小上がりリビングのウッドデッキ施工例【3段階段と目隠しフェンスの150万円プラン】
【更新日】2026.04.27
小上がりリビングは室内に高さがあるため、庭へ出入りしにくいと感じることがあります。
リビングと地面の高低差が大きい場合、普通のウッドデッキでは段差が急になり、安全に使いにくくなることがあります。さらに外からの視線や、旗竿地の細長い駐車場動線まで重なると、外構全体で高さと使いやすさを整える必要があります。
そこでこの記事では、小上がりリビングに3段階段のウッドデッキと目隠しフェンスを施工した150万円の外構を紹介します。リビング前の段差解消、視線を抑える工夫、旗竿地の駐車場とアプローチまで確認できます。
【LIXILエクステリアマイスター】埼玉県生まれ。国士舘大学卒業後、大手ハウスメーカーの外構部門で10年間経験を積み、当社へ入社。異業種とのコミュニケーションも大切にしながら、新しい視点を活かしたデザイン提案を心がけている。お客さま目線を大切にするため、現場作業にも積極的に参加。娘とルパンをこよなく愛する、1児の父。
- 【デザイナー】菅間 克己
- 【施工地域】埼玉県さいたま市緑区Hさま邸
- 【工事種類】外構エクステリア工事
- 【デザイン】シンプルモダン
- 【スタイル】オープン
- 【工事費用】150万円
- 【竣工日】2022年9月
- 【施工期間】2週間
1. 小上がりリビングのウッドデッキ
リビング前にウッドデッキを施工
小上がりリビングには、室内と庭をつなぐための高さに合ったウッドデッキが必要です。
今回の住まいは、地面からリビングまで約80cmの高低差がありました。一般的な濡れ縁のようなデッキでは段差が大きく、毎日の出入りがしにくくなります。そこで、リビング前に3段で上がれるウッドデッキを作り、外から室内へ移動しやすい動線を整えました。
- リビング前にウッドデッキを作る
- 高低差を3段に分けて上がる
- 外から室内へ出入りしやすくする
ウッドデッキは、庭に出るための足場だけではありません。リビングと外まわりの高さをつなぐことで、家の使いやすさそのものが変わります。小上がりリビングのように高さがある家では、段差の処理が外構の大事なポイントになります。
2. 3段階段と目隠しフェンス
変則的な3段仕様のウッドデッキ工事
今回のウッドデッキは、リビングまでの高さを分けるために変則的な3段仕様で施工しました。
普通なら、リビングに近い3段目を広くする考え方もあります。けれど3段目を広くすると、外から見られやすい高さで過ごすことになります。そこで今回は2段目を広くし、使いやすさと視線への配慮を両立しました。
2-1. 高さ80cmの段差
地面からリビングまで約80cmある場合、段差を一気に上がるより段を分ける設計が安全です。
高さのあるリビングでは、1段だけのデッキにすると上がり下りが急になります。毎日使う場所なので、足をかける高さや移動のしやすさを考える必要があります。3段に分けることで、庭からリビングまでの動きが自然になります。
- 80cmの高低差を段階的に分ける
- 庭からリビングへ上がりやすくする
- 毎日の出入りを安全に整える
ウッドデッキは見た目だけで決めると、あとから使いにくさが出ることがあります。とくに段差が大きい家では、どの高さで足を止められるかが大切です。高さを分けることで、安心して使えるデッキになります。
2-2. 広くした2段目
今回の工夫は、3段目ではなく2段目を広くしたことです。
リビングに近い3段目を広くすると、周囲から見えやすい高さで過ごすことになります。そこで、少し低い2段目を広く取り、広縁やベンチのように使える場所にしました。座ったり荷物を置いたりしやすく、視線も受けにくい高さになります。
- 2段目を広くして居場所を作る
- 視線を受けにくい高さで過ごす
- ベンチのように使える段を作る
ウッドデッキは、広ければよいわけではありません。どの段を広くするかで、使い方も見え方も変わります。今回のように視線まで考えて高さを決めると、暮らしに合うデッキになります。
2-3. 隣地境界の目隠し
三協アルミの目隠しフェンス
隣地境界には、外からの視線をやわらげるために目隠しフェンスを設置しました。
ウッドデッキはリビングの延長として使う場所なので、周囲からの見え方が気になりやすいです。今回使った三協アルミのレジリアYL1型は、横ルーバータイプで視線を抑えながら通風も確保できます。完全に閉じすぎず、使いやすい目隠しにしたことがポイントです。
- 隣地からの視線をフェンスで抑える
- 横ルーバーで風通しを残す
- デッキまわりを落ち着いて使う
目隠しフェンスは、高さだけで選ぶと圧迫感が出ることがあります。デッキの高さ、隣地との距離、風の抜け方を見ながら選ぶことが大切です。小上がりリビングのデッキでは、視線と通風のバランスが暮らしやすさにつながります。
埼玉県のウッドデッキ施工例【費用相場とおしゃれな庭デッキデザイン】
安くておしゃれな外構フェンスとは?【種類別にわかる選び方と比較ポイント】
エクステリアデザイナーのコメント
弊社が現在、継続してお付き合いさせていただいている、アイフルホーム浦和店の新築外構です。
以前はハウスメーカーの下請けも数社やらせていただいていましたが、決まった図面を施工するだけでは、もっと使いやすい動線やデザインがあるのではと感じることもありました。
今は、お客さまを直接紹介していただき、打ち合わせから工事、アフターフォローまで弊社で責任を持って対応しています。
アイフルホーム浦和店さんとは連携もしっかりできていて、お客さまにとって安心できる仕組みで進められることが、長くお付き合いさせていただいている理由です。
3. 旗竿地の駐車場とアプローチ
建物が敷地の奥にある旗竿地の外構工事
旗竿地の細長い敷地では、駐車場と歩行用の動線を分かりやすく分けることが大切です。
今回の駐車場は土間コンクリートで仕上げ、左側を車用、右側を歩行用として使いやすくしました。レンガ目地を入れることで、玄関までのアプローチが自然に分かるようにしています。細長い敷地でも、目印を入れると歩く場所と車の場所が整理されます。
- 左側を車用スペースにする
- 右側を歩行用アプローチにする
- レンガ目地で玄関まで導く
旗竿地は、駐車場とアプローチが同じ細長い空間に重なりやすい敷地です。だからこそ、車の出入りと人の歩く場所を分けて考える必要があります。レンガ目地や機能門柱の位置を整えることで、毎日の動線が使いやすくなります。
機能門柱はどんな家に向く?【選び方と造作門柱との違いを解説】
4. 150万円で整える外構工事
今回の外構は、ウッドデッキ、目隠しフェンス、駐車場、機能門柱まで整えた150万円の外構工事です。
小上がりリビングの高さを解消するだけでなく、外からの視線や旗竿地の動線まで合わせて整えています。庭にはガーデニング用の土も一部残し、すべてを舗装しすぎないようにしました。使いやすさと余白の両方を残した外構です。
- リビング前に3段デッキを作る
- 隣地境界に目隠しフェンスを付ける
- 旗竿地の駐車場動線を整える
150万円の外構工事では、すべてを豪華にするより、暮らしの不便を解消する場所に予算を使うことが大切です。今回なら、リビング前の高低差と旗竿地の動線が大きな課題でした。そこを整えることで、毎日の出入りや庭の使い方が変わります。
5. よくある質問5つ(FAQ)
Q1. 小上がりリビングにウッドデッキは必要ですか?
リビングと地面の高低差が大きい場合、ウッドデッキを作ると出入りしやすくなります。段差を分けて上がれる形にすると、安全性も高めやすくなります。
Q2. 3段ウッドデッキは使いやすいですか?
高さがあるリビングでは、3段に分けることで上がり下りがしやすくなります。今回のように2段目を広くすると、ベンチや広縁のようにも使えます。
Q3. ウッドデッキに目隠しフェンスは必要ですか?
周囲からの視線が入りやすい場所では、目隠しフェンスがあるとデッキを使いやすくなります。高さや通風を考えて選ぶと、圧迫感を抑えながら落ち着いた空間にできます。
Q4. 旗竿地でも駐車場とアプローチを分けられますか?
旗竿地でも、舗装の分け方や目地の入れ方で車用と歩行用の動線を整理できます。細長い敷地ほど、どこを歩くかが分かる目印を作ると使いやすくなります。
Q5. 150万円の外構工事ではどこまでできますか?
150万円の外構工事では、ウッドデッキ、目隠しフェンス、駐車場、機能門柱などをまとめて整えやすくなります。すべてを作り込むより、高低差や動線など暮らしに関わる場所を優先すると満足しやすいです。
まとめ
この施工例では、小上がりリビングに合わせて3段階段のウッドデッキを施工し、目隠しフェンスと旗竿地の駐車場も整えました。大事なのは、リビング前の高低差を暮らしやすい形に変えることです。
ウッドデッキは3段に分け、2段目を広くしてベンチのようにも使える形にしました。隣地境界には目隠しフェンスを設置し、旗竿地の駐車場では車用と歩行用の動線を分けています。
小上がりリビングや旗竿地は、外構で使いやすさが大きく変わる条件です。高さ、視線、駐車場の動線を合わせて考えると、暮らしに合う外構計画を進めやすくなります。

小上がりリビングのウッドデッキは、高さの処理がとても大切です。どの段を広くするかで、使いやすさも外からの見え方も変わります。
旗竿地のような細長い敷地でも、車と人の動線を分けると毎日の出入りが楽になります。外構は、敷地の弱点を暮らしやすさに変えるための設計です。
あわせて読みたい関連記事
更新:2026年04月27日|公開:2023年06月18日


