐久性(寿命) | 状況による | 状況による |
工事依頼のしやすさ | 引き分け | 引き分け |
ここから考えられる結論は以下。
※ 値段はホームセンターの圧勝!
※ 強度は大手メーカーの勝ち!
現場のプロとしては、やっぱりメーカー品を選んでほしいです。しかし予算が足りなかったら、ホームセンター製も検討してみてください。
メーカーとホームセンターの比較はこちらです ⏬
カーポート×ホームセンターとメーカーの比較🤔【おすすめはどっちかな?】
8.【色の選び方】外構デザインと合わせるのがポイント!
- どんな色があるの?
- どんな色を選べばいいの?
- 迷ったらシルバー系がおすすめ!
どんな色があるの?
たとえば、三協アルミのカーポートのカラーバリエーションは以下です。
- サンシルバー
- アーバングレー
- ダークブロンズ
- ブラック
- ホワイト
- ブロンズ
色はそれぞれのカーポートによって違います。またメーカーによっても少し色がちがい、呼び名も異なります。
ちょっと高級なカーポートには、木目調のカラーがプラスされておしゃれです。
どんな色を選べばいいの?
答えはズバリ以下。
統一感を持たせるのがポイント!
たとえば、住宅の窓サッシ・ドア・外壁などの色に合わせるのが一般的です。あるいは、外構エクステリア(機能門柱・フェンス・門扉など)の色に合わせてもいいでしょう。
逆に車の色に合わせる必要はなく、そこまで考えたらいつまでたっても色は決められません...
上画像の外構施工例はこちらです ⏬
ガラスブロック花壇のエクステリア工事👷【塀に変化をつけた施工例です】
迷ったらシルバー系がおすすめ!
「そう言われても、どの色を選んだらいいのか分からない...」という人いますよね?
迷ったら「シルバー系」がおすすめです(この文の背景のような色)。
なぜなら、「汚れが目立たない・傷が目立たない・自己主張がない」の3つの理由があるからです。カーポートを洗うのはめんどくさいので、忙しくて洗う時間がない人はシルバーカラーを選びましょう!
上画像の外構施工例はこちらです ⏬
スタイリッシュモダンな外構工事【埼玉県さいたま市中央区の施工例】
9.【耐風圧強度での選び方】風が通りやすい地域は注意!
- カーポート別の耐風圧強度
- 片側支持を設置するときの注意点
- サポート柱と屋根材ホルダーで対策
カーポート別の耐風圧強度
耐風圧強度とは、カーポートが耐えられる風圧力を「風速に換算した値」のことです。
たとえば、耐風圧強度の値が30m/s相当であれば、「風速30m/sに耐えられる強度」ということになります。ちなみに台風だと、33m/s以上になると「強い台風」と表現するようです。
1台用カーポートの形状で、耐風圧強度を表すと以下。
- 【片流れ】34 ~ 38m/s
- 【両支持】42 ~ 46m/s
ただ数字では分かりにくいですよね?
そこで風の影響を受けやすい地域なら、耐風圧強度が高い両支持のカーポートを選びましょう。たとえば、「沿岸部・田園地帯・高台の住宅地・ビル風が吹く場所」などで、設置する前にまわりの状況を確認してください。
片側支持カーポートの設置方法
片側支持のカーポートは値段が安いので、いちばん数多く施工されるタイプです。
シンプルな形状で柱も少なく、カーポート下が広くなるのがメリット。しかし、風の影響を受けやすいのがデメリットです。
そのため上の図のように、柱は建物と反対側に設置するのがおすすめ。建物側に柱があると、風であおられやすくなるからです。
サポート柱と屋根材ホルダーで対策
「カーポートは設置済みなので、後からできる対策はないの?」と思っている人いますよね?
それなら、オプションの「サポート柱」と「屋根材ホルダー(屋根パネルと上から押さえる部材)」がおすすめです。
サポート柱は片流れタイプに必須のオプションで、積雪対策にもなります。「じゃまくさいな...」と思うかもしれませんが、使わないときは見栄え良くかんたんに収納できます。台風や積雪がありそうな時だけ、サポート柱を出すだけです。
耐風圧強度は38m/s → 42m/sへと上昇します。
10.【積雪量での選び方】おすすめの強いカーポートを紹介
- あなたの地域は積雪量は?
- 積雪地帯ではない人への対策方法
- 積雪地帯におすすめのカーポート
あなたの地域は積雪量は?
雪の重さを甘くみてはいけません!カーポートに積もった2mの雪は、約10t(ミニバン5台分)の重さがあります。
当社クローバーガーデンは埼玉県さいたま市ですが、大雪になると「カーポートが壊れたから、助けて欲しい!」という問い合わせが増えます。上の図を見ても分かる通り、関東にある埼玉県は決して雪の多い地域ではありません。
北海道・東北・日本海側にお住いでカーポート設置を考えている人は、積雪地でも対応できるカーポートを選ぶ必要があります。
積雪地帯ではない人への対策方法
対策方法は以下の2つです。
- オプションのサポート柱をつける
- 両側支持タイプにする
もっとも安く一般的な1台用片流れカーポートには、オプションの「サポート柱(上の画像)」をつけましょう。また片側2本足より、4本足の両側支持タイプ(すぐ下の画像)の方が積雪に強いです。
積雪地帯におすすめのカーポート
積雪に強いカーポートは両側支持タイプで、たとえば以下。
- G1-R【三協アルミ】(上画像)
- ソルディーポート【リクシル】(下画像)
- ジーポートneo【YKK AP】
積雪や台風に強い「折板屋根(G-1【三協アルミ】)」は、柱や梁などの主要部材も強靭に作られています。最大積雪200cm、耐風圧最大46m/秒にも動じないカーポートです。
またソルディーポートは、ポリカーボネート屋根材ではカーポート下が暗くならず(折板屋根は暗い)、しかもおしゃれなデザインをしています。そのかわり、最大積雪と耐風圧はG1-Rに劣ります。
1台用カーポートはこちらです ⏬
1台用のおすすめカーポート20選🚗【工事費込み価格の相場も分かりますよ!】
11.【オプションの選び方】カーライフがもっと楽しくなる
いちばん付けてほしいオプションは「サポート柱」ですが、すでに紹介しました。
そこで、サポート柱以外のおすすめオプションを3つ紹介します。
- 【サイドパネル】雨風の吹き込み防止になる
- 【物干しセット】カーポート下に洗濯物が干せる
- 【照明】夜でも明るく車の駐車がしやすくなる
【サイドパネル】雨風の吹き込み防止になる
サイドパネルとは、カーポートの側面につけるパネルのことで、屋根パネルと一体になります。
上の画像はサイドパネルを2段につけたものですが、1段仕様もでき、DIYでも設置可能です。デメリットは、カーポート内が暗くなること。
サイドパネルをつけるメリットは、以下の3つ。
- 雨の吹き込み防止
- 目隠し効果
- 暑くない
目隠し効果があるのもメリットで、車の乗り降り時、隣人の視線をカットできます。人の目を気にせず、子供の世話などがゆっくりできますよ!
【物干しセット】カーポート下に洗濯物が干せる
実はカーポート下は最高の「物干し場」で、洗濯物が屋根パネルのおかげで雨に濡れません。
オプションの「竿掛けセット」は2種類あり、上から吊り下げるタイプ(高さ調整できる)と柱に取り付けるタイプ(収納できる)があります。どちらも邪魔になりません。
また、カーポート下は風が通りやすく、洗濯物がすぐに乾きます。リビングにある大きなカーペットやじゅうたんも、広げて干せるのでとても助かりますね。
【照明】夜でも明るく車の駐車がしやすくなる
カーポート内が明るく照らされれば、柱に車をぶつけることがなくなります(だれでもぶつけた経験があるはず...)。
カーポートに取り付ける照明は2種類あり、梁と柱の2箇所に設置可能です。
大事なことは「センサーつき」の照明を設置することで、車の気配を感じたら照明がつくようになります。これで、柱に車をぶつける心配がなくなりますね!
カーポートオプションの詳細はこちらです ⏬
カーポートのオプション部品おすすめ13選🚗【後付けってできるの?】
【心配なし】あなたの愛車に合うカーポートは絶対ある!
あなたにぴったりのカーポートは絶対見つかります!
その理由は以下。
- 幅広くサイズが用意されている
- かっこいいカーポートがいっぱいある
- 敷地に合わせたオーダーメイドができる
最新のメーカー品はどれもおしゃれで、ひと昔前のダサいカーポートはもうありません。もしサイズが見つからなくても、業者に頼めば敷地に合わせた加工ができるので大丈夫!
覚えておいて欲しいのは、「私にぴったりのカーポートはあるのかな?」と悩む必要はまったくないということです。
つまり「あなたが欲しいカーポートは絶対見つかる!」ということで、まず好きなデザインを見つけてから詳細を確認しましょう。
おしゃれなカーポートはこちらです ⏬
おしゃれなカーポート15選🚗【プロおすすめの安い種類もあり!】
まとめ
この記事では、カーポート選びについて現役のプロがアドバイスしました。いかがだったでしょうか?
カーポートは種類が多いので、選ぶのはすごく大変です...しかしひとつずつ項目を分けて選んでいけば、ストレスなくぴったりのカーポートが見つけられるでしょう。
サイズや種類はたくさん用意されているので、悩む必要はありません。
とりあえずいろんなカーポートを見てみて、そのあと予算に合わせて判断しましょう。
すぐ下の関連ページで「おしゃれなカーポート・カーポートのメリットデメリット・カーポートで後悔しないヒント」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、カーポート×選び方のコツ11選🚗【種類やサイズ選びのポイントを解説!】…という話題でした。
更新:2024年07月04日|公開:2022年05月09日