手すり付きスロープの外構施工例【150万円で玄関アプローチと駐車場を整えた新築外構】
【更新日】2026.04.24
玄関まわりに段差があると、足腰に不安がある人や車いすを使う人にとって、毎日の出入りが負担になりやすいものです。
スロープを作るだけでは、使いやすい外構になるとは限りません。手すりの位置、床面の滑りにくさ、門まわりの動線、駐車場とのつながりまで考えることで、安心して使える玄関アプローチになります。
そこでこの記事では、手すり付きスロープを中心に、150万円で玄関アプローチと駐車場を整えた新築外構施工例を紹介します。滑りにくいハケ引き仕上げや、木目調門扉、3台分の駐車場まで、どこが参考になるかを確認できます。
【LIXILエクステリアマイスター】埼玉県生まれ。国士舘大学卒業後、大手ハウスメーカーの外構部門で10年間経験を積み、当社へ入社。異業種とのコミュニケーションも大切にしながら、新しい視点を活かしたデザイン提案を心がけている。お客さま目線を大切にするため、現場作業にも積極的に参加。娘とルパンをこよなく愛する、1児の父。
- 施工地域:埼玉県鴻巣市S様邸
- 施工種類:新築外構エクステリア&庭ガーデン
- デザイン:カジュアル
- スタイル:セミクローズ
- 施工金額:150万円
- 竣工日 :2008年10月
- 施工期間:2週間
- 門柱仕上げ:化粧ブロック、ウッド調門扉
- 門柱アイテム:表札、ポスト
- 花壇仕上げ:化粧ブロック
- スロープ:コンクリート土間、手すり
- アプローチ仕上げ:インターロッキング
- 駐車場仕上げ:コンクリート土間
1. 手すり付きスロープの外構施工例

安心安全なスロープです
この施工例は、玄関階段の脇に手すり付きスロープを設けた新築外構です。
足腰に不安がある人や車いすを使う人にとって、玄関までの段差は毎日の負担になります。今回は階段を残しながらスロープを併設し、埋め込み式の手すりを3本しっかり固定しました。150万円の外構工事として、玄関アプローチ・門まわり・駐車場までバランスよく整えています。
- 玄関階段の脇にスロープをつくる
- 埋め込み式の手すりを3本設置する
- 駐車場と門まわりまで一緒に整える
スロープを作れば、それだけで安全になるわけではありません。手すりの位置や床面の仕上げ、道路へ出るまでの動線も大切です。この施工例では、毎日の出入りを少しでも安心して使えるように、外構全体で安全性を考えています。
2. 150万円で整えた新築外構
150万円の新築外構では、スロープだけでなく玄関アプローチ・門まわり・駐車場まで整える計画がしやすくなります。
今回は、カジュアルデザインのセミクローズ外構として施工しました。内容は、コンクリート土間のスロープ、手すり、インターロッキングのアプローチ、化粧ブロックの門まわり、木目調門扉、花壇、3台分の駐車場まで含みます。工事期間は約2週間で、使いやすさを重視した外構にまとめました。
2-1. 新築外構の施工範囲
この外構では、玄関へ向かう動線を中心に必要な場所をまとめて施工しています。
スロープだけを作っても、門まわりや駐車場とのつながりが悪いと使いにくさが残ります。玄関までの動き、車の出入り、道路側からの見え方を合わせて考えることが大切です。今回は安全性と外構全体のまとまりを両方見ながら整えました。
- 玄関までのスロープ動線をつくる
- 門まわりに退避スペースを設ける
- 駐車場を3台分確保する
予算を抑えるなら、スロープだけを先に施工する考え方もあります。けれども、毎日使う玄関まわりは、周辺の動線まで一緒に見るほうが後悔しにくいです。この施工例は、150万円で暮らしに必要な場所をバランスよく整えています。
2-2. セミクローズ外構の安心感
この外構は、開放感を残しながら道路側との区切りもつくるセミクローズ外構です。
すべてを囲うと安心感は出ますが、駐車場や玄関まわりが使いにくくなることがあります。反対に、すべてを開くと出入りはしやすいものの、道路側への飛び出しや視線が気になりやすくなります。今回は門扉や花壇を使いながら、ほどよく区切る形にしました。
- 門扉で道路側との境界をつくる
- 花壇で玄関前に余白をつくる
- 駐車場側は広く使える形にする
オープンな外構のほうがすっきり見える場合もあります。けれども、玄関前に少し余白をつくると、道路へ直接出にくくなります。小さな区切りが、日常の安心感につながります。
3. 玄関スロープと手すり
玄関まわりでは、階段の脇にスロープを設けて段差の負担をやわらげています。
階段は短い距離でも、足腰に不安がある人には大きな負担になることがあります。車いすや歩行補助が必要な場面では、緩やかに上がれるスロープがあると動きやすくなります。さらに手すりを組み合わせることで、自分の力で移動しやすい玄関アプローチになります。
3-1. 階段脇のスロープ
スロープは玄関階段の脇に配置し、階段と併用できる使い分けしやすい動線にしました。
階段をすべてなくすと、敷地条件によっては勾配や距離の確保が難しくなることがあります。階段とスロープを並べることで、歩く人と車いすを使う人がそれぞれ使いやすい動線になります。来客や家族の状況に合わせて、玄関への入り方を選べます。
- 階段の脇にスロープを配置する
- 玄関までの上り下りを助ける
- 家族ごとに使う動線を分ける
スロープは、広い敷地でないと作れないと思われることがあります。けれども、階段脇のスペースを活かせば、現実的に取り入れられる場合があります。大切なのは、敷地の中で無理のない動線を探すことです。
3-2. 埋め込み式の手すり
スロープには埋め込み式の手すりを3本設置し、体を支えやすい位置に固定しました。
スロープは勾配が緩やかでも、上り下りの途中で体を支える場所が必要です。手すりがあると、足元が不安なときにも体勢を整えやすくなります。今回は柱をしっかり固定し、安心してつかめる手すりにしました。
- 手すり柱を地面に埋め込む
- スロープの途中で体を支える
- 上り下りの不安を減らす
手すりは後から付ければよいと考える人もいます。けれども、スロープと一緒に計画すると、位置や高さを合わせやすくなります。使う人の動きに合わせて手すりを決めることが大切です。
3-3. 車いすと足腰への配慮
手すり付きスロープは、車いすを使う人だけでなく、足腰に不安がある人にも安心感のある動線になります。
玄関までの段差は、毎日使うからこそ負担が積み重なります。家族の支えがないと上がれない状態では、外出そのものが億劫になることもあります。スロープと手すりを組み合わせることで、自分で動ける範囲を広げやすくなります。
- 車いすで玄関へ向かう動線をつくる
- 足腰への負担をやわらげる
- 家族の介助に頼りすぎない形にする
バリアフリー外構は、特別な家庭だけのものではありません。将来の暮らしを考えて、早めに段差への対策をしておくこともできます。この施工例は、今の使いやすさと先の安心を両方見た外構です。
4. 滑りにくいハケ引き仕上げ
スロープの床面は、コンクリートをハケ引きにして滑りにくい仕上げにしました。
スロープは傾きがあるため、雨の日には床面の滑りやすさが気になります。表面をつるつるに仕上げると見た目はきれいですが、濡れたときに不安が出ることがあります。今回は刷毛で表面に凹凸をつけ、足元が滑りにくいように整えました。
4-1. ザラザラの床面

床面はザラザラ仕上げ
スロープの床面は、刷毛で表面に凹凸をつけたザラザラ仕上げにしています。
コンクリートを仕上げるときに表面へ細かな筋を入れることで、足裏やタイヤが滑りにくくなります。見た目は少し粗くなりますが、安全性を考えると大切な仕上げです。特にスロープでは、床の質感が使いやすさに直結します。
- 刷毛で床面に凹凸をつける
- 足元が滑りにくい仕上げにする
- スロープの安全性を高める
つるっとしたコンクリートのほうがきれいに見える場合もあります。けれども、スロープでは見た目よりも滑りにくさを優先したほうが安心です。毎日使う場所ほど、仕上げの選び方が大切になります。
4-2. 雨の日の滑り対策
雨の日のスロープでは、濡れた床面でも足元を安定させる工夫が必要です。
乾いているときは問題なく歩けても、雨で濡れると滑りやすくなることがあります。特に勾配のある場所では、下りるときに不安を感じやすくなります。ハケ引き仕上げと手すりを組み合わせることで、雨の日の安心感を高めました。
- 濡れた床でも滑りにくくする
- 下りるときに手すりを使う
- 雨の日の玄関動線を守る
ハケ引き仕上げは、汚れが入りやすい面もあります。けれども、転倒の不安を減らすことを考えると、スロープには向いている仕上げです。安全性を優先する場所では、少しの汚れやすさよりも使いやすさを選ぶ価値があります。
4-3. インターロッキングのアプローチ

アプローチはインターロッキング
スロープまわりのアプローチには、インターロッキングを使い、玄関まわりの表情を整えました。
コンクリートだけでまとめると、外構全体が無機質に見えることがあります。インターロッキングを組み合わせると、床に色やパターンが入り、玄関まわりが明るくなります。スロープの実用性と、アプローチの見た目を分けて考えています。
- アプローチにインターロッキングを敷く
- 玄関まわりに色の変化をつける
- スロープと床材を使い分ける
安全性を考えると、すべてをコンクリートで仕上げたくなる場合もあります。けれども、玄関まわりは家の印象を決める場所でもあります。この施工例では、滑りにくさと見た目のバランスを取りながら仕上げています。
5. 門まわりと花壇
門まわりは、化粧ブロックと木目調門扉を使い、落ち着いた入口に仕上げました。
玄関へ向かう前に少し余白をつくると、道路へ直接出にくくなります。門扉の内側に退避できるスペースがあることで、子どもの飛び出し対策にもつながります。さらに花壇を組み合わせることで、機能だけでなく明るい雰囲気も加えています。
5-1. 木目調門扉のある入口

シックな色の化粧ブロックと木目の門扉で、落ち着いた門まわり
門まわりには、シックな色の化粧ブロックと木目調門扉を合わせ、やわらかいアクセントを加えました。
化粧ブロックだけで仕上げると、少し硬い印象になることがあります。そこに木目調の門扉を入れると、落ち着いた中にも温かさが出ます。カジュアルな外構にも合わせやすく、玄関まわりの印象を整えやすい組み合わせです。
- 化粧ブロックで門まわりをつくる
- 木目調門扉で温かさを加える
- 玄関前に落ち着いた入口をつくる
門扉を付けると、出入りが面倒に感じることもあります。けれども、道路との間に区切りができることで、玄関前に安心感が生まれます。この施工例では、門扉が安全面とデザインの両方で役立っています。
5-2. 飛び出しを防ぐ退避スペース
門扉を開けてもすぐ道路に出ないように、内側に退避できる余白をつくっています。
玄関から道路までが近い外構では、門を開けた勢いで外へ出やすくなります。門扉の内側に少しスペースがあると、そこで一度止まれるため、子どもの飛び出し対策にもなります。安全性を考えるなら、この余白はとても大切です。
- 門扉の内側に余白をつくる
- 道路へ出る前に動きを止める
- 子どもの飛び出しを防ぐ
敷地に余裕がない場合は、退避スペースを広く取るのが難しいこともあります。けれども、少しでも道路までの距離をつくると、玄関まわりの安心感は変わります。外構では、見た目に出にくい余白ほど暮らしに効きます。
5-3. 化粧ブロックの花壇
門まわりの空いたスペースには化粧ブロックで花壇をつくり、明るい入口に整えました。
退避スペースの近くに花壇があると、門まわりがただの通路ではなくなります。花や緑を入れることで、玄関前の印象がやわらぎます。ブロックで囲うため、外構全体ともなじみやすい花壇です。
- 空いたスペースに花壇をつくる
- 花や緑で入口を明るくする
- 化粧ブロックで外構になじませる
花壇は手入れが必要になるため、迷う人もいます。けれども、小さな花壇なら季節ごとに無理なく楽しめます。この施工例では、安全のための余白を、見た目にも気持ちよい場所へ変えています。
6. 3台分の駐車場
駐車場は、車を3台停められるように広い土間コンクリートで仕上げています。
玄関まわりにスロープを設ける場合、駐車場との位置関係も大切です。車から降りて玄関へ向かう動線が分かりやすいと、日常の使いやすさが上がります。今回は駐車台数を確保しながら、外構全体はオープンな印象にまとめました。
6-1. 広く取った駐車スペース

日が落ちてしまい暗い写真となってしまいました...
駐車場は、車が3台停められるようにゆとりのあるスペースを取りました。
駐車場に余裕があると、車の出し入れだけでなく、荷物の積み下ろしもしやすくなります。来客時にも使いやすく、家族の車が増えた場合にも対応しやすい形です。スロープや門まわりと合わせて、日常の動きを考えた配置にしています。
- 車を3台停める場所を確保する
- 荷物を出し入れする余白を残す
- 玄関までの動線をつなげる
駐車場を広くすると、庭や門まわりに使える面積は少なくなります。けれども、車をよく使う暮らしでは、駐車スペースの使いやすさが外構の満足度を左右します。この施工例では、生活に必要な駐車台数を優先しています。
6-2. 埋め込み式チェーンポール
駐車場の正面には、必要なときだけ使える埋め込み式チェーンポールを設置しました。
チェーンポールがあると、道路側との境界を簡単につくれます。埋め込み式なら、車の出入りで邪魔になるときに地面へ収納できます。見た目をすっきり保ちながら、必要なときだけ区切れる設備です。
- 駐車場前にチェーンポールを設ける
- 使わないときは地面に収納する
- 道路側との境界を分ける
常にしっかり囲いたい場合は、門扉のほうが向いていることもあります。けれども、広い駐車場をオープンに使いたい家では、チェーンポールのほうが扱いやすい場合があります。必要なときだけ区切れることが、この設備のよさです。
6-3. 外構全体のオープン感
外構全体は、駐車場を広く取りながら、門まわりでほどよい区切りをつくっています。
駐車場側を広く開くことで、車の出入りはしやすくなります。一方で、玄関前には門扉や花壇があるため、道路側と暮らしの空間を少し分けられます。完全に閉じないことで、明るく使いやすい外構になりました。
- 駐車場側を広く開ける
- 玄関前に門扉と花壇を置く
- 開放感と安心感を両立する
外構は、開ける場所と守る場所を分けることが大切です。すべてを囲うと重くなり、すべてを開くと不安が残ることがあります。この施工例では、暮らしに合わせて開放感と安全性のバランスを取っています。
7. よくある質問5つ(FAQ)
Q1. 手すり付きスロープはどんな家に向いている?
玄関まわりに段差があり、足腰に不安がある人や車いすを使う人がいる家に向いています。階段と併用できる形にすると、家族それぞれが使いやすい動線を選べます。
Q2. 150万円の新築外構ではどこまで施工できる?
敷地条件によりますが、スロープ・手すり・門まわり・花壇・駐車場までまとめて施工しやすい価格帯です。この施工例では、3台分の駐車場と木目調門扉まで含めて整えています。
Q3. スロープの床は滑りにくくできる?
コンクリートをハケ引き仕上げにすると、表面に凹凸ができて滑りにくくなります。特に雨の日の使用を考えるなら、スロープの床面は仕上げ方まで確認することが大切です。
Q4. 玄関スロープに手すりは必要?
手すりがあると、上り下りの途中で体を支えやすくなります。足元が不安な人や車いすを使う人がいる場合は、スロープと一緒に計画するのがおすすめです。
Q5. 駐車場とスロープは一緒に計画したほうがよい?
車から玄関までの動線を考えるため、一緒に計画したほうが使いやすくなります。駐車スペース、スロープ、門まわりをまとめて見ることで、移動の負担を減らしやすくなります。
まとめ
この施工例では、玄関階段の脇に手すり付きスロープを設け、150万円で玄関アプローチと駐車場まで整えました。段差の負担を減らしながら、門まわりや駐車場の使いやすさも確認できる新築外構です。
スロープはハケ引き仕上げで滑りにくくし、埋め込み式の手すりを3本固定しました。門まわりには木目調門扉と花壇を設け、駐車場には3台分の広いスペースとチェーンポールを組み合わせています。
手すり付きスロープは、安心感だけでなく日常の動きやすさにも関わります。玄関までの段差、雨の日の滑りやすさ、車からの動線まで一緒に考えることで、暮らしに合う外構に整えやすくなります。

スロープは、形だけ作ればよい場所ではありません。手すりの位置や床の仕上げまで整えてこそ、毎日の出入りが安心しやすくなります。
この施工例のように、玄関まわりと駐車場を一緒に考えると、外構全体が使いやすくなります。安全性を足しながら、暮らしに合う動線をつくることが大切です。
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更新:2026年04月24日|公開:2013年09月06日
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