コニファーおすすめ20種類🌲【比較表-ランキング-庭の設計ポイントも解説♪】
【更新日】2024.07.10.
最近は洋風の庭づくりに、コニファーを取り入れようと考える人が増えています。しかし、「そもそもコニファーってどんな木なの?」「おしゃれなコニファーはどんな種類?」「目隠し用の種類はどれ?」「寒い場所でも植えられるの?」「剪定の方法や時期はどうなの?」など、多くの疑問や不安が浮かびます。
そこでこの記事では、コニファーの基本的な特徴から始めて、洋風の庭に最適なおすすめの20種類を紹介。さらに、植えた後の適切な剪定方法や育て方についても、シンプルかつ分かりやすく解説しました。
記事を最後まで読めば、どのコニファーを選べばよいか迷うことなく、自宅の庭を素敵に彩ることができるでしょう。コニファーを通じて、あなたの庭が一段と魅力的に変わること、間違いなしですよ😊
このページの内容
当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
コニファーとは?
- コニファーとは?
- コニファーの特徴
- コニファーは使いやすい
コニファーとは?
コニファー (Conifer) とは、針葉樹の総称です。
厳密には、裸子植物が丸みを帯びた実を付けることからコニファーと呼ばれます。一般的には、外来種を中心とした園芸用の品種をさすことが多いです。
ヨーロッパの庭園では、刈り込んで動物や鳥を作る「トピアリー」によく使われます。
コニファーの特徴
コニファーの樹形には、円錐形・狭円錐形・ロケット形・球形・半球形・匍匐系などがあります。
また、葉色は緑の単色だけでなく、青・黄・銀色がかった独特の雰囲気をかもし出す種類も豊富です。
コニファーにはマツ科・トウヒ属・ヒノキ科・クロベ属・ホソイトスギ属・ビャクシン科などがあり、樹形や性質、生長の速度を把握して、その特色をうまく引き出すように植えましょう。
コニファーは使いやすい
最近の住宅は、和風というよりも洋風化の傾向が強く、使う樹種も難しくなってきています。
そこで、これら洋風住宅にマッチするのがコニファーで、ガーデニングブームに乗っかりよく植えられるようになりました。
現在は多種多様なコニファー類がかんたんに手に入り、とくに低木とうまく組み合わせると、雰囲気の良い庭づくりができます。
庭の設計ポイントと使い方5選
- コニファーガーデンの設計ポイント
- カーブさせて並べるのがおしゃれ!
- コニファーの使い方5選
コニファーガーデンの設計ポイント
コニファーを主体とした庭の設計ポイントは、樹形・葉の色・木の高さを計画的に組み合わせることです。
たとえば、中心となる木(シンボルツリー)を奥に植えたら、それに添わせて高さや色を考えながら、コニファーを植えていきます。
またコニファーガーデンの特色は、整然とした規則正しい美しさです。常緑樹のコニファーと落葉樹との取り合わせも、素敵な雰囲気を作り出します。
カーブさせて並べるのがおしゃれ!
最近のコニファーのトレンドは、庭を形づくるようカーブさせて並べて植えることです。
以前はカイヅカイブキ・イヌマキ・サワラなどがよく使われましたが、昨今はエレガンティシマ・コノテガシワ・スカイロケット・ニオイヒバなどが主流となってきました。
また、コニファーの中には地面をはう種類も多く、斜面などのグランドカバーとしても使われています。例えば、ハイビャクシン・ハイネズ・サンゴールド・フィリフェラオーレアなどが地被として使われています。
コニファーの使い方5選
コニファーの使い道はいろいろあり、以下5つほど紹介します。
- 目隠し用の生垣
- シンボルツリー
- グランドカバー
- コンテナガーデン
- 芝生との相性は抜群!
目隠し用の生垣
コニファーは常緑樹なので、もともと目隠し用の生垣としてよく利用されてきました。
生垣として使用する場合は、同じ種類のコニファーを並べるとおしゃれになります。樹形が美しい円錐形で、刈り込みにも耐える種類がおすすめです。
シンボルツリー
洋風のシンボルツリーが植えたいなら、コニファー類から選ぶとかんたんです。
庭に1本のコニファーがあるだけで、庭の雰囲気を引き締まったものにしてくれます。選び方によって庭のイメージを大きく変えることができるでしょう。
シルバー系やブルー系のコニファーがおしゃれで、低木以上の種類を選びましょう。
グラウンドカバー
這性の種類や矯性の種類を利用し、グラウンドカバーとして利用することもあります。
たとえば、ヒノキの仲間の「フィリフェラオーレア」は、目を引く黄色の葉が特徴的で、個性的なグラウンドカバーとしても人気です。
コンテナガーデン
コンテナガーデンは、高さと変化を出すツールとしてよく使われます。
草花と一緒に植えることによって、寄せ植えの高低差をうまく利用できるのがメリット!また素焼き・ワイン樽・磁器など、どんなコンテナとも相性がよく、すてきなコニファーガーデンが楽しめます。
芝生との相性がバツグン!
コニファーは種類によって、冬にくすんだ色になったり、褐色になったりする種類もあります。しかし、大部分は緑色を維持します。
そこで、冬に枯れ葉色となる暖地型の芝(コウライシバなど)と組み合わせることで、冬の芝庭に彩りを加えることができるでしょう。
また、芝生面に広葉樹のような葉が落ちることもないので、冬の手入れも手間がかかりません。つまりコニファーは、庭の植栽には一年中しっくりきます。ヒノキ科のものなら、樹の香りも楽しむこともできます。
おすすめコニファー20種類の一覧・図鑑
- 【シルバー系】おしゃれなコニファー4選
- 【鉢植え】おすすめコニファー3選
- 【目隠し】おすすめコニファー3選
- 【低木】大きくならないコニファー4選
- 【生垣】おすすめコニファー3選
- 【グランドカバー】おすすめコニファー3選
お待たせしてすみません!
それではシルバー系の「おしゃれなコニファー」から解説していきます。
【シルバー系】おしゃれなコニファー4選
- 【ブルーアイス】美しいシルバーの葉
- 【シルバースター】鉢植えにおすすめのシルバー系
- 【ブルーバード】葉裏がシルバーのコニファー
- 【コロラドモミ】北米ではクリスマスツリーに利用
【ブルーアイス】美しいシルバーの葉
分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ホソイトスギ属
ブルーアイスは葉にシルバーのワックスがあるため、すごく美しい銀白色のコニファーです(柑橘系の香りがある)。ただし、このワックスは雨風ではがれ落ちるので、少しずつ緑色が強まります。
樹形は広円錐形で、幹は上へまっすぐ伸び、枝は斜め上へ広がるのが特徴です。成長は早く年間30cmぐらい伸びます。
耐陰性が弱く日陰には向かないので、日がたくさん当たる場所へ植えましょう。耐寒性はややあるので、東北南部~九州にかけて植栽できます。
【シルバースター】鉢植えにおすすめのシルバー系
分類:常緑中低木
科属:ヒノキ科ヒノキ属
シルバースターはエルウッディとも呼ばれ、鉢植えとして人気があります。
葉っぱは青みがかった緑色で、柔らかい触り心地が特徴です。欧米では地植えに使われますが、雨の多い日本では庭植えには向きません。
耐寒性が強く、北海道南部~九州にかけて植栽が可能です。また1年で30cm以上のびるので、夏に全体的に狩り込み剪定をするとコンパクトに維持できます。
【ブルーバード】葉裏がシルバーのコニファー
分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ヒノキ属
ブルーバードはボールバードとも呼ばれ、銀色の丸みのある葉っぱが美しいコニファーです。
樹形は円錐形となり、冬でも葉色はあまり変わりません。年間30cmぐらい伸びます。
耐陰性があるので半日陰でも元気に育ち、萌芽力が強いので剪定もカンタンです。耐寒性が強いので、東北北部~九州にかけて植栽できます。
【コロラドモミ】北米ではクリスマスツリーに利用
分類:常緑中高木
科属:マツ科モミ属
コロラドモミはコンコロールモミとも呼ばれ、北米ではクリスマスツリーとしてポピュラーです。
よく植えられるのは園芸品種の「カンディカンスやバイオレシア」で、樹高が5~8mぐらいまで生長します。葉っぱはシルバーで葉触りがやわらかく、樹形はきれいな円錐形です。
寒さに強いので、北海道南部~九州まで植栽ができます。柑橘系の香りあり。
【鉢植え】おすすめコニファー3選
- 【エメラルド】もっともポピュラーなコニファー
- 【ヨーロッパトウヒ】クリスマスツリーの定番!
- 【ゴールドクレスト】黄金に輝くおしゃれなコニファー
【エメラルド】もっともポピュラーなコニファー
分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科クロべ属
エメラルドはスマラグとも呼ばれ、日本でもっともポピュラーなコニファーです。
葉っぱは光沢のあるきれいな濃い緑色で、冬はややベージュ色になります。枝葉からは甘い香りがし、まるでトロピカルフルーツのようです。年間20cmぐらい伸びます。
耐寒性が強いので、北海道南部~九州まで植栽可能です。シンボルツリーや生垣にもよく使われます。
【ヨーロッパトウヒ】クリスマスツリーの定番!
分類:常緑中高木
科属:マツ科トウヒ属
ヨーロッパトウヒの別名はドイツトウヒで、ヨーロッパではクリスマスツリーとしてなじみ深いコニファーです。
生長はすごく早く年間60cm伸びるので、夏の剪定作業が欠かせません。針葉は細かい緑色で、やや光沢があります。
耐寒性がとても強いので、北海道~九州まで日本全国で植栽可能です。
【ゴールドクレスト】黄金に輝くおしゃれなコニファー
分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ホソイトスギ属
ゴールドクレストはモントレーイトスギの園芸品種で、あざやかな黄金色の葉色が人気です。
ガーデニングブームでコニファーに注目が集まるころ、海外産コニファーの代表格がゴールドクレストでした。明るいイメージが洋風の庭にぴったりで、よく植えられました。しかし生育が旺盛(年間70cmも伸びる!)なので、今では鉢植えで管理することが多いです。
耐陰性がやや強いので、半日陰でも育ちます。また耐寒性は弱いので、関東~沖縄で植栽が可能です。地植えでは倒れやすく、雨や夜露に濡れると病気になりやすい傾向があります。
【目隠し】おすすめコニファー3選
- 【イチイ】昔から目隠しに使われてきた庭木
- 【サルフレア】緩やかな生長が魅力
- 【エレガンテシマ】シンボルツリーにもぴったり!
【イチイ】昔から目隠しに使われてきた庭木
分類:常緑中高木
科属:イチイ科イチイ属
イチイは日本全国に分布する常緑針葉樹で、和風の庭木として昔からよく植えられています。
秋に直径1cmほどの赤い実がなり、鑑賞価値が高いです。仮種皮は熟すと甘く食べられますが、中の種には毒があるので注意しましょう。
耐寒性は強いので、北海道南部~九州で植栽が可能です。また耐陰性もやや強いので、いろんな場所に植えられるのがメリット。年間30cmほど伸びます。
【サルフレア】緩やかな生長が魅力
分類:常緑中低木
科属:ヒノキ科ホソイトスギ属
サルフレアの別名はアリゾナヒバで、主幹はまっすぐ上へ・枝は斜めに伸び、きれいな樹形になります。
葉っぱは黄色~乳白色で美しく、冬でも変色しないのが特徴です。年間20cmほどしか伸びず、緩やかな生長をします。
寒さに弱いので、暖地向き(東北南部~九州で植栽可)のコニファーです。
【エレガンテシマ】シンボルツリーにもぴったり!
分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科コノテガシワ属
エレガンテシマの樹形は円錐形で、葉が平たくほかの枝葉と平行に伸びるコニファーです。
葉っぱは新芽のときは、鮮やかな黄金色から黄緑色へ変わり、冬は褐色へと変化します。シンボルツリーや目隠し用の生垣にぴったりです。
寒さに強いので北海道でも植えられ、半日陰でも元気に育ってくれます。萌芽力が強く刈り込みにも耐え、年間30cmぐらい伸びます。
【低木】大きくならないコニファー4選
- 【ブルーカーペット】大きくならない低木
- 【ハイビャクシン】手間のかからない低木
- 【キャラボク】耐寒性が強く日本全国で植栽可
- 【ナナグラシリス】かわいい矮性品種のコニファー
【ブルーカーペット】大きくならない低木
分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属
ブルーカーペットは常緑低木樹で、樹高は1mほどにしか生長しない手入れが楽なコニファーです。
枝は放射状に広がって伸び、直径2~3mに生え広がります。葉っぱは春~秋にかけては青緑色、冬は茶褐色に変化するのが特徴です。
耐寒性が強いので、日本全国で植栽できます。コンパクトに維持できるので、盆栽にも利用されるほどです。
【ハイビャクシン】手間のかからない低木
分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属
ハイビャクシンは盆栽によく使われるイブキの変種で、樹高は1mほどで大きくならない常緑低木です。
枝は放射状に這って広がり、直径2~3mぐらいまで広がります。葉色は青緑色で、一年中変化しないのが特徴です。年間30cmほど伸びます。
耐寒性が強いので、日本全国で植栽可能です。海岸の崖地や砂地に生える海浜植物で、長崎県壱岐市勝本町の「勝本のハイビャクシン群落」は天然記念物に指定されています。病気にも強い!
【キャラボク】耐寒性が強く日本全国で植栽可
分類:常緑低木
科属:イチイ科イチイ属
キャラボクはイチイの変種で、低木で育てやすいのは園芸品種の「キンキャラ」です。
キンキャラはキャラボクよりひとまわり小さく、樹形は半球系になります。新葉は黄金色ですごく美しく、年月が経つにつれ緑色に変化するのが特徴です。
耐陰性があり半日陰でも育ちます。しかし、日当たりが悪く窒素肥料が多いと、きれいに黄金色にならないので注意しましょう。
【ナナグラシリス】かわいい矮性品種のコニファー
分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ヒノキ属
ナナグラシリスは低木で、欧米のドワーフ・コニファーガーデンではよく見かける人気コニファーです。
ヒノキの矮性品種で、樹形は円錐形。葉っぱは一年中濃い緑色で、冬になっても変化しません。年間10cmほど伸びます。
狭い場所の庭木やロックガーデンにぴったりで、洋風の花壇に欠かせないコニファーです。耐寒性が強いので、北海道南部~九州まで植栽できます。
【生垣】おすすめコニファー3選
- 【スカイロケット】スリムでおしゃれな樹形
- 【ゴールドライダー】生垣にすごく向いているコニファー
- 【ヨーロッパゴールド】黄金色に輝くコニファー
【スカイロケット】スリムでおしゃれな樹形
分類:常緑中低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属
スカイロケットは昔から人気のあるコニファーで、すらっとしたロケット型の樹形です。
生垣用のコニファーとしてもよく植えられ、おしゃれな目隠しのある庭が作れます。葉色は青緑色で、冬になるとやや褐色になるのが特徴です。
デメリットは老木になると樹形が乱れ、すらっとしたロケット型が維持しにくくなることです。年間30cmほど伸びるので、夏に全体的に刈り込む剪定をしましょう。
【ゴールドライダー】生垣にすごく向いているコニファー
分類:常緑高木
科属:ヒノキ科レイランドヒノキ属
ゴールドライダーはレイランドヒノキの園芸品種で、黄金葉がかっこいいコニファーです。
黄金色は日当たりが良いとより美しくなり、とくに冬は全体が鮮やかに輝いて見えます。ボリュームを出しながら、管理するのがポイント!
夏でも株内部が蒸れにくいので、とても生垣に向いている品種です。萌芽力が強く、強剪定にも耐えられます。また、シンボルツリーとして植えることも多いです。
【ヨーロッパゴールド】黄金色に輝くコニファー
分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科クロベ属
ヨーロッパゴールドは季節感が楽しめる木で、葉色がおしゃれに変化するコニファーです。
春は黄金色 → 夏は黄緑色 → 秋冬はオレンジ色に変化します。美しい色を楽しむなら、日当たりの良い場所へ植えましょう。
耐寒性が強く、北海道南部~九州まで植栽可能です。萌芽力が強く年間30cmほど伸びるので、生垣にすごく利用しやすいでしょう。
【グランドカバー】おすすめコニファー3選
- 【マザーローデ】どんな凸凹でも使えるコニファー
- 【ブルースター】おしゃれなブルー・シルバー系統
- 【フィリフェラオーレア】一年中黄金に輝くコニファー
【マザーローデ】どんな凸凹でも使えるコニファー
分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属
マザーローデはほふく性のコニファーで、美しい緻密なグランドカバーを作りたいならこれがおすすめです。
枝は放射状に伸び(1~1.5mほど)、凹凸でもその場所に沿ってきれいに這い広がります。葉色は春から秋にかけて黄金色、冬はオレンジ色に輝くのが特徴です。
夏の西日を避けて植えるのがコツで、風通しの良い場所に植えましょう。年間20cmぐらい伸びます。
【ブルースター】おしゃれなブルー・シルバー系統
分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属
ブルースターはグランドカバー用のコニファーで、樹高30~50cmで直径1mほどで広がっていきます。
葉っぱぱおしゃれなシルバー・ブルー系統で、冬はやや紫を帯びる色合いが渋いです。日当たりを好むので。日陰での植栽は避けましょう。
耐寒性が強く、日本全国で植栽できます。生長はとても遅く、年間10cmぐらいしか伸びません。
【フィリフェラオーレア】一年中黄金に輝くコニファー
分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ヒノキ属
フィリフェラオーレアは糸状に柔らかい枝が伸び、低く刈り込んでグランドカバーによく利用されるコニファーです。
一年中きれいな黄金色をしているのが魅力で、冬はオレンジ色を帯びた美しい色に変化します。成長すると程よく立ち上がるので、頻繁に刈り込むようにしましょう。
耐寒性が強いので、日本全国で植栽できます。剪定時期は萌芽前と夏で、全体的に刈り込まないと大きくなるので、注意してください。
おすすめコニファー20種類の比較表
コニファー名 | 分類 | 樹高 | 耐陰性 |
---|---|---|---|
ブルーアイス | 常緑中高木 | 8m | ★☆☆ |
シルバースター | 常緑中低木 | 2~3m | ★☆☆ |
ブルーバード | 常緑中高木 | 5~7m | ★★☆ |
コロラドモミ | 常緑中高木 | 5~8m | ★☆☆ |
エメラルド | 常緑中高木 | 3~5m | ★☆☆ |
ヨーロッパトウヒ | 常緑中高木 | 20m | ★☆☆ |
ゴールドクレスト | 常緑中高木 | 10m | ★★☆ |
イチイ | 常緑中高木 | 10m | ★★☆ |
サルフレア | 常緑中低木 | 4~5m | ★☆☆ |
エレガンテシマ | 常緑中高木 | 5~6m | ★★☆ |
ブルーカペット | 常緑低木 | 1m | ★☆☆ |
ハイビャクシン | 常緑低木 | 1m | ★☆☆ |
キャラボク | 常緑低木 | 1m | ★★☆ |
ナナグラシリス | 常緑低木 | 1.5m | ★☆☆ |
スカイロケット | 常緑中低木 | 4~5m | ★☆☆ |
ゴールドライダー | 常緑高木 | 4~6m | ★☆☆ |
ヨーロッパゴールド | 常緑中高木 | 4~6m | ★☆☆ |
マザーローデ | 常緑低木 | -m | ★☆☆ |
ブルースター | 常緑低木 | 0.3~0.5m | ★☆☆ |
フィリフェラオーレア | 常緑中高木 | 4~5m | ★☆☆ |
★★★:強い|★★☆:普通|★☆☆:弱い
※それぞれのコニファーには、このページ内の詳細にリンクしています。
庭職人歴20年のプロが作った個人的ランキングBEST3
1位のブルーアイスは最近トレンドのシルバー系コニファーで、柑橘系の爽やかな香りを持つ樹木です。
2位のエメラルドすごくポピュラーなコニファーで、鉢植えやシンボルツリーとして楽しみましょう。
3位のヨーロッパゴールドは黄金色の葉っぱが美しく、生垣に利用するのがおすすめです。
【コニファーの剪定】剪定時期は初春と夏
- 剪定時期:春(萌芽前)と夏
- 剪定方法:ハサミやトリマーで刈り込む
剪定のコツ
剪定適期は、萌芽前の3~4月と夏の7~9月ごろです。
全体的に刈り込むのがポイントで、コニファーがもっとも美しく見える「円錐形」に仕上げましょう。
初春は強めの剪定(強剪定)がおすすめで、夏は樹形を整える剪定をします。また樹形を乱すような枝があったら、手でプチっとちぎり取りましょう。これは一年中できます。
大きくなりすぎた時は...
コニファー類は生長速度が速く、年間30~50cmほど伸びる種類もあります。
数年でびっくりするほど大きくなるので、そうなったら思い切って主幹を切ってしまいましょう。これを「芯止め」と呼びます。
芯止めは樹木にとって「大ケガ」したようなものなので、保護剤(癒合剤)を必ず塗るのがポイントです。そうすれば、切断面から病原菌が侵入することが防げ、枯れる心配がなくなります。
【コニファーの育て方】寒さに強い樹木
- 植栽適地:ほぼ日本全国
- 生長スピード:★★★ 速い
- 日照:★☆☆ 日なた
- 土壌の質:砂壌土
- 土壌の乾湿:★★☆ 普通
- 根の深さ:★★☆ 普通
- 耐寒性:★★★ 強い
- 耐陰性:★☆☆ 弱い
育て方のポイント!
コニファー類は一般的に寒さに強いので、北海道より南の地域なら植栽ができます。
日陰に弱いので、日当たりの良い場所へ植えるのがポイントです。コニファーの魅力である美しい葉色も、日が当たらないときれいな色になりません。
植付け、移植(植え替え)
植えつけ適期は、2~4月ごろです。
西日の当たらない日なたで、肥よくで水はけのよい場所に植えましょう。
水やり
庭植えは夏季に晴天が続き、ひどく乾燥している場合を除き必要ありません。
鉢植えは鉢土の表面が乾いたらたっぷり与え、冬季は控えめにしましょう。
肥料
毎年2月ごろに、寒肥(かんごえ)として緩効性肥料を施しましょう。
増やし方
挿し木か取り木でふやすのが一般的です。
挿し木のポイント
挿し木のメリットは、親木と同じ性質を受け継ぐ樹木を作れることです。
挿し木の適期は、6~7月(春の枝を使う)ごろです。
充実した元気の良い枝を選び、葉を数枚残し10cmくらいの長さに切り挿し穂を作ります。切り口は斜めにし、水を入れたコップに数時間つけ水あげします。これは発根を促す目的があります。
植木鉢に鹿沼土を入れ、挿し穂を半分ぐらいの深さまでさします。直射日光を避け、半日陰で管理しましょう。
鉢上げは、翌年の3~4月ごろが適期です。
取り木のポイント
取り木の適期は4~8月ごろです。
新梢から勢いのあるものを選び、枝の周りを3~4カ所ナイフで削ります。ビニール袋をとり木する場所のすぐ下で結び、そこへ水につけておいた水ゴケを軽く絞り、切り口に巻きます。
発根(4~5カ月)したら根の下で丁寧に切り離し、ビニール袋と水ゴケを取り除きます。
最後に、植木鉢に赤玉土と腐葉土を混ぜたものを入れ、そこに植えつけましょう。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- おすすめのコニファー20種類
- 比較表+プロが作ったランキング
- コニファーの剪定と育て方
以上の3つです。
この記事では、コニファーの特徴を解説し、おしゃれなコニファーおすすめ20種類を紹介しました。いかがだったでしょうか?
コニファーは1本植えるだけで、洋風の雰囲気が出せるおしゃれな庭木です。とくに、シルバー系やブルー系の葉色を持つ種類が人気で、シンボルツリーとして植える人もたくさんいます。
和風じゃない家をお持ちの方で、洋風の庭をつくりたいなら、ぜひコニファーを植えてみてください!
すぐ下の関連ページで「おしゃれなシンボルツリーTOP10・ロックガーデンの作り方・庭づくりのアイデア」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
このページを読んだ人はこちらもオススメ!
以上、コニファーおすすめ20種類🌲【比較表-ランキング-庭の設計ポイントも解説♪】…という話題でした。
更新:2024年07月10日|公開:2021年02月24日