緑化ブロックおすすめ5種類＠駐車場🤩【デメリットや施工方法も解説します】

緑化ブロックとは？

緑化ブロックとは、植物が隙間に入る「舗装用コンクリートブロック」のことです。

少しでも緑を増やそうと開発された、地球にやさしいブロック！各自治体の緑化制度にも対応していて、おもに駐車場（一戸建て住宅にも）で使われます。

また、よく植栽される植物は、芝生やタマリュウが多いです。植物が育たない場合は、砂利で代用することもあります。

補助金・助成金はあるの？

あります！全国各地の自治体では、それぞれ緑化に対する助成金を用意しています。

たとえば、当社クローバーガーデンがある埼玉県の制度は以下です。

埼玉県は、戸建て住宅には対応してないようです...残念！

興味のある人は、お住いの自治体に問い合わせてください。詳細はこちら≫ 屋上緑化/駐車場緑化の助成金(全国版)をどうぞ。

【3つ】緑化ブロックで舗装するメリット（得られる恩恵）

駐車場が涼しくなる

いちばんのメリットは、植物によって駐車場が涼しくなり、ヒートアイランド現象が緩和することです。

真夏の舗装表面は60℃前後まで上昇しますが、緑化ブロックを使えば約20℃も下がることが証明されています。あの猛暑日の地獄のような照り返しが、ものすごく緩和されるでしょう（風が通る）。

もしあなたの駐車場が広いなら、一部分だけでも緑化ブロックを使ってはいかがでしょうか？

おしゃれな外構になる

コンクリートだけで駐車場を舗装すると、シンプルすぎてあまりオシャレではありません。

そこで緑化ブロックを施工すると、青々した緑が美しい駐車場がつくれます。シンボルツリーなどの庭木を合わせれば、ナチュラルガーデンになるでしょう。

また、インターロッキングやレンガを施工しても、おしゃれな駐車場になります。しかし植物を取り入れたいなら、緑化ブロックが最適です。

車のタイヤで植物が傷まない

なぜなら、車のタイヤは緑化ブロックの上を走るからです。

そのため植物が踏まれなくなるため、痛める心配がありません。もし緑化ブロックがなかったら、植物の根っこはすぐにダメになります...

また駐車場に直接芝生を敷くと、タイヤが通る場所だけ芝生が痛んでしまいます。タイヤが通らない場所と段差ができ、すごくみすぼらしい駐車場になってしまうでしょう。

【5種類】駐車場におすすめの緑化ブロック＋緑化率 ⭐

ここからは、緑化ブロックを使った駐車場の実例を5つ紹介します。

商品名	メーカー	ポイント	緑化率	単価（円/個）	価格（円/m2）	おしゃれ度	サイズ	カラー
グラス ハイブリックボーダー	東洋工業	シンプルなボーダーデザイン	67％	¥390	¥8,658	★★★★★	長さ300mm × 高さ80mm × 幅150mm	ライトグレー・グレー・コルク
グラス・ハイブリック1	東洋工業	緑化率は小さいが強度が高い	35％	¥580	¥9,280	★★★★☆	長さ248mm × 高さ100mm × 幅248mm	マットグレー・アクアサンド
リビオ[ai]緑化80	エスビック	溝があるのでずれにくい	67％	¥1,053	¥11,700	★★★★☆	長さ300mm × 高さ80mm × 幅300mm	シルバー・ベージュ
オールラウンドペイブ グラスハーフ	エスビック	スマートな駐車場になる	52％	¥464	¥11,600	★★★★☆	長さ200mm × 高さ80mm × 幅200mm	シルバー・ジョーヌ
アルテアGタイプ	マチダ	植物同士が地下でつながる	55％	¥310	¥10,764	★★★★★	長さ240mm × 高さ80mm × 幅120mm	グレー・イエロー・ベージュ

1.【グラス・ハイブリックボーダー】緑化率67％

商品名	メーカー	工事業者を探す
グラス・ハイブリックボーダー	東洋工業	≫探し方のコツ
緑化率	単価（円/個）	価格（円/m2）
67％	¥390	¥8,658
おしゃれ度	サイズ	カラー
★★★★★	長さ300mm × 高さ80mm × 幅150mm	ライトグレー・グレー・コルク

シンプルなボーダーデザインで、ブロックの方向を変えれば格子デザインにもできます。

天然芝だけでなく人工芝も施工でき、芝生の代わりにインターロッキングブロック（200×100×60mm）を使用することも可能です。

2.【グラス・ハイブリック1】緑化率35％

商品名	メーカー	工事業者を探す
グラス・ハイブリック1	東洋工業	≫探し方のコツ
緑化率	単価（円/個）	価格（円/m2）
35％	¥580	¥9,280
おしゃれ度	サイズ	カラー
★★★★☆	長さ248mm × 高さ100mm × 幅248mm	マットグレー・アクアサンド

緑化率が小さいブロックですが、強度がいちばん高いタイプです。

隙間には芝生だけでなく、白みかげのインターロッキングブロックを合わせることも可能。玄関アプローチが凸凹だと危ないので、植物は使わずインターロッキングなどで隙間を埋めるのがおすすめです。

3.【リビオ[ai]緑化80】植生率67％

商品名	メーカー	工事業者を探す
リビオ[ai]緑化80	エスビック	≫探し方のコツ
緑化率	単価（円/個）	価格（円/m2）
67％	¥1,053~	¥11,700~
おしゃれ度	サイズ	カラー
★★★★☆	長さ300mm × 高さ80mm × 幅300mm	シルバー・ベージュ

細いボーダーデザインの緑化ブロックで、広い面積を植栽できます。

ブロックのつなぎ目には凹凸があるので、他のブロックとがっちり合ってズレにくいのが特徴です。300角の平板にも合わせられます。

4.【オールラウンドペイブ・グラスハーフ】植生率52％

商品名	メーカー	工事業者を探す
オールラウンドペイブ・グラスハーフ	エスビック	≫探し方のコツ
緑化率	単価（円/個）	価格（円/m2）
52％	¥464	¥11,600
おしゃれ度	サイズ	カラー
★★★★☆	長さ200mm × 高さ80mm × 幅200mm	シルバー・ジョーヌ

天然石の風合いを持つ、おしゃれな緑化ブロックです。

サイズは20cm角で、厚さは8cm。規則正しくブロックのが並んだ、スマートなデザインの駐車場になります。

5.【アルテアGタイプ】植生率55％

商品名	メーカー	工事業者を探す
アルテアGタイプ	マチダ	≫探し方のコツ
緑化率	単価（円/個）	価格（円/m2）
55％	¥310	¥10,764
おしゃれ度	サイズ	カラー
★★★★★	長さ240mm × 高さ80mm × 幅120mm	グレー・イエロー・ベージュ

天然石の風合いを持つ緑化ブロックです。

植物同士が独立しなく地下で連続しているので、植物が元気に育ちやすくなるのがメリット。緑化率も50％と高く、緑が美しい駐車場が作れるでしょう。

【施工方法】DIYしたい人に外構プロがアドバイス

基本はインターロッキングと同じ方法

駐車場は重い車が乗るので、砕石の厚さを15cm以上にします。それ以外は、普通のインターロッキングと同じ施工方法です。

下地にコンクリートを使わない理由は、芝生を張るので水はけを良くするため。そのため砕石の厚さを大きくし、しっかり転圧しなければなりません。DIYだと難易度はかなり高いので、プロに依頼したほうがいいでしょう。

おすすめ植物は芝生かタマリュウ

緑化に使うおすすめの植物は以下です。

芝生を使うことが多いですが、タマリュウも強い植物なのでおすすめです。

植え方はごくごく一般的な方法で、表面にあふれないくらいの土を入れ、そこに植栽していきます。最初の2~3ヶ月をしっかり管理すれば、しっかり根付いてくれるでしょう。

車が乗っても大丈夫！

なぜなら、緑化ブロックの隙間は深いので、タイヤで植物の根っこを傷めないからです。

隙間を広く取りすぎるとタイヤが沈みますが、施工要領書どおりにやれば問題ありません。

【枯れる!?】植物の手入れ方法と芝生の代替案3選

芝生が枯れる原因は、2つ考えられます。

芝生は張ったら終わりではなく、日々の手入れが必要になります。たとえば、芝刈り・エアレーションなどです。

わかりやすい例は、ショッピングセンターの駐車場。緑化面積を増やすためプラスチック製の緑化ブロックを使っていますが、管理不足と素材の破損で枯れているのがほとんどです。芝生管理のためだけに、1人従業員を雇ったほうがいいと思います。

また、もともと日当たりが悪い駐車場は、どんなことをしても芝生は枯れてしまいます。これは仕方ないので、次で紹介する代替案がおすすめです。

---

芝生の手入れはこちら ⏬

芝生の手入れ-永久保存版🤩【年間スケジュールを12ヶ月に分けて紹介します】

代替案は3つある

おすすめ順に3つ紹介します。

いちばんおすすめなのは「砂利」で、カラフルな砂利を使えば洋風の駐車場もつくれます。ホームセンターで手軽に買え、ただ撒くだけでかんたんです。

人工芝は緑化ブロック専用を使うとカンタンで、東洋工業には「グラスボーダー」という商品があります。接着剤で緑化ブロックにくっつける方法です。

また、隙間にインターロッキングブロックを使う方法もありますが、サイズが合わせにくいのがデメリット。

ということで、砂利が手っ取り早くしかもおしゃれになるので、いちばんおすすめの代替案です。

---

砂利の詳細はこちら ⏬

庭砂利おしゃれ10種類🤩【デメリットや後悔しない敷き方を外構プロが解説】

まとめ

この記事では、緑化ブロックの特徴やデメリット、おしゃれな施工例を紹介しました。いかがだったでしょうか？

緑化ブロックは駐車場に緑を増やせる製品で、おしゃれで涼しげな舗装がかんたんに施工できます。隙間に入れる芝生が枯れやすいデメリットがありますが、日当たりが良く手入れができれば大丈夫です。

---

すぐ下の関連ページで「土間コンクリート・庭砂利・インターロッキング舗装」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はご覧になってください😊

このページを読んだ人はこちらもオススメ！

• 土間コンクリート仕上げおしゃれ5選🤩【おすすめ目地デザイン8選も紹介します】

• 庭砂利おしゃれ10種類🤩【デメリットや後悔しない敷き方を外構プロが解説】

• インターロッキング舗装の施工例7選🤩【おしゃれな駐車場やデメリットも紹介します】

---

以上、緑化ブロックおすすめ5種類＠駐車場🤩【デメリットや施工方法も解説します】…という話題でした。

更新:2024年07月03日｜公開:2023年02月02日