新築で植える庭木は何が人気?【47人調査で見えた定番の傾向】
【更新日】2026.04.23
新築外構で庭木を植えたいと思っても、種類が多くて何を選べばいいのか迷いやすいものです。
おしゃれに見える木を選んでも、成長が早すぎたり、落ち葉が多かったりすると、住み始めてから負担に感じることがあります。反対に、手入れのしやすさだけで選ぶと、家の雰囲気に合わず、せっかくの外構が物足りなく見えることもあります。
そこでこの記事では、47人調査で見えた新築で選ばれやすい庭木の傾向をもとに、定番になりやすい樹種と、後悔しにくい選び方を整理します。常緑か落葉か、管理のしやすさ、玄関前に合うか庭に合うかまで含めて見ていきます。
- 【調査期間】2023年11月
- 【調査方法】クラウドサービスを利用したインターネット調査
- 【対象者】庭木を植えた人
- 【対象者の年代】20代・30代・40代・50代・60代・70代
- 【サンプル数】47
埼玉県生まれ。外構エクステリア業界20年以上(現在も現役)。2級建築士・2級建築施工管理技士。戸建て住宅の外構、庭づくり、植栽を中心に、現場経験をもとに情報を発信しています。 ≫信頼できる情報発信に向けての取り組み
この記事の内容
1. 新築で植える庭木は何が人気?
新築で選ばれやすい庭木は、見た目と扱いやすさの両方を満たす木です。
庭木は種類が多く、好みだけで選ぶと迷いやすくなります。実際には、おしゃれに見えることに加えて、成長の速さや剪定のしやすさまで見ながら選ばれていることが多いです。新築では、外構をきれいに見せつつ、暮らしの負担を増やしにくい木へ自然と人気が集まりやすくなります。
- 常緑か落葉かを先に分ける
- 成長の速さを確認する
- 植える場所を先に決める
人気の木をそのまま選べば早いようにも見えます。けれど、庭木は家との相性がずれると、見た目も管理も中途半端になりやすいです。新築で後悔しにくいのは、人気と相性を一緒に見る選び方です。
2. 47人調査で見えた定番庭木の傾向
47人調査では、オリーブ・シマトネリコ・アオダモがよく選ばれていました。
植えた木として多く挙がったのは、オリーブ8人、シマトネリコ7人、アオダモ4人でした。続いて、ヤマボウシ、ソヨゴ、モミジ、ハナミズキが各3人で並んでいます。複数植えている人もいるため単純な順位ではありませんが、常緑樹と落葉樹の両方に票が集まっていて、見た目だけでなく暮らし方に合わせて選ばれていることが見えてきます。
- 上位の庭木名を確認する
- 常緑と落葉の傾向を比べる
- 定番の顔ぶれを把握する
オリーブが多いから、どの家にもオリーブが正解とは言い切れません。シマトネリコやアオダモが続いていることを見ると、定番は1つではなく、方向の違う木が並んでいます。つまりこの調査は、人気の木が複数の軸で分かれていることを教えてくれます。
3. オリーブ・シマトネリコ・アオダモが選ばれる理由
上位に入った庭木は、見た目のわかりやすさと使いやすさを両立しやすい木でした。
オリーブはおしゃれさ、シマトネリコは軽やかさ、アオダモは落葉樹らしい上品さで選ばれやすいです。方向は違っていても、どれも新築外構に合わせやすいという共通点があります。人気の理由を分けて見ると、自宅に合う木も見つけやすくなります。
3-1. オリーブはおしゃれさで選ばれやすい
オリーブは、抜け感のある見た目で選ばれやすい庭木です。
細めの葉と明るい枝ぶりで、外構を重たく見せにくいのが魅力です。洋風やナチュラル系の外構と相性がよく、1本あるだけで雰囲気を変えやすくなります。常緑樹なので、冬でも緑を感じやすいところも選ばれる理由です。
- 洋風外構と色味を合わせる
- 玄関前の見せ場に使う
- 軽やかな樹形を活かす
おしゃれでも、少し雰囲気が強すぎると感じる人もいます。ですが、門柱やアプローチの素材感が合っていれば、外構全体をきれいに引き上げやすい木です。見た目の印象を大切にしたい家では、かなり選びやすい定番です。
3-2. シマトネリコは軽やかな印象を作りやすい
シマトネリコは、やわらかい常緑感を出しやすい庭木です。
葉が細かく、風に揺れたときの見え方が軽く、玄関まわりをやさしく整えやすくなります。常緑樹の中では圧迫感が出にくく、シンプルモダンにもナチュラルにも合わせやすいです。新築で庭木を1本だけ入れたいときにも候補に上がりやすい木です。
- 玄関前の硬さをやわらげる
- 常緑で軽さを出す
- シンプル外構になじませる
定番だから安心と思う反面、成長の速さが気になる人もいます。実際に放っておくと枝が広がりやすいので、剪定の前提は持っておきたいところです。それでも、軽やかな見え方を重視するなら、選ばれやすい理由がはっきりした木です。
3-3. アオダモは落葉樹の定番として見られやすい
アオダモは、落葉樹らしい上品さで選ばれやすい庭木です。
幹や枝ぶりがきれいで、葉がない時期でも姿を楽しみやすいのが魅力です。新緑のやわらかさもあり、季節感を取り入れたい家とよく合います。落葉樹の中では成長が極端に速すぎず、扱いやすい印象を持たれやすい木です。
- 枝ぶりのきれいさを活かす
- 季節感のある景色を作る
- 上品な印象を取り入れる
落葉樹だから、葉が落ちること自体は避けられません。けれど、その分だけ季節の変化がはっきり見え、常緑樹とは違う満足感があります。落ち着いた外構を目指す家では、かなり相性のよい定番です。
4. 常緑樹と落葉樹の選び方
庭木選びでは、常緑か落葉かを先に分けると考えやすくなります。
同じ人気の木でも、1年中緑を残したいのか、季節感を楽しみたいのかで向く樹種は変わります。ここを曖昧にしたまま選ぶと、見た目の印象と暮らしやすさがずれやすいです。まず大きな方向を分けると、候補がかなり絞りやすくなります。
4-1. 常緑樹は1年中見た目を保ちやすい
常緑樹は、いつ見ても緑がある安心感を作りやすいです。
冬も葉を残しやすいので、外構が寂しく見えにくくなります。玄関前や門まわりの印象を通年で整えたい家では、とても使いやすいです。オリーブやシマトネリコが上位に入ったのも、このわかりやすさが理由の1つだと考えやすいです。
- 通年の見え方を優先する
- 玄関前の緑を保つ
- 冬の寂しさを抑える
常緑樹なら何でも楽というわけではありません。葉が残る分だけ、枝の整理や樹形の維持が気になる木もあります。それでも、季節に左右されにくい見え方を求めるなら、かなり選びやすい方向です。
4-2. 落葉樹は季節感を楽しみやすい
落葉樹は、季節の移ろいを楽しみやすいです。
春の芽吹き、夏の木陰、秋の色づき、冬の枝姿と、1年の変化が見えやすくなります。庭から眺める木としても満足感が出やすく、暮らしの中へ自然を取り込みやすいです。アオダモ、モミジ、ハナミズキ、ヤマボウシが選ばれていたのも、この魅力があるからです。
- 季節の変化を楽しむ
- 庭からの眺めを整える
- 枝姿の美しさを活かす
落葉は面倒に感じる人もいます。ですが、その手間と引き換えに、常緑樹には出しにくい表情が手に入ります。景色として木を楽しみたい家では、かなり満足しやすい方向です。
4-3. 管理のしやすさは樹種ごとに見たい
管理のしやすさは、常緑か落葉かだけでは決まりません。
同じ常緑樹でも成長の速さは違いますし、同じ落葉樹でも掃除の負担はかなり変わります。だから、方向を決めたあとに、樹種ごとの性格まで見ておくことが大切です。ここを飛ばすと、人気の木を選んでもあとから負担がずれやすくなります。
- 成長の速さを比べる
- 剪定量の差を確認する
- 落葉量を見直す
常緑なら楽、落葉なら大変、と単純に考えたくなるものです。けれど、実際の管理は木ごとの違いが大きく、分類だけでは決めきれません。最後は、樹種単位で見直すことが大切です。
5. 玄関前に合う庭木と庭に合う庭木
庭木は、植える場所で向く樹種が変わります。
玄関前は家の印象を作る場所で、庭は家の中から楽しむ場所です。同じ木でも、置く場所が変わると魅力の出方がかなり違います。どこに植えるかを先に決めるだけでも、選ぶ木はかなり整理しやすくなります。
5-1. 玄関前は見た目の印象で選ぶ
玄関前に植えるなら、正面の見え方を優先して選びたいです。
門柱や外壁との相性がよく、1本で外構の印象を整えやすい木が向いています。オリーブやシマトネリコのように、軽やかで見た目に抜けがある木は使いやすいです。玄関前は、木そのものの管理より、まず見せ場としてどう効くかを見たい場所です。
- 門柱との相性を比べる
- 正面の抜け感を作る
- 1本で見せ場を作る
玄関前だからとにかく目立つ木を入れればよいわけではありません。主張が強すぎると、正面が少し重たく見えることもあります。玄関前では、目立つより整う木のほうが失敗しにくいです。
5-2. 庭は眺めと育てやすさで選ぶ
庭に植えるなら、眺めと育てやすさを一緒に見たいです。
リビングやダイニングから見える木は、毎日の景色として長く付き合うことになります。アオダモやモミジのように、枝ぶりや季節感を楽しめる木は庭で魅力が出やすいです。庭は見せる場所というより、暮らしの背景になる場所として考えると選びやすくなります。
- 窓からの眺めを整える
- 季節感の出方を確認する
- 育ち方の広がりを想像する
庭ならどんな木でも自然に見えるように感じるかもしれません。ですが、大きくなりすぎる木や落葉の多い木は、庭の使い方によっては負担が強く出ます。庭こそ、見た目と育てやすさの両方を見たい場所です。
5-3. 植える場所で向く庭木は変わる
同じ人気の木でも、場所が変われば向き不向きは変わります。
玄関前で映える木が、庭では少し物足りなく見えることがありますし、庭で映える木が玄関前では重たく見えることもあります。だから、庭木選びは名前だけで決めるより、置く場所と一緒に考えたほうが自然です。場所の整理は、人気の木を自宅向けへ変えるための大事な工程です。
- 木と場所をセットで考える
- 見え方の違いを比べる
- 役割ごとに候補を分ける
人気の木なら、どこに植えてもそれなりに見えそうに思うこともあります。けれど、実際は置き方で印象がかなり変わるので、そのまま当てはめるとずれやすいです。庭木は、場所との相性まで見てはじめて選びやすくなります。
6. 後悔しにくい庭木の選び方
後悔しにくい庭木選びでは、人気だけで決めないことが大切です。
人気の木は入口として役立ちますが、最後はその木が家でどう育つかまで見ないと判断しきれません。植える目的、成長の速さ、家の外観との相性を順番に整理すると、かなりぶれにくくなります。選び方の順番が、そのまま失敗の少なさにつながります。
6-1. 先に植える目的を決める
最初に決めたいのは、何のために植えるかです。
玄関前の印象を整えたいのか、庭からの景色を楽しみたいのかで選ぶ木は変わります。目的が曖昧なままだと、人気の木を見ても決め手が弱くなりやすいです。庭木は、目的がはっきりするとかなり選びやすくなります。
- 植える理由を書き出す
- 見せたい相手を決める
- 役割を1つに絞る
おしゃれだから植える、という気持ちだけでも悪くありません。けれど、その先の役割が見えていないと、木の選び方も位置もぶれやすいです。まずは、木に何をしてほしいかを決めることが大切です。
6-2. 成長の速さと剪定のしやすさを見る
庭木選びでは、育ったあとの姿まで見ておきたいです。
苗木の段階ではちょうどよく見えても、数年後には高さや枝張りがかなり変わります。成長が速い木は満足感も出やすい反面、剪定の負担が強く出ることがあります。見た目の好みと一緒に、管理の現実も確認しておくほうが安心です。
- 数年後の高さを確認する
- 枝張りの広がりを想像する
- 剪定量の重さを見直す
小さい木なら何とかなると感じるかもしれません。ですが、庭木は植えてから差が出るので、最初の見た目だけでは判断しきれません。後悔を減らすには、育つ速さを飛ばさずに見ることが大切です。
6-3. 家の外観との相性で見直す
最後は、家の外観との相性で見直すべきです。
洋風の家、シンプルモダン、和モダンでは、同じ木でも似合い方が変わります。オリーブのように雰囲気が強い木はとくに、外構全体とのつながりを見たいところです。人気の木がそのまま似合うとは限らないからこそ、家全体の中で確認することが大切です。
- 建物の方向性を確認する
- 門まわりとのつながりを見る
- 外構全体で見直す
人気の庭木を選べば、外構もおしゃれに見えそうに思うものです。けれど、家との相性がずれると、その木だけ浮いて見えることがあります。最後は、家全体の中でなじむかを静かに確認したいです。
7. よくある質問5つ(FAQ)
Q1. 新築で人気の庭木は何ですか?
今回の47人調査では、オリーブが8人、シマトネリコが7人、アオダモが4人でよく選ばれていました。続いて、ヤマボウシ、ソヨゴ、モミジ、ハナミズキが各3人で並んでいます。
Q2. オリーブとシマトネリコはどちらが選ばれやすいですか?
今回の調査では、オリーブ8人、シマトネリコ7人でした。どちらも定番ですが、オリーブはおしゃれさ、シマトネリコは軽やかな常緑感で選ばれやすい傾向があります。
Q3. 落葉樹と常緑樹はどちらが後悔しにくいですか?
通年の見え方を優先するなら常緑樹、季節感や枝ぶりを楽しみたいなら落葉樹が向いています。後悔しにくさは、分類そのものより、家の使い方と管理のしやすさに合っているかで決まります。
Q4. 玄関前に植える庭木は何を基準に選べばいいですか?
正面の印象を整えやすいか、門柱や外壁と相性がよいかを先に見たいです。玄関前では目立つことより、1本で自然に整うかを基準にすると選びやすくなります。
Q5. 庭木で後悔しないために何を決めるべきですか?
植える目的、成長の速さ、家との相性の3つは先に整理しておきたいです。そのうえで、常緑か落葉か、玄関前向きか庭向きかを見ていくと判断しやすくなります。
【調査結果】47人に聞いた植えた庭木
| 庭木の名前 | 人数 |
|---|---|
| アオキ | 1人 |
| アオダモ | 4人 |
| アベリア | 1人 |
| アラカシ | 1人 |
| イチイ | 1人 |
| ウメ | 1人 |
| エゴノキ | 2人 |
| エメラルドグリーン | 1人 |
| オリーブ | 8人 |
| カラタネオガタマ | 1人 |
| キンモクセイ | 1人 |
| クチナシ | 1人 |
| クロタケ | 1人 |
| コニファー | 1人 |
| コブシ | 1人 |
| ゴールドクレスト | 1人 |
| サザンカ | 1人 |
| サツキ | 1人 |
| シマトネリコ | 7人 |
| シャラ | 2人 |
| ジューンベリー | 1人 |
| ソヨゴ | 3人 |
| チャボヒバ | 1人 |
| ツゲ | 1人 |
| ツバキ | 1人 |
| ナンテン | 1人 |
| ネーブルオレンジ | 1人 |
| ハナミズキ | 3人 |
| ヒメシャラ | 1人 |
| ヒペリカム | 1人 |
| ヒイラギ | 1人 |
| マツ | 1人 |
| メラレウカ | 1人 |
| モクレン | 1人 |
| モミ | 1人 |
| モミジ | 3人 |
| ヤマボウシ | 3人 |
| ユーカリ | 1人 |
| ユズ | 1人 |
| リトルジャム | 1人 |
| レモン | 1人 |
※1本だけじゃなく、複数植えている人もいます。
みんなが選んだ人気ランキング
- 【1位】オリーブ 8人
- 【2位】シマトネリコ 7人
- 【3位】アオダモ 4人
- 【4位】ヤマボウシ 3人
- 【4位】ソヨゴ 3人
- 【4位】モミジ 3人
- 【4位】ハナミズキ 3人
- 【8位】シャラ 2人
- 【8位】エゴノキ 2人
- 【10位】ジューンベリーなど 1人
まとめ
新築で植える庭木は、見た目の好みだけでなく、管理のしやすさや家との相性まで見て選ぶことが大切です。今回の47人調査では、オリーブ、シマトネリコ、アオダモがよく選ばれていて、庭木選びにもはっきりした定番の傾向があることが見えてきました。
ただし、人気の木がそのまま自宅に合うとは限りません。常緑か落葉か、玄関前に植えるのか庭に植えるのか、育ったあとの管理をどう考えるかまで含めて整理することが、後悔を減らす近道になります。
庭木は植えた瞬間より、住み始めてからの付き合い方のほうが長くなります。だからこそ、人気を入口にしつつも、ご家族の暮らし方と家の雰囲気に自然になじむ木を静かに見つけていくことが大切です。

庭木の相談では、最初はオリーブやシマトネリコのような名前から入っても、話していくうちに本当に大事なのは、その木が玄関前に合うのか、庭で育てやすいのかという部分だったと気づく方が多いです。そこが整理されると、人気の木もぐっと選びやすくなります。
今回の調査結果も、人気の木が1本に偏っているわけではなく、方向の違う定番が並んでいることを教えてくれました。だからこそ、名前の強さだけで決めるより、ご自宅で長く無理なく育てられる木を落ち着いて選ぶことが大切です。
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更新:2026年04月23日|公開:2024年03月10日
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