シンボルツリーにおすすめの下草10選🌱【グランドカバーに最適な植物】

【更新日】2024.04.19.

シンボルツリー

シンボルツリーの魅力を最大限に引き出すコツは、下草を上手に組み合わせることです。

秋から冬にかけて落葉樹が葉を落とす時期も、下草のグリーンがあることで、庭は生き生きとした美しさを保ちます。さらに下草は地表の乾燥を防ぎ、真夏の厳しい日差しから植物を守るなど、機能的な利点もすごく多いです。

そこでこの記事では、シンボルツリーを引き立てる美しい下草を紹介します。初心者の人は、とりあえずこの10種類から選んでみましょう!😊


この記事のライター(信頼性の担保)

菅間 勇 2級建築士・2級建築施工管理技士・甲種危険物取扱者

埼玉県生まれ。東京農業大学、大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構と庭の仕事をはじめ、現場経験は20年以上。

子どもとチェスをこよなく愛す、3児の父親。

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シンボルツリーにおすすめの下草10選🌱【グランドカバーに最適な植物】

当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事専門会社」です。

毎年60件以上の外構工事を行い、庭木の植栽も行っています


1.【タマリュウ】日陰にも強いおすすめの下草

タマリュウ

タマリュウ(リュウノヒゲ)は、耐暑性・耐寒性に優れ、手間いらずで美しい緑を保つことができる植物です。地面をほとんど隙間なく覆うことができるので、雑草の繁茂を抑え、庭の手入れを楽にします。また繁殖力が強く、一度植えると素早く広が流のがメリット。

タマリュウの深緑の葉は、木の幹や葉とのコントラストを美しく演出し、庭全体の見栄えを良くする下草です。秋にはタマリュウの小さな果実が青く熟し、視覚的なアクセントとなるでしょう。

このように季節ごとの変化も楽しむことができるため、シンボルツリーだけでなく、庭全体の表情を豊かにしてくれるでしょう。タマリュウは、その耐久性と低メンテナンスな特性で、どんな庭にもフィットする理想的なグランドカバー植物です。


2.【ホスタ(ギボウシ)】葉の形や色のバリエーションが豊富

ホスタ

ホスタ(ギボウシ)は、その美しい葉の形と色で知られ、庭の暗い部分にもぴったり合います。とくに、大きなシンボルツリーの下の日陰で、その存在感を放つ植物です。

ホスタは低木や他の地被植物と比べて、管理がすごく楽な点も魅力です。定期的な水やりと年に1度の肥料があれば、健康的に成長します。また、害虫に強く、病気にもかかりにくいため、初心者の方にも扱いやすいです。ただし、冬には地上部が枯れてしまうため、春には新しい芽が出るまで地面がむき出しになることがあります。

このように、ホスタはシンボルツリーの下草として、見た目の美しさだけでなく、管理のしやすさからもおすすめです。


3.【アジュガ】春には青や紫の花を咲かせる

アジュガ

アジュガはほふく茎を持ち、マット状に地面を覆い尽くすため、土壌の侵食を防ぐ効果が期待できます。また、春には青紫色の花を豊富に咲かせ、庭の美観を大きく向上させる植物です。

アジュガはその成長の仕方から、横に広がりやすく、根が浅いため乾燥には弱いです。しかし、これがむしろシンボルツリーの下草として好適で、樹木の根元で湿度を保ちつつ、直射日光が少ない環境でもしっかりと生育できます。耐陰性が高いため、シンボルツリーによる日陰であっても問題なく、栄えある風景を作り出します。

このように、手軽に美しい花を楽しむことができる上、ケアも比較的かんたんです。地面を覆う密な葉と花は、年間を通じて見た目の変化を楽しむことができるので、ガーデニングにおいてもすごく人気があります。

アジュガを植えることで、シンボルツリー周辺を一層引き立てることが可能です。


4.【セダム】多肉植物で乾燥に強い

セダム

セダムは乾燥にすごく強く、水はけの良い環境でよく成長します。そのため、多湿で水が溜まりやすい場所ではなく、土壌が薄く乾燥した地域や斜面などでも健康に生育が可能です。

また、セダムは軽量で、屋根緑化などにも利用されることがあります。これはセダムが薄い土壌での生育に適しており、重い土壌を必要としないためです。そのため、シンボルツリーの下草として使用する際にも、土壌への負担を減らしながら、効果的に空間を彩ることができます。さらに風にも強いため、風通しの良い場所での使用にも適しています。

セダムを植えることで、シンボルツリーの周囲をより美しく、また環境に優しい緑化が実現できるでしょう。植え付け後の管理も比較的容易で、一度根付いてしまえば、あまり手間をかけずとも美しい緑を保つことが可能です。


5.【ヘデラ(アイビー)】強健なつる植物で地面を覆う

ヘデラ(アイビー)

シンボルツリーの足元を彩る下草として、ヘデラ(アイビー)の使用がおすすめです。

ヘデラはものすごく強健な植物で、厳しい冬も屋外で難なく越冬できます。その生命力の強さから、グランドカバープランツとしての役割もある植物です。緑豊かなヘデラは、シンボルツリーの美しさを一層引き立て、四季を通じて鮮やかな彩りを提供します。

また、ヘデラは手入れが比較的容易であり、成長も早いため、広い範囲を素早く覆うことが可能です。これにより、雑草の抑制にも役立ちます。密に生い茂る葉は、地面からの水分の蒸発を防ぎ、土壌の保湿にも寄与します。美観だけでなく、機能的な面でも優れた選択肢となるでしょう。

さらに、ヘデラはその柔軟な性質で、さまざまな環境に適応しやすいです。地面に這わせることも、壁やフェンスに這わせて縦の空間を利用することもできます。


6.【コルジリネ】リゾート感が出る植物

コルジリネ

コルジリネは、その鮮やかな新葉が特徴の植物で、赤やピンクなど多彩な葉色を楽しめます。これらのカラフルな葉は、庭に明るいアクセントを加え、見る人に南国のリゾートのような雰囲気を感じさせる植物です。

また、コルジリネは周囲の植物との相性も良いため、グランドカバー植物としても活躍します。たとえば、低めのグランドカバーとして定評のあるシダ類や、ヒメイワダレソウなどと組み合わせることで、一層の景観を創出することが可能です。

これらの下草との組み合わせにより、シンボルツリーが一層引き立ち、四季を通じて変化を楽しむことができます。


7.【ヒューケラ】光沢感がない質感の美しい葉

ヒューケラ

ヒューケラはその見た目の美しさだけでなく、育てやすさからも多くの人に選ばれています。

常緑性を持ち、1年中ほとんど同じ草姿を保つため、四季を通じて美しい庭を楽しむことが可能。日陰でも育ちやすい性質があるため、日照条件が厳しい場所でもしっかりと成長し、庭の隅々まで緑を広げることができます。

また、ヒューケラの葉色はすごく多様で、赤・紫・銅色など豊富なバリエーションがある植物です。これらの色とりどりの葉は、シンボルツリーの緑や花とのコントラストを美しく見せ、庭全体の印象を引き立てます。

地面を覆うように広がるヒューケラは、雑草の生えにくい環境を作り出し、庭のメンテナンスを容易にします。シンボルツリーの根元を彩る役割を果たすとともに、土壌保護にも寄与するので、機能的にもすごく魅力的です。


8.【オキザリス】丈夫で育てやすく開花時期が長い

オキザリス

オキザリスの花は、夜間や雨天には閉じる一方で、日中の日ざしを受けると盃状やロート状に大きく開くため、その変化が楽しめる点が魅力です。満開のときには株を覆うように咲く様子がすごく美しく、シンボルツリーの足元を華やかに彩ります

また、オキザリスは日本人にもなじみの深い花です。1年を通して異なる種類のオキザリスが次々と花を咲かせ、庭の景色を飽きさせません。また、手入れが比較的かんたんで、日陰でもよく成長するため、シンボルツリーの下草として理想的です。

さらに、オキザリスは地面を覆うことで、雑草の抑制にも役立ちます。そのため、美しい見た目だけでなく、実用性においてもすごく評価が高いです。病害虫に強い種類が多いため、庭のメンテナンスが格段に楽になる点も、シンボルツリーの下草としてオキザリスを選ぶ大きなメリットとなっています。


9.【アサギリソウ】美しいシルバーリーフ

アサギリソウ

アサギリソウは、全体にシルバーリーフで覆われた銀緑色の葉を持つ植物で、きらきらと光に反射するその美しさが魅力的です。花よりも草姿や風情を楽しむことができ、シンボルツリーの足元に広がる銀色のカーペットのような存在感は、庭に独特の雰囲気を加えます。

アサギリソウのもうひとつのメリットは、管理のしやすさにあります。耐寒性もやや強く、日本の様々な気候に適応が可能。また成長が早く、地面をしっかりと覆うため、雑草の抑制にも効果的です。

最後に、アサギリソウは、その見た目だけでなく機能性においてもシンボルツリーの下草に最適です。しっかりと地面を覆い尽くすことで、土壌の保湿や保温を助け、木の根元を保護します。さらにシルバーがかった葉は光を反射して、周囲の植物を引き立てる効果もあり、庭全体の景観を豊かにしてくれるでしょう。


10.【ワイヤープランツ】大きく広がるので広い庭に最適

ワイヤープランツ

ワイヤープランツは、細く長い茎が特徴的で、その見た目が針金のようであることからこの名前がつけられました。その独特なフォルムは、シンボルツリーの周囲を彩るのにぴったりです。また、グリーンの色味がものすごく鮮やかで、四季を通じて美しい景観を提供します。

ワイヤープランツはものすごく生命力が強く、繁殖力も高いため、広範囲を覆うことができます。これは、広い庭を持つ家庭にとっては大きなメリットです。庭全体に緑のカーペットを敷くように広がるワイヤープランツは、雑草の生育を抑制する効果もあり、メンテナンスの手間を軽減してくれます。ただし、狭い庭では、その繁殖力が仇となり他の植物のスペースを圧迫する可能性があるので注意が必要です。

また、ワイヤープランツは耐陰性にも優れており、日陰の多い庭や、大きなシンボルツリーの下でもしっかりと成長します。そのため、日照条件が厳しい場所でも、緑の覆いを保ちながら庭を美しく保つことができます。


まとめ

この記事では、シンボルツリーの下草について解説しました。いかがだったでしょうか?

シンボルツリーにおすすめの下草10選🌱【グランドカバーに最適な植物】

紹介した植物がどのようにシンボルツリーを引き立て、機能的にも庭に貢献するか解説しました。

シンボルツリーを植えるだけで満足せず、ぜひ下草も植えて、あなただけの美しい庭をつくりあげてください!



すぐ下の関連ページで「シンボルツリーランキング・ライトアップ・おしゃれな庭木」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はぜひご覧になってください😊


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以上、シンボルツリーにおすすめの下草10選🌱【グランドカバーに最適な植物】…という話題でした。

更新:2024年04月19日|公開:2024年04月19日

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