ピロティ式駐車場の外構施工例【土間コンクリートと塗り壁門柱で整えた50万円台プラン】
【更新日】2026.04.26
ピロティ式駐車場の外構では、建物下の駐車スペースをどう舗装し、玄関まわりとどうつなげるかで迷う人は多いです。
建物下に駐車場がある場合、カーポートを別に設けなくても雨に濡れにくい動線をつくりやすくなります。一方で、駐車場だけを土間コンクリートで仕上げると、門まわりや玄関ポーチとのつながりが弱く見えることもあります。
そこでこの記事では、土間コンクリートと塗り壁門柱で整えたピロティ式駐車場の外構を紹介します。50万円台で駐車場、門柱、2方向アプローチをまとめたい人が、外構計画の参考にできる施工例です。
【LIXILエクステリアマイスター】埼玉県生まれ。国士舘大学卒業後、大手ハウスメーカーの外構部門で10年間経験を積み、当社へ入社。異業種とのコミュニケーションも大切にしながら、新しい視点を活かしたデザイン提案を心がけている。お客さま目線を大切にするため、現場作業にも積極的に参加。娘とルパンをこよなく愛する、1児の父。
- 【デザイナー】菅間 克己
- 【施工地域】埼玉県所沢市
- 【工事種類】外構エクステリア工事
- 【デザイン】シンプルモダン
- 【スタイル】オープン
- 【工事費用】50~100万円
1. ピロティ式駐車場の外構施工例
この施工例は、建物下のピロティ式駐車場を土間コンクリートと門柱で整えたシンプルモダン外構です。
ピロティ部分を駐車場として使うことで、建物が屋根の役割を持ち、雨の日でも車まわりを使いやすくなります。駐車スペースには土間コンクリートを施工し、車2台分をすっきり停められるようにしました。外壁に合わせた塗り壁門柱と玄関ポーチも整え、駐車場と玄関まわりが自然につながる外構にしています。
- 建物下に駐車スペースをつくる
- 車2台分を土間コンクリートで整える
- 塗り壁門柱で玄関まわりをまとめる
ピロティ式駐車場は、建物の形を活かせる一方で、外構が簡素に見えやすいこともあります。ただ、この施工例では駐車場、門柱、玄関ポーチの仕上げをそろえているため、全体がすっきりまとまっています。50万円台で必要な場所を絞って整えたい人に参考になる施工例です。
2. 建物下に整える駐車スペース
建物下の駐車スペースは、車の停めやすさと玄関までの動線を一緒に考える場所です。
ピロティ式の駐車場は、建物の下を有効に使えるため、敷地を広く見せやすい外構です。この章では、車2台分の土間コンクリートと、雨に濡れにくい駐車場動線を分けて見ていきます。
2-1. 車2台分の土間コンクリート
車2台分の駐車スペースには、土間コンクリートを施工して停めやすい足元に整えています。
建物下の駐車場は、雨が当たりにくい場所ですが、足元が整っていないと使いにくくなります。土間コンクリートにすることで、車の出し入れがしやすく、泥はねやぬかるみも抑えられます。毎日使う駐車スペースほど、見た目より先に足元の安定が大切です。
- 車2台分の駐車場所を確保する
- 土間コンクリートで足元を固める
- 車の出し入れをしやすくする
駐車場は、広さがあっても舗装が弱いと使い勝手が下がります。とくに建物下のスペースは、柱や壁との距離も見ながら車の動きを考える必要があります。土間コンクリートで整えることで、ピロティ部分を実用的な駐車場として使いやすくなります。
2-2. 雨に濡れにくい駐車場動線
ピロティ式駐車場は、駐車場から玄関へ雨に濡れにくく移動できることが大きな魅力です。
建物下に車を停められるため、雨の日の荷物の積み下ろしがしやすくなります。買い物帰りや子どもを車から降ろす場面でも、玄関までの距離が短いと動きやすくなります。外構では、この動線を邪魔しないように舗装やポーチまわりを整えることが大切です。
- 駐車場から玄関へつなげる
- 雨の日の荷物運びを楽にする
- 建物下の動線を広く残す
雨に濡れにくい駐車場でも、玄関までの段差や通路が使いにくいと良さが半減します。駐車場と玄関ポーチの位置関係を見ながら、歩きやすい動線をつくることが必要です。ピロティ式の外構では、車を停める場所と人が歩く場所を一体で考えると使いやすくなります。
3. 外壁に合わせた塗り壁門柱
門柱は外壁に合わせた塗り壁仕上げにして、建物と外構の一体感をつくっています。
ピロティ式駐車場は建物の存在感が強いため、門柱だけが浮かないように色や質感を合わせることが大切です。この章では、ジョリパット仕上げの門塀と、木目調アルミ角柱のアクセントを分けて見ていきます。
3-1. ジョリパット仕上げの門塀

ベージュカラーのジョリパット仕上げ門塀
L型につくった門塀は、外壁に合わせたジョリパット仕上げで落ち着いた正面に整えています。
ベージュカラーの塗り壁にすることで、建物の外観と門柱が自然につながります。仕上げはラフな質感にして、シンプルな中にも表情を持たせました。門柱が強く主張しすぎないため、ピロティ式駐車場のある建物にもなじみやすい外構です。
- L型の塗り壁門柱をつくる
- 外壁に合わせた色で仕上げる
- ラフ仕上げで表情を出す
塗り壁門柱は、色や仕上げ方によって印象が大きく変わります。建物と色が合わないと、門柱だけが後付けのように見えることもあります。外壁に近い色でまとめると、駐車場から玄関までの外構が自然に見えます。
3-2. 木目調アルミ角柱のアクセント
門塀には木目調のアルミ角柱を2本入れ、シンプルな塗り壁にほどよいアクセントを加えています。
ベージュの塗り壁だけでまとめると、やさしい印象にはなりますが、少し平らに見えることがあります。そこで木目調のアルミ角柱を入れ、門柱に縦のラインをつくりました。シンプルモダンの外構に、少しだけ自然な質感を足す役割もあります。
- 門塀に角柱を2本入れる
- 木目調で自然な質感を足す
- 縦のラインで門柱を引き締める
アクセントは、多すぎると外構がにぎやかに見えます。今回のように2本だけ入れると、塗り壁の落ち着きは残したまま、門まわりに変化をつくれます。シンプルな外構ほど、小さな素材の切り替えが効いてきます。
4. 2方向から使える玄関ポーチ
玄関ポーチは、道路側と駐車場側の2方向から使えるようにして、出入りのしやすさを高めています。
ピロティ式駐車場では、車から玄関へ向かう動線がとても大切です。この章では、タイル張りの階段と、駐車場側からのアプローチを分けて見ていきます。
4-1. タイル張りの階段

タイル張りで仕上げた階段
玄関ポーチの階段は、ダークグレーのタイル張りで引き締まった印象に仕上げています。
タイル張りにすることで、玄関まわりに清潔感と質感が出ます。ダークグレーの色合いは、シンプルモダンの外構にも合わせやすく、ベージュの門柱とも落ち着いてなじみます。階段部分をきれいに仕上げると、外構全体の印象も整いやすくなります。
- 玄関階段をタイルで仕上げる
- ダークグレーで印象を引き締める
- 門柱との色のバランスを整える
玄関階段は、見た目だけでなく歩きやすさも重要です。タイルの色や仕上げは、建物との相性だけでなく、雨の日の使いやすさも考えて選ぶ必要があります。毎日通る場所だからこそ、デザインと安全性を一緒に見ることが大切です。
4-2. 駐車場側からのアプローチ
駐車場側からも玄関へ入れるようにして、雨の日にも使いやすいアプローチをつくっています。
車を停めたあと、駐車場側からそのまま玄関へ向かえると、日常の動きがとても楽になります。ピロティ部分は建物下にあるため、雨に濡れにくい動線として使いやすい場所です。2方向から入れる玄関ポーチにすることで、道路側からの来客動線と、家族が使う駐車場動線を分けやすくなります。
- 駐車場側から玄関へ入る
- 来客動線と家族動線を分ける
- 雨の日の移動をしやすくする
玄関アプローチは、1方向だけで考えると暮らし方に合わないことがあります。車をよく使う家では、駐車場側からの入りやすさが毎日の快適さに直結します。ピロティ式駐車場では、玄関ポーチをどう使うかまで含めて外構を整えることが大切です。
5. よくある質問5つ(FAQ)
Q1. ピロティ式駐車場は外構でどう整える?
ピロティ式駐車場は、建物下のスペースを土間コンクリートで整えると使いやすくなります。玄関までの動線や門柱とのつながりも一緒に考えると、外構全体がまとまりやすくなります。
Q2. 建物下の駐車場に土間コンクリートは向いている?
建物下の駐車場にも、土間コンクリートは向いています。車の重さを受けやすく、泥はねやぬかるみを抑えられるため、毎日使う駐車スペースを安定させやすいです。
Q3. ピロティ駐車場は雨の日に使いやすい?
ピロティ駐車場は建物下を使うため、雨に濡れにくい動線をつくりやすいです。車から玄関までの距離が短いと、荷物の積み下ろしや子どもの乗り降りもしやすくなります。
Q4. ジョリパット門柱はシンプルモダン外構に合う?
ジョリパット門柱は、色や仕上げ方を選べばシンプルモダン外構にもよく合います。外壁と色を合わせると、建物と門まわりに一体感を出しやすくなります。
Q5. 50万円台で駐車場と門柱まで工事できる?
50万円台でも、施工範囲を絞れば駐車場の土間コンクリートや門柱まわりを整える工事は可能です。ただし、面積や仕上げ材によって費用は変わるため、優先順位を決めて計画することが大切です。
まとめ
この施工例では、ピロティ式駐車場を土間コンクリートと塗り壁門柱で整えたシンプルモダン外構を紹介しました。建物下の駐車スペースを活かしながら、玄関までの雨に濡れにくい動線も整えています。
とくに意識したいのは、駐車場の舗装、門柱の見え方、玄関ポーチへの入り方です。ジョリパット仕上げの門柱やタイル張りの階段を組み合わせることで、駐車場だけでなく玄関まわりもきれいにまとまります。
ピロティ式の外構は、建物の形を活かして計画できるのが強みです。50万円台で必要な場所を絞って整えたい人にとって、この施工例は外構との相性を考える判断材料になります。

ピロティ式駐車場は、建物下の空間をどう使いやすく整えるかが大切です。土間コンクリートで足元を固めるだけでも、毎日の駐車や荷物運びが楽になります。
この施工例は、駐車場、門柱、玄関ポーチを無理なくつなげています。外構は大きく飾るより、建物の形に合わせて必要な場所を整えることで、長く使いやすくなります。
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更新:2026年04月26日|公開:2021年12月29日
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