ガビオンのデメリット5選😱【門柱の外構施工例も写真付きで紹介】
【更新日】2024.07.27.
外構工事を考えているとき、ガビオンの選択肢が気になりませんか?しかしガビオンには、隠れたデメリットもあります...
そこでこの記事では、ガビオンのデメリットをわかりやすく解説します。ガビオンの問題点がしっかり理解でき、最適な外構工事を選ぶ手助けができるはずです。さらに門柱の外構施工例も、写真付きで紹介しています。
これを読むことで、ガビオンのメリットとデメリットがバランスよくわかり、あなたに合った外構デザインかどうか判断できます。今すぐチェックして、失敗のない外構工事を目指しましょう!😊
当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
1.ガビオンとは?
ガビオンとは、石や砂利などの自然素材を、金属製の網やワイヤーバスケットに詰めた構造物のことです。
元々は、土砂崩れの防止や河川の護岸工事などに使われていました。しかし最近では、その独特のデザインと耐久性が評価され、住宅の外構や庭の装飾にも利用されています。
また、モダンで自然な雰囲気を演出するため、デザイン性の高い外構として人気です。たとえば、庭の境界や花壇、ベンチ、さらには門柱など、さまざまな用途に使用されています。ガビオンを使った外構は、石の色や種類を変えることで個性的なデザインを楽しむことができ、自然と調和した美しい景観を作り出せる構造物です。そのため、ガビオンは機能性とデザイン性を兼ね備えた外構材として注目されています。
2.ガビオンのデメリット5選
2-1.DIYだと難しい
ガビオンは金属メッシュと石材を組み合わせて作られるため、その重さや設置の手間が大きな問題となります。とくに正確な寸法でメッシュをカットし、しっかりと固定する作業は、専門的な技術と経験が必要です。
さらにガビオンの設置には、基礎工事が必要になります。基礎がしっかりしていないと、ガビオン自体が不安定になり、崩れるリスクが高いです。また石材の選定や配置にも注意が必要で、見た目のバランスを考えながら詰め込むのは、かんたんではありません。そのため、DIYでガビオンを施工するには、多くの時間と労力がかかることを覚悟する必要があります。
2-2.背を高くできない
ガビオンは自然な風合いが魅力ですが、背を高くできないというデメリットがあります。
ガビオンの構造は、石の重量と金網の強度に依存しているため、高さを増すと構造的な安定性が低下します。そのため、高さを必要とするフェンスや壁には適していません。とくに強風や地震などの外力に対して不安定になりやすく、高いガビオンを設置する場合は安全性に注意が必要です。
また、プライバシーの確保や騒音対策など、高さを必要とする機能を求める場合には、他の材料を検討したほうがいいでしょう。ガビオンの魅力を最大限に活かすためには、適切な用途を選ぶことが大切です。
2-3.倒れる危険がある
ガビオンは重い素材で構成されているため、地盤が不安定な場所や適切な設置ができないと、時間とともに傾いたり倒れたりするリスクが高いです。とくに豪雨や地震などの自然災害が発生すると、そのリスクが高まります。
またガビオンの倒壊は、周囲の安全性にも重大な影響を及ぼす可能性が高いです。倒れたガビオンは重い石や砂利が崩れ落ちるため、近くに人や車両がいる場合、大きな被害をもたらします。
2-4.費用が高い
ガビオンの設置には、石材や金網の材料費がかかるだけでなく、施工にも手間がかかるため、全体的なコストが高くなります。とくに大規模なプロジェクトやデザイン性を重視した場合、その費用はさらに増加するでしょう。
また、ガビオンの施工には専門的な技術が必要であり、DIYでの設置は難しいため、専門業者に依頼することが一般的です。このため施工費用も高く、全体のコストが上がります。耐久性やデザインを重視する場合、質の高い材料と技術が求められるため、さらに費用がかさむことがあります。
2-5.デザインの自由度が限られる
ガビオンの見た目は、どうしても無骨で単調になりがちです。とくに現代的で洗練されたデザインを求める場合や、柔らかい雰囲気を出したいときには、ガビオンの使用が難しいことがあります。また石の選び方によっては、全体の見た目が重く感じられる可能性も大です。
さらに一度設置すると、その形や構造を変更するのが難しいため、デザインの変更が難しくなります。設置後にライフスタイルや好みが変わっても、かんたんに改修することができません。ガビオンの無骨なデザインが気に入っている方には問題ありませんが、デザインの自由度を重視する方には不向きと言えます。
3.ガビオンのメリット3選
3-1.独特でかっこいい見た目
ガビオンは金属製の網に石を詰めた構造物で、自然素材と工業的なデザインが融合した独特の外観が魅力的!
この組み合わせにより、モダンでありながらも自然の美しさを取り入れた外構デザインになります。またガビオンはさまざまなサイズや形状に対応できるため、敷地やデザインに合わせたカスタマイズがかんたんです。とくに門柱・花壇・背の低い塀など、外構に取り入れられるアイデアはたくさんあります。
3-2.植物との相性が良い
ガビオンは石を詰めたワイヤーメッシュの構造で、通気性と排水性に優れています。
このため、植物の根がしっかりと呼吸でき、水はけも良好です。さらにガビオンの隙間に植物を植えることで、自然な景観を演出することができます。植物がガビオンの石の間に根を張り巡らせることで、見た目にも美しい外構を作り上げることが可能です。
また、草花や低木、多年草などを植えることで、四季折々の変化を楽しむことができます。さらにガビオンの素材自体が自然石を使用しているため、植物との調和が取りやすく、自然な雰囲気が美しいです。植物との相性の良さを活かして、庭やエントランスを華やかに彩ることができます。
3-3.高い耐久性と長寿命
ガビオンは、金属製のワイヤーメッシュに石を詰めた構造物であり、ものすごく頑丈です。
この構造により、自然災害や経年劣化に対して強く、長期間にわたってその形状を保つことができます。また、メンテナンスがほとんど必要ないため、長い目で見てもコストパフォーマンスが高い点がメリットです。
さらに、ガビオンは環境に優しい素材としても評価されています。自然石を使用するため、景観に溶け込みやすく、周囲の自然環境と調和します。機能的かつエコフレンドリーな選択肢として、広く利用されているアイテムです。
4.ガビオン門柱の外構施工例を写真付きで紹介
この写真の施工例では、ガビオンを使用した門柱が特徴的です。
ガビオン門柱が無骨なアクセントになっていて、ナチュラルモダンの家とうまく調和しています。石を詰めたワイヤーメッシュの質感が、外壁のナチュラルな木目調と調和しつつ、対比効果で家全体を引き立ててくれました。
また、門柱の位置は奥まった場所に設置されており、駐車の邪魔にならないように工夫。この配置により、限られたスペースを有効に活用しながらも、玄関へのアクセスがスムーズです。足元には、洗い出し仕上げのアプローチが設け、自然な雰囲気を醸し出しました。お客さまからは、「ガビオン門柱が家の雰囲気にぴったりで、とても満足しています」との声をいただいています。
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【おまけ】ガビオンでデザインした道路との境界塀
こちらの写真では、ガビオンを使用してデザインされた、道路との境界塀の施工例です。
この境界塀は、シンプルな家の外観にアクセントを加えるだけでなく、周囲の景観とも調和しています。ガビオンのうしろはブロック塀を施工しているので、土留めというよりは、装飾目的のガビオンです。
またこの施工例では、ガビオンの上に石材を配置し、手すりを設置することで安全性も確保しました。ガビオンの粗い石と、石材や手すりの滑らかな質感のコントラストが美しく、デザイン性にも優れた仕上がりとなっています。お客さまからは、「ガビオンを使った境界塀はとてもおしゃれで、家の外観が引き立ちます」とご満足いただけました。
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まとめ
この記事では、ガビオンのデメリットについて解説しました。いかがだったでしょうか?
ガビオンには、「DIYが難しい・高さを出せない・倒れる危険がある・費用が高い・デザインの自由度が限られる」などのデメリットがあります。これらを理解して、最適な外構工事を選ぶことが大切です。
ガビオンを使用した外構は、「独特の見た目・植物との相性の良さ・高い耐久性」がメリット。自然と調和した美しい景観を楽しむことができ、長期間にわたってその形状を保つことができるアイテムです。
すぐ下の関連ページで「外構のお役立ちページ一覧・ガビオンの施工例」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、ガビオンのデメリット5選😱【門柱の外構施工例も写真付きで紹介】…という話題でした。
更新:2024年07月27日|公開:2024年07月27日