持て余す広い庭の活用施工例【防球ネットで子どもが遊べる450万円の庭工事】
【更新日】2026.04.28
広い庭があっても、使い道が決まらないまま持て余してしまう家庭は少なくありません。
庭が広いほど、どこを舗装し、どこを遊び場にし、どこに収納や駐車スペースを置くかで悩みやすくなります。とくに子どもがボール遊びをする庭では、舗装だけでなく、防球ネットや境界まわりの安全対策も必要です。
そこでこの記事では、持て余す広い庭を子どもが遊べる外構に変えた450万円の施工例をもとに、庭の活用方法、防球ネット、ウッドデッキ、カーポートまで含めたレイアウトの考え方を紹介します。
【LIXILエクステリアマイスター】埼玉県生まれ。国士舘大学卒業後、大手ハウスメーカーの外構部門で10年間経験を積み、当社へ入社。異業種とのコミュニケーションも大切にしながら、新しい視点を活かしたデザイン提案を心がけている。お客さま目線を大切にするため、現場作業にも積極的に参加。娘とルパンをこよなく愛する、1児の父。
- 【デザイナー】菅間 克己
- 【施工地域】埼玉県行田市Kさま邸
- 【工事種類】庭ガーデン工事
- 【デザイン】シンプル
- 【スタイル】オープン
- 【工事費用】450万円
- 【竣工日】2023年3月
- 【施工期間】4週間
1. 持て余す広い庭の活用施工例

道路から見た広い庭
この施工例は、貸し駐車場として使っていた広い敷地を、子どもが遊べる庭へ変えた外構工事です。
広い庭は余白がある分、使い方を決めないと持て余しやすい場所です。この現場では、4人のお子さまが安全に遊べるように、庭の舗装、防球ネット、ウッドデッキ、物置、サイクルポート、カーポートまでまとめて整えました。埼玉県行田市の住宅で、工事費用は450万円、施工期間は4週間の施工例です。
- 貸し駐車場を庭に変える
- 子どもが遊べる場所をつくる
- 庭と駐車場をまとめて整える
広い庭は、何でもできる反面、何を優先するかを決めないと費用も管理も増えやすくなります。大切なのは、遊ぶ場所、片付ける場所、車を停める場所を分けることです。この施工例では、子どもの遊び場を中心に、家族が使いやすい外構へ整理しています。
デザイナーのコメント
はじめは敷地が広すぎて、どう配置しようか迷いました。
しかし、お客さまとお話をしていく中で、子ども4人だけでも安全に敷地内で遊べるように、家から子どもたちの様子が見えるようにと、配置が決まっていきました。
何のために庭を活用するかがポイントです。今回は庭と共に、子どもたちの成長を見守っていける、いい空間になったと思います。
2. 子どもが遊べる広い庭
広い庭を子どもの遊び場にするなら、最初に考えたいのは安全に動ける平らな余白です。
この庭では、余計な構造物を増やさず、子どもが自由に走ったりボール遊びをしたりできるスペースを広く取りました。全面を土間コンクリートにすると費用が大きくなるため、使う場所に合わせて土間コンクリートと砂利舗装を分けています。
2-1. 土間コンクリートと砂利舗装
広い庭では、舗装をすべて同じにせず、使う場所に合わせて素材を分けることが大切です。
ボール遊びをする場所は、平らで動きやすい土間コンクリートが向いています。一方で、あまり歩かない場所まで全面コンクリートにすると、工事費用が上がりやすくなります。そこで、必要な部分をしっかり舗装し、それ以外は砂利で整えました。
- 遊ぶ場所を土間で固める
- 使わない場所を砂利で整える
- 広い庭の費用を抑える
広い庭は、すべてをきれいに仕上げようとすると予算が膨らみます。けれど、使う場所と使わない場所を分ければ、費用を抑えながら管理もしやすくなります。雑草対策も含めて、舗装範囲を決めることが大切です。
2-2. ボール遊びできる余白
子どもが遊ぶ庭では、遊具を増やすより、自由に使える広い余白を残すほうが長く使えます。
この庭は、バスケットボールだけでなく、さまざまなボール遊びができる広さを確保しています。子どもは成長とともに遊び方が変わるため、作り込みすぎない庭のほうが使い方に幅が出ます。親が整えるべきなのは、遊びを決めることではなく、安全に遊べる環境です。
- ボール遊びできる広さを残す
- 遊び方を固定しすぎない
- 安全に動ける庭にする
広い庭に何かを置きたくなる気持ちは自然です。けれど、子どもが遊ぶ庭では、物が少ないことも価値になります。走る、投げる、休むという基本の動きがしやすい庭は、家族にとって使いやすい庭になります。
3. ウッドデッキと収納スペース
遊べる庭には、動く場所だけでなく、休む場所と片付ける場所も必要です。
この施工例では、庭にウッドデッキを設け、駐車場の奥には物置とサイクルポートを配置しました。子どもが遊ぶ庭を散らかさず、大人も庭でくつろげるように、周辺の使い勝手まで整えています。
3-1. 3段仕様のウッドデッキ

3段仕様のウッドデッキ
- 【ウッドデッキ】三協アルミ「ひとと木2」
ウッドデッキは、広い庭に家族が休める居場所をつくってくれます。
この庭では、3段仕様のウッドデッキを施工しました。子どもが遊ぶ合間に腰掛けたり、大人が庭を眺めながらくつろいだりできる場所です。BBQや外遊びの休憩にも使いやすく、庭で過ごす時間を増やしてくれます。
- 庭に休憩場所をつくる
- デッキで外時間を楽しむ
- 家族が集まる場所を設ける
広い庭でも、座る場所がないと長く過ごしにくくなります。遊ぶための舗装だけでなく、見守る場所や休む場所をつくることが大切です。ウッドデッキがあると、庭が遊び場だけでなく家族の居場所になります。
3-2. 物置とサイクルポート

物置とサイクルポートを設置
- 【物置】タクボ「グランプレステージ」
- 【サイクルポート】三協アルミ「カムフィエース」
広い庭をきれいに使うには、遊び道具と自転車の置き場所を決めておくことが大切です。
駐車場の奥には、物置とサイクルポートを設置しました。サイクルポートがあると自転車が雨に濡れにくく、置き場所の目安にもなります。物置には子どもの遊び道具をしまえるため、庭が散らかりにくくなります。
- 物置に遊び道具をしまう
- サイクルポートに自転車を置く
- 庭を片付けやすくする
広い庭は、収納を考えないと物が増えて乱れやすくなります。片付ける場所があれば、子どもも道具を戻しやすくなります。遊べる庭ほど、収納計画まで入れておくと使いやすくなります。
ウッドデッキと自転車置き場の施工例はこちら ⏬
埼玉県のウッドデッキ施工例【費用相場とおしゃれな庭デッキデザイン】
埼玉県の自転車置き場施工例【費用相場とおしゃれなサイクルポート】
4. 防球ネットのある庭
ボール遊びをする庭では、楽しさだけでなく、隣地への飛び出し対策も欠かせません。
この施工例では、バスケットゴールを設置する予定の場所に合わせて、高さ4mの防球ネットを施工しました。子どもが思いきり遊びやすくなるだけでなく、近隣への配慮にもつながる外構です。
4-1. 高さ4mの防球ネット
高さ4mの防球ネット
- 【防球ネット】カインズホーム「単菅パイプとネット」
防球ネットは、子どものボール遊びに安心感を足す設備です。
この庭では、高さ4mの防球ネットを設置しました。防球ネットの前にバスケットゴールを置く予定で、ボールが隣地へ飛んでいくのを防ぐことが目的です。材料はホームセンターで調達できる単管パイプとネットを使っています。
- 高さ4mのネットを立てる
- バスケットゴール前を守る
- ボールの飛び出しを防ぐ
高さ4mの防球ネットは、DIYでは難しい場合があります。風の影響や支柱の固定も考える必要があるからです。小さな範囲なら自分でできることもありますが、高さが出る場合は安全性を優先することが大切です。
4-2. 隣地に配慮したボール遊び
庭でボール遊びをするなら、隣地へ迷惑をかけない工夫が必要です。
防球ネットがあると、ボールが隣へ飛ぶ不安を減らせます。完全な壁ではないため、圧迫感が出にくく、日当たりも大きく遮りません。ネットなら風も抜けやすく、広い庭の雰囲気を保ちながら安全対策ができます。
- 隣地への飛び出しを抑える
- 日当たりへの影響を抑える
- 庭の開放感を残す
防球ネットがあれば、何をしてもよいわけではありません。遊ぶ時間帯や声の大きさなど、近隣への配慮は必要です。それでも、物理的にボールの飛び出しを抑えることで、安心して遊ばせやすくなります。
5. 境界塀と目隠しフェンス
広い庭では、遊び場だけでなく、境界まわりの安全性と見え方も整える必要があります。
この施工例では、庭と駐車場の出入り口はオープンにし、それ以外の境界には化粧ブロックと目隠しフェンスを設置しました。開放感を残しながら、必要な場所をきちんと区切っています。
5-1. 化粧ブロックの境界塀

建物の正面から見た境界塀
- 【化粧ブロック塀】エスビック「ウルトラC」
- 【目隠しフェンス】リクシル「フェンスAB YS3型」
境界塀は、広い敷地を安全に区切るための外構です。
この写真では、建物正面から見た境界まわりの仕上がりが分かります。化粧ブロックと目隠しフェンスを組み合わせ、敷地のラインを整えました。オープン外構でも、必要な場所を区切ることで庭の安心感が増します。
- 化粧ブロックで境界をつくる
- フェンスで視線をやわらげる
- 敷地のラインを整える
広い庭をすべて開放すると、外からの視線や安全面が気になることがあります。反対に、すべてを囲いすぎると閉じた印象になります。出入り口は開き、境界は整えるという分け方が、この外構には合っています。
5-2. 木目調の目隠しフェンス

建物の裏側から見た境界塀
目隠しフェンスは、風を受けにくい隙間のあるタイプを選ぶと安心です。
この施工例では、木目調デザインの目隠しフェンスを使っています。完全にふさぐタイプではなく、少し隙間のあるタイプを選びました。風にあおられる危険を抑えながら、外からの見え方もやわらげています。
- 木目調フェンスで整える
- 隙間で風を逃がす
- ブロックと色を合わせる
目隠しは、隠すことだけを優先すると失敗しやすくなります。とくに広い敷地では、フェンスの距離も長くなるため、風の影響を考える必要があります。見た目と安全性の両方を見て、フェンスを選ぶことが大切です。
目隠しフェンスと化粧ブロックの詳細はこちら ⏬
目隠しフェンスの選び方【高さ・費用・後悔しないポイントを解説】
化粧ブロックのおすすめ種類【おしゃれで安い商品や門柱価格を解説】
6. カーポートと門まわり
広い敷地の外構では、庭だけでなく、駐車場と玄関までの動線も一緒に整えると使いやすくなります。
この施工例では、2台用のワイドカーポート、オープン外構のアプローチ、既存の木目調角柱を使った門柱まで整えています。子どもが遊ぶ庭と、日常で使う駐車場を無理なく分けた外構です。
6-1. 2台用のワイドカーポート
- 【カーポート】三協アルミ「スカイリード」
2台用のカーポートは、広い外構に日常の使いやすさを加えてくれます。
駐車場には、三協アルミの「スカイリード」を設置しました。フラット屋根のすっきりしたデザインで、屋根下が暗くなりにくいのが特徴です。庭の広さに負けない、ゆとりのある駐車スペースになっています。
- 2台用カーポートを設置する
- フラット屋根で明るく見せる
- 駐車場を使いやすくする
広い敷地では、庭だけに予算を使うと、駐車場まわりが後回しになることがあります。けれど、毎日使うのは車の出入りも同じです。庭と駐車場をまとめて計画すると、外構全体の使いやすさが上がります。
6-2. オープン外構の動線

建物の正面から見た外構
既存の木目調角柱を使った門柱
オープン外構は、駐車場から玄関まで移動しやすいのが魅力です。
この施工例では、建物正面をすっきり見せながら、駐車場から玄関までアクセスしやすい動線にしています。既存の木目調角柱を使った門柱も、建物や外構の雰囲気に合わせています。広い敷地でも、玄関までの流れが分かりやすい外構です。
- 駐車場から玄関へつなぐ
- 正面外構をすっきり見せる
- 既存門柱を活かして整える
広い敷地では、玄関までの動線が曖昧になることがあります。オープンにしすぎると自由ですが、まとまりがなく見えることもあります。駐車場、門柱、玄関の位置関係を整えると、毎日の出入りがしやすくなります。
2台用カーポートはこちら ⏬
2台用カーポートのおすすめ5選【後悔しない選び方と工事費の目安】
7. よくある質問5つ(FAQ)
Q1. 広い庭を持て余すときは何から考える?
まずは、庭で何をしたいかを決めることが大切です。子どもが遊ぶ、車を停める、収納を置くなど、目的を分けるとレイアウトを考えやすくなります。
Q2. 子どもが遊べる庭にするなら舗装は必要?
ボール遊びや自転車遊びをするなら、平らな舗装があると使いやすいです。ただし、全面を土間コンクリートにすると費用が上がりやすいため、砂利舗装と分ける方法もあります。
Q3. 防球ネットは庭に必要?
バスケットやサッカーなど、ボールが隣地へ飛ぶ遊びをするなら、防球ネットがあると安心です。遊びやすさだけでなく、近隣への配慮にもつながります。
Q4. 広い庭に物置はあったほうがいい?
子どもの遊び道具や外用品が多い家庭では、物置があると庭を片付けやすくなります。収納場所を決めておくことで、広い庭が散らかりにくくなります。
Q5. 450万円の外構工事でどこまでできる?
この施工例では、庭の舗装、防球ネット、ウッドデッキ、物置、サイクルポート、目隠しフェンス、2台用カーポートまで整えています。敷地の広さや既存状況によって、同じ金額でも工事内容は変わります。
まとめ
この施工例では、持て余していた広い敷地を、子どもがボール遊びできる庭へ変えた外構工事を紹介しました。大切なのは、広い庭の役割を分けて考えることです。
広い庭を活用する場合は、遊ぶ場所、舗装する場所、収納する場所、車を停める場所、防球ネットや境界まわりを確認しておくと安心です。すべてを作り込むより、使う場所に合わせて整えることで、費用と管理の負担を抑えやすくなります。
持て余す広い庭も、目的が決まると家族にとって大切な場所になります。子どもが遊べる外構にしたいなら、安全性、近隣への配慮、片付けやすさまで含めて考えると、暮らしとの相性が見えやすくなります。

広い庭は、ただ広いだけでは使いにくいことがあります。子どもが遊ぶ場所、休む場所、片付ける場所を分けると、家族で使いやすい庭になります。
防球ネットや物置、カーポートまで一緒に考えると、庭だけでなく外構全体の使い勝手が整います。持て余していた敷地も、目的を決めれば暮らしを支える場所に変わります。
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更新:2026年04月28日|公開:2023年07月24日


