新築外構で後悔しやすいポイントは?【55人調査で多かった失敗例】
【更新日】2026.04.23
新築外構は家づくりの最後に考えがちですが、住み始めてから「ここをもっと広くすればよかった」「思ったより手入れが大変だった」と後悔しやすい部分でもあります。
とくに駐車場や庭、カーポート、フェンスは、見た目だけで決めると使いにくさが出やすい場所です。今はよくても、車の台数や子どもの成長、日々の管理負担で不便を感じることもあります。
そこでこの記事では、新築外構で後悔しやすいポイントを55人調査の結果とあわせて整理します。あわせて、どこで失敗しやすいのか、計画時に何を先に確認すべきかもわかるようにまとめます。
- 【調査期間】2024年2月
- 【調査方法】クラウドサービスを利用したインターネット調査
- 【対象者】新築で外構工事をした人
- 【対象者の年代】20代・30代・40代・50代・60代・70代
- 【サンプル数】55
埼玉県生まれ。外構エクステリア業界20年以上(現在も現役)。2級建築士・2級建築施工管理技士。戸建て住宅の外構、庭づくり、植栽を中心に、現場経験をもとに情報を発信しています。 ≫信頼できる情報発信に向けての取り組み
この記事の内容
1. 新築外構で後悔しやすいポイントは?駐車場と庭を先に見る
新築外構で後悔しやすいのは、毎日使う場所を後回しにしたときです。
外構は見た目で気分が上がる一方で、住み始めると使い勝手の差がはっきり出ます。とくに駐車場、庭、フェンス、カーポート、玄関アプローチは、日々の動きや手入れに直結します。最初にここを詰めておかないと、小さな不便が長く残りやすいです。
- 毎日使う場所を先に決める
- 見た目より動線を優先する
- 管理負担を先に想像する
外構は後から少しずつ整えればよいと思う人もいます。けれど、土間やフェンス、カーポートの位置は一度決まると直しにくいです。駐車場と庭から考えることが、後悔を減らすいちばん現実的な進め方です。
2. 【55人調査】後悔した人は89.1%だった
55人調査では、後悔した人がかなり多い結果でした。
55人のうち49人が「はい」と答え、割合では89.1%です。後悔した内容では、駐車場まわり28%、庭まわり26%、カーポート関連24%、目隠しフェンス関連22%、境界まわり22%が上位に並びました。つまり失敗は一部の特殊なケースではなく、多くの家で起こりやすい問題だと見ておいたほうが自然です。
| はい | いいえ |
|---|---|
| 49人(89.1%) | 6人(10.9%) |
| 順位 | 失敗・あとで後悔した工事 | 人数(%) |
|---|---|---|
| 1位 | 駐車場まわり | 14人(28%) |
| 2位 | 庭まわり | 13人(26%) |
| 3位 | カーポート関連 | 12人(24%) |
| 4位 | 目隠しフェンス関連 | 11人(22%) |
| 4位 | 境界(塀・フェンス)まわり | 11人(22%) |
| 6位 | 庭木関連 | 10人(20%) |
| 7位 | 玄関アプローチまわり | 8人(16%) |
| 8位 | 業者選び | 5人(10%) |
| 9位 | ウッドデッキ関連 | 3人(6%) |
| 10位 | 門まわり | 2人(4%) |
| 10位 | デザイン | 2人(4%) |
| 12位 | 駐輪場まわり | 1人(2%) |
※複数回答可
- 上位の失敗箇所を先に知る
- 自宅で起こりそうな後悔を探す
- 変更しにくい工事から詰める
ここまで後悔が多いと不安になるかもしれません。ですが、よくある失敗が見えているぶん、先に避けやすくもあります。多くの人がつまずく場所を先回りして押さえることが大切です。
3. 駐車場まわりは広さと動線で後悔しやすい
駐車場まわりは、広さと出し入れのしやすさで後悔が出やすいです。
車の台数だけで広さを決めると、ドアの開閉や荷物の出し入れで窮屈さが出ます。道路との高低差や進入角度まで見ていないと、乗り上げや切り返しで不便が残ります。最初は足りていても、将来の増車や来客で足りなくなることもあります。
- 駐車時の動線を確認する
- 将来の台数増加を見込む
- 道路との段差を測る
いま停められるなら十分だと思いやすいです。けれど、駐車場は毎日使うので、少しの不便がいちばん積み重なります。広さだけでなく使い方まで見ることが、駐車場の後悔を減らします。

建物の横に付けられるように駐車スペースを確保したかったのですが、盛り土の上の建物までは道路からの高さがありました。そこでコンクリートの緩やかなスロープで車を上げられるように施行しました。誤算だったのは道路の形状が中央部分が盛り上がり側溝部分が思いのほか低くなっていることでした。結局スロープから車を上げようとすると底を擦ってしまいます。

駐車場を2台分とりました。あと1台分取れたけれどそのままにしておいたほうが融通がきくかな?と思い、適当な庭にしといてくださいと頼みました。出来上がって見に行くと特に庭っぽくなくて砂利が敷き詰められていました。木が植えれるしいざとなったら畑にもできそうだけど、なんせ砂利が飛び散って道に散らばるのが嫌です。

駐車スペースは採石を敷いた状態で過ごしていましたが、春先には決まって地面が緩み泥汚れを気にしていました。今回、壁・屋根・駐車スペースのリフォームを行ったのですが、こちらの望んでいたのは全面コンクリート床でしたが、寧ろ縁石で仕切りアスファルトにしたことで予算を抑え予想以上の仕上がりとなり大変満足しています。
4. 庭まわりは手入れと使い道で差が出る
庭まわりは、憧れだけで決めると後悔しやすい場所です。
芝生や植栽は見た目がきれいでも、手入れや落ち葉、雑草の負担が毎年続きます。家族が庭をどれだけ使うのかが曖昧なままだと、結局あまり使わず管理だけが残ることもあります。庭は広さより、どう使うかとどこまで世話できるかで満足度が変わります。
- 庭の使い道を決める
- 手入れ量を先に想像する
- 植栽の管理条件を確認する
せっかくの新築だから庭らしさも欲しいと思うのは自然です。けれど、使わない庭や維持できない芝は負担になりやすいです。好きな見た目と続けられる管理がそろっているかを見るほうが失敗しにくいです。

当初は庭を作る予定はなかったのですが、駐車場の一部をつぶしてそこに芝を張ってもらい庭を作りました。芝が成長してきてもきれいな緑色にならず汚い色のままです。近隣の家から飛んできた落ち葉のたまり場になりやすく、草むしりも大変なので庭を作ったことを本当に後悔しています。

駐車場がコンクリートだけだと味気ないので、不規則なライン(土)を設け、そこにタマリュウという草のようなものを植えようということになりました。ところが猛暑でほぼ全滅状態になりました。こんなことなら普通にコンクリートだけにしておけばよかったなと思いました。

昔から庭付きの一戸建てに憧れており、狭い土地ながら念願の門や玄関アプローチがついた庭を作り、植栽と芝生を植えた庭にしました。しかし、植栽や芝生には虫が増え、落葉もあり、夫婦ともにあまり興味がなかったにもかかわらず、憧れだけで芝生を作ったばっかりに、日頃の手入れが苦になりました。

庭の雑草対策と景観の向上のため、庭にはコンクリートを薄くはった上に、タイルを貼って頂いた。雑草対策が実現できたと同時に景観も良くなった。
5. フェンスや境界は高さと位置を甘く見ない
フェンスや境界まわりは、高さと位置のずれが後悔につながりやすいです。
目隠しは図面上では十分に見えても、実際の視線は道路や隣地、窓の高さで変わります。門扉やフェンスは数センチの位置の差で、開閉や見え方に不便が出ます。さらに境界まわりは施工不良があると、後から直す負担も大きくなります。
- 立った目線で高さを確認する
- 門扉の開く向きを試す
- 境界の施工内容を確認する
フェンスは最後に整えればよいと考えやすいです。ですが、見え方と使い勝手の両方に関わるので、後回しにするとずれが出やすいです。視線と開閉の動きまで見ることが大切です。

目隠しフェンスを道路と庭との間に作ったのですが高さが足りずリビングの掃き出し窓から見えてしまうようになりました。また門扉もつけたのですが付けた位置を間違えてしまい、開けたときに門扉が隣の家のフェンスに当たりそうになっています。

地元の工務店に工事を依頼したのですが、施工後、そう年数が経たないうちにフェンスが傾いてきてしまいました。後に庭の工事業者の人から、ブロックの穴に通常ならコンクリートを詰めなければならないところに、まったくコンクリートがされていないと言われました。
6. カーポートとアプローチは毎日の使いやすさで決まる
カーポートとアプローチは、毎日の動きに合っているかで満足度が変わります。
カーポートは位置や高さ、日当たりへの影響まで見ないと、便利なはずが暗さや圧迫感につながることがあります。アプローチは見た目を優先しすぎると、泥汚れや歩きにくさが残ります。成功例でも、日々の使いやすさを優先した工事が評価されていました。
- 日差しへの影響を確認する
- 玄関までの歩きやすさを考える
- 使う場面を先に想像する
カーポートやアプローチは見た目を整える設備だと思われやすいです。けれど、本当に差が出るのは毎日の出入りです。動きやすく掃除しやすいことまで含めて決めると、後悔は減りやすいです。

カーポートの位置を利便性から考えて設置したが、もっと配管等の条件を考慮するべきだった。片方の基礎が水道管や水道メーターの付近だったので、強度が足りずに傾きが生じて5年後にやり直す事になった。

使い勝手が良いように勝手口近くにカーポートを設置してもらいましたが、確かに使い勝手はいいものの、キッチンに降り注ぐ日差しを遮ってしまうのでキッチンが暗くなり閉鎖的に感じてしまいますし、圧迫感を感じるのでもう少し考えれば良かったと後悔しました。

玄関のアプローチ周りにレンガを敷き詰めました。泥がついたまま玄関に上がることもなくなり掃除もだいぶ楽になりました。凹凸も無いので高齢の祖母も子供も躓くことが無く安心しています。

以前のカーポートが古くなったことで新しいカーポートをしようと外構工事業者に依頼をしました。最終確認をしましたが、カーポートに傷もなくしっかりと固定されているので安心しました。今回はカーポートの出来栄えがとても良いので、そうした不安は一切なく外構工事は成功しました。
7. よくある質問5つ(FAQ)
Q1. 新築外構でいちばん後悔しやすい場所はどこですか?
今回の調査では駐車場まわりが1位でした。毎日使う場所で、広さや動線の少しのずれが長く不便として残りやすいからです。
Q2. 駐車場は何を基準に広さを決めればよいですか?
台数だけでなく、ドアの開閉、荷物の出し入れ、来客や将来の増車まで見て決めるほうが後悔しにくいです。
Q3. 庭をつくって後悔しやすいのはどんなケースですか?
使い道が曖昧なまま芝や植栽を増やした場合です。見た目はよくても、手入れや雑草、落ち葉の負担だけが残ることがあります。
Q4. フェンスや目隠しで失敗しないための見方はありますか?
図面だけでなく、立ったときの目線や窓の高さ、門扉の開き方まで確認することです。高さと位置の少しの差が使い勝手を左右します。
Q5. 外構の後悔を減らすには何から決めるべきですか?
駐車場、玄関アプローチ、庭の使い方の順で考えると整理しやすいです。見た目より先に、毎日の動きと管理負担を固めるほうが失敗を減らしやすいです。
まとめ
新築外構で後悔しやすいのは、見た目よりも暮らしの中で毎日使う場所です。今回の55人調査でも、駐車場、庭、カーポート、フェンスが上位に並び、多くの人が住んでから使いにくさや管理負担を感じていました。
とくに駐車場の動線、庭の手入れ、フェンスの高さや位置、カーポートやアプローチの使いやすさは、あとで直しにくい部分です。だからこそ、完成直後の見た目だけでなく、数年後の暮らし方まで想像して決めることが大切です。
外構は、家の外側を飾るだけの工事ではありません。毎日の不便をつくらないことを基準に考えると、必要な工事と優先順位が見えやすくなり、後悔の少ない新築外構に近づきます。

新築外構は、完成した瞬間より住み始めてから本当の評価が出ます。だから、きれいに見えるかより毎日困らないかを先に見たほうが、結果として満足しやすいです。
全部を盛り込むより、使う場所から順に整えるほうが失敗は少なくなります。暮らしに合う外構は、派手さよりも無理のなさで決まっていくものです。
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更新:2026年04月23日|公開:2024年03月02日
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