コニファーおすすめ20種類🌲【比較表-ランキング-庭の設計ポイントも解説♪】

【更新日】2023.10.26.


悩む夫婦

洋風の庭にあこがれていて、コニファーを植えようと考えています。どんな種類がおすすめですか?

それと、植えた後の「育て方や剪定方法」も教えて欲しいです。


こんな人に向けて書きました。

この記事のポイントは次の3つです。

  • おすすめのコニファー20種類
  • 比較表+プロが作ったランキング
  • コニファーの剪定と育て方

記事を読み終えると、コニファーの魅力や庭での設計ポイントがわかり、もうどんなコニファーを植えればいいか迷わなくなっているはずです。


当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事の専門会社」です。

年間200本以上の庭木を植え、植えた後の管理・剪定なども行っています


コニファーおすすめ20種類🌲【比較表-ランキング-庭の設計ポイントも解説♪】

コニファーを建物脇に植えた植栽例

最近の住宅は洋風カジュアルが多く、植える庭木にコニファーを選ぶ人がたくさんいます。

しかし「そもそもコニファーってどんな木なの?」「おしゃれなコニファーはどんな種類?」「目隠し用の種類はどれ?」「寒い場所でも植えられるの?」「剪定の方法や時期はどうなの?」などとすごく悩むでしょう

そこでこの記事では、「コニファーの特徴」をまず解説し、よく植えられている「おすすめ20種類」を紹介。植えた後の「剪定と育て方」もかんたんに説明します。

また、20種類のかんたんな比較表、庭職人歴20年のプロが作ったランキングも作るつもりです。

どうぞ最後までご覧ください😊



それでは、ひとつずつ解説していきます。


コニファーとは?


ここでのポイントは3つ
  • コニファーとは?
  • コニファーの特徴
  • コニファーは使いやすい

コニファーとは?

コニファー (Conifer) とは、針葉樹の総称です。

厳密には、裸子植物が丸みを帯びた実を付けることからコニファーと呼ばれます。一般的には、外来種を中心とした園芸用の品種をさすことが多いです。

ヨーロッパの庭園では、刈り込んで動物や鳥を作る「トピアリー」によく使われます。


コニファーの特徴

コニファーの樹形には、円錐形・狭円錐形・ロケット形・球形・半球形・匍匐系などがあります。

また、葉色は緑の単色だけでなく、青・黄・銀色がかった独特の雰囲気をかもし出す種類も豊富です。

コニファーにはマツ科・トウヒ属・ヒノキ科・クロベ属・ホソイトスギ属・ビャクシン科などがあり、樹形や性質、生長の速度を把握して、その特色をうまく引き出すように植えましょう


コニファーは使いやすい

最近の住宅は、和風というよりも洋風化の傾向が強く、使う樹種も難しくなってきています。

そこで、これら洋風住宅にマッチするのがコニファーで、ガーデニングブームに乗っかりよく植えられるようになりました

現在は多種多様なコニファー類がかんたんに手に入り、とくに低木とうまく組み合わせると、雰囲気の良い庭づくりができます。


庭の設計ポイントと使い方5選

おしゃれなコニファーガーデンのデザイン

ここでのポイントは3つ
  • コニファーガーデンの設計ポイント
  • カーブさせて並べるのがおしゃれ!
  • コニファーの使い方5選

コニファーガーデンの設計ポイント

コニファーを主体とした庭の設計ポイントは、樹形・葉の色・木の高さを計画的に組み合わせることです。

たとえば、中心となる木(シンボルツリー)を奥に植えたら、それに添わせて高さや色を考えながら、コニファーを植えていきます。

またコニファーガーデンの特色は、整然とした規則正しい美しさです。常緑樹のコニファーと落葉樹との取り合わせも、素敵な雰囲気を作り出します。


カーブさせて並べるのがおしゃれ!

最近のコニファーのトレンドは、庭を形づくるようカーブさせて並べて植えることです。

以前はカイヅカイブキ・イヌマキ・サワラなどがよく使われましたが、昨今はエレガンティシマ・コノテガシワ・スカイロケット・ニオイヒバなどが主流となってきました。

また、コニファーの中には地面をはう種類も多く、斜面などのグランドカバーとしても使われています。例えば、ハイビャクシン・ハイネズ・サンゴールド・フィリフェラオーレアなどが地被として使われています。


コニファーの使い方5選

鉢植えのコニファーと庭

コニファーの使い道はいろいろあり、以下5つほど紹介します。

  1. 目隠し用の生垣
  2. シンボルツリー
  3. グランドカバー
  4. コンテナガーデン
  5. 芝生との相性は抜群!

目隠し用の生垣

コニファーは常緑樹なので、もともと目隠し用の生垣としてよく利用されてきました

生垣として使用する場合は、同じ種類のコニファーを並べるとおしゃれになります。樹形が美しい円錐形で、刈り込みにも耐える種類がおすすめです。


シンボルツリー

洋風のシンボルツリーが植えたいなら、コニファー類から選ぶとかんたんです。

庭に1本のコニファーがあるだけで、庭の雰囲気を引き締まったものにしてくれます。選び方によって庭のイメージを大きく変えることができるでしょう。

シルバー系やブルー系のコニファーがおしゃれで、低木以上の種類を選びましょう。


グラウンドカバー

這性の種類や矯性の種類を利用し、グラウンドカバーとして利用することもあります。

たとえば、ヒノキの仲間の「フィリフェラオーレア」は、目を引く黄色の葉が特徴的で、個性的なグラウンドカバーとしても人気です。


コンテナガーデン

コンテナガーデンは、高さと変化を出すツールとしてよく使われます。

草花と一緒に植えることによって、寄せ植えの高低差をうまく利用できるのがメリット!また素焼き・ワイン樽・磁器など、どんなコンテナとも相性がよく、すてきなコニファーガーデンが楽しめます。


芝生との相性がバツグン!

コニファーは種類によって、冬にくすんだ色になったり、褐色になったりする種類もあります。しかし、大部分は緑色を維持します。

そこで、冬に枯れ葉色となる暖地型の芝(コウライシバなど)と組み合わせることで、冬の芝庭に彩りを加えることができるでしょう

また、芝生面に広葉樹のような葉が落ちることもないので、冬の手入れも手間がかかりません。つまりコニファーは、庭の植栽には一年中しっくりきます。ヒノキ科のものなら、樹の香りも楽しむこともできます。


おすすめコニファー20種類の一覧・図鑑


ここでのポイントは6つ
  1. 【シルバー系】おしゃれなコニファー4選
  2. 【鉢植え】おすすめコニファー3選
  3. 【目隠し】おすすめコニファー3選
  4. 【低木】大きくならないコニファー4選
  5. 【生垣】おすすめコニファー3選
  6. 【グランドカバー】おすすめコニファー3選

お待たせしてすみません!

それではシルバー系の「おしゃれなコニファー」から解説していきます。


【シルバー系】おしゃれなコニファー4選


シルバー系のコニファーは4種類
  • 【ブルーアイス】美しいシルバーの葉
  • 【シルバースター】鉢植えにおすすめのシルバー系
  • 【ブルーバード】葉裏がシルバーのコニファー
  • 【コロラドモミ】北米ではクリスマスツリーに利用

【ブルーアイス】美しいシルバーの葉

雪の結晶のような葉がつくブルーアイス

分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ホソイトスギ属

ブルーアイスは葉にシルバーのワックスがあるため、すごく美しい銀白色のコニファーです(柑橘系の香りがある)。ただし、このワックスは雨風ではがれ落ちるので、少しずつ緑色が強まります。

樹形は広円錐形で、幹は上へまっすぐ伸び、枝は斜め上へ広がるのが特徴です。成長は早く年間30cmぐらい伸びます。

耐陰性が弱く日陰には向かないので、日がたくさん当たる場所へ植えましょう。耐寒性はややあるので、東北南部~九州にかけて植栽できます。


【シルバースター】鉢植えにおすすめのシルバー系

青みのある葉がおしゃれなシルバースター

分類:常緑中低木
科属:ヒノキ科ヒノキ属

シルバースターはエルウッディとも呼ばれ、鉢植えとして人気があります。

葉っぱは青みがかった緑色で、柔らかい触り心地が特徴です。欧米では地植えに使われますが、雨の多い日本では庭植えには向きません。

耐寒性が強く、北海道南部~九州にかけて植栽が可能です。また1年で30cm以上のびるので、夏に全体的に狩り込み剪定をするとコンパクトに維持できます。


【ブルーバード】葉裏がシルバーのコニファー

ややカールした葉を持つブルーバード

分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ヒノキ属

ブルーバードはボールバードとも呼ばれ、銀色の丸みのある葉っぱが美しいコニファーです。

樹形は円錐形となり、冬でも葉色はあまり変わりません。年間30cmぐらい伸びます。

耐陰性があるので半日陰でも元気に育ち、萌芽力が強いので剪定もカンタンです。耐寒性が強いので、東北北部~九州にかけて植栽できます。


【コロラドモミ】北米ではクリスマスツリーに利用

きれいな円錐形のコロラドモミ

分類:常緑中高木
科属:マツ科モミ属

コロラドモミはコンコロールモミとも呼ばれ、北米ではクリスマスツリーとしてポピュラーです。

よく植えられるのは園芸品種の「カンディカンスやバイオレシア」で、樹高が5~8mぐらいまで生長します。葉っぱはシルバーで葉触りがやわらかく、樹形はきれいな円錐形です。

寒さに強いので、北海道南部~九州まで植栽ができます。柑橘系の香りあり。


【鉢植え】おすすめコニファー3選


鉢植えにおすすめのコニファーは3種類
  • 【エメラルド】もっともポピュラーなコニファー
  • 【ヨーロッパトウヒ】クリスマスツリーの定番!
  • 【ゴールドクレスト】黄金に輝くおしゃれなコニファー

【エメラルド】もっともポピュラーなコニファー

スパイラル仕立てのエメラルド

分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科クロべ属

エメラルドはスマラグとも呼ばれ、日本でもっともポピュラーなコニファーです。

葉っぱは光沢のあるきれいな濃い緑色で、冬はややベージュ色になります。枝葉からは甘い香りがし、まるでトロピカルフルーツのようです。年間20cmぐらい伸びます。

耐寒性が強いので、北海道南部~九州まで植栽可能です。シンボルツリーや生垣にもよく使われます。


【ヨーロッパトウヒ】クリスマスツリーの定番!

球果は枝から垂れ下がり、秋に茶褐色になる

分類:常緑中高木
科属:マツ科トウヒ属

ヨーロッパトウヒの別名はドイツトウヒで、ヨーロッパではクリスマスツリーとしてなじみ深いコニファーです。

生長はすごく早く年間60cm伸びるので、夏の剪定作業が欠かせません。針葉は細かい緑色で、やや光沢があります。

耐寒性がとても強いので、北海道~九州まで日本全国で植栽可能です。


【ゴールドクレスト】黄金に輝くおしゃれなコニファー

柑橘の香りがするゴールドクレスト

分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ホソイトスギ属

ゴールドクレストはモントレーイトスギの園芸品種で、あざやかな黄金色の葉色が人気です。

ガーデニングブームでコニファーに注目が集まるころ、海外産コニファーの代表格がゴールドクレストでした。明るいイメージが洋風の庭にぴったりで、よく植えられました。しかし生育が旺盛(年間70cmも伸びる!)なので、今では鉢植えで管理することが多いです。

耐陰性がやや強いので、半日陰でも育ちます。また耐寒性は弱いので、関東~沖縄で植栽が可能です。地植えでは倒れやすく、雨や夜露に濡れると病気になりやすい傾向があります。


【目隠し】おすすめコニファー3選


目隠しにおすすめのコニファーは3種類
  • 【イチイ】昔から目隠しに使われてきた庭木
  • 【サルフレア】緩やかな生長が魅力
  • 【エレガンテシマ】シンボルツリーにもぴったり!

【イチイ】昔から目隠しに使われてきた庭木

イチイのとがった葉と赤い実

分類:常緑中高木
科属:イチイ科イチイ属

イチイは日本全国に分布する常緑針葉樹で、和風の庭木として昔からよく植えられています

秋に直径1cmほどの赤い実がなり、鑑賞価値が高いです。仮種皮は熟すと甘く食べられますが、中の種には毒があるので注意しましょう。

耐寒性は強いので、北海道南部~九州で植栽が可能です。また耐陰性もやや強いので、いろんな場所に植えられるのがメリット。年間30cmほど伸びます。


【サルフレア】緩やかな生長が魅力

黄色味がかったサルフレアの葉っぱ

分類:常緑中低木
科属:ヒノキ科ホソイトスギ属

サルフレアの別名はアリゾナヒバで、主幹はまっすぐ上へ・枝は斜めに伸び、きれいな樹形になります。

葉っぱは黄色~乳白色で美しく、冬でも変色しないのが特徴です。年間20cmほどしか伸びず、緩やかな生長をします

寒さに弱いので、暖地向き(東北南部~九州で植栽可)のコニファーです。


【エレガンテシマ】シンボルツリーにもぴったり!

きれいに列植されたエレガンテシマ

分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科コノテガシワ属

エレガンテシマの樹形は円錐形で、葉が平たくほかの枝葉と平行に伸びるコニファーです。

葉っぱは新芽のときは、鮮やかな黄金色から黄緑色へ変わり、冬は褐色へと変化します。シンボルツリーや目隠し用の生垣にぴったりです。

寒さに強いので北海道でも植えられ、半日陰でも元気に育ってくれます。萌芽力が強く刈り込みにも耐え、年間30cmぐらい伸びます。


【低木】大きくならないコニファー4選


低木のおすすめコニファーは4種類
  • 【ブルーカーペット】大きくならない低木
  • 【ハイビャクシン】手間のかからない低木
  • 【キャラボク】耐寒性が強く日本全国で植栽可
  • 【ナナグラシリス】かわいい矮性品種のコニファー

【ブルーカーペット】大きくならない低木

カーペットのように広がるコニファー

分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属

ブルーカーペットは常緑低木樹で、樹高は1mほどにしか生長しない手入れが楽なコニファーです。

枝は放射状に広がって伸び、直径2~3mに生え広がります。葉っぱは春~秋にかけては青緑色、冬は茶褐色に変化するのが特徴です。

耐寒性が強いので、日本全国で植栽できます。コンパクトに維持できるので、盆栽にも利用されるほどです。


【ハイビャクシン】手間のかからない低木

幼木は針葉で、年とともに鱗葉が増える

分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属

ハイビャクシンは盆栽によく使われるイブキの変種で、樹高は1mほどで大きくならない常緑低木です。

枝は放射状に這って広がり、直径2~3mぐらいまで広がります。葉色は青緑色で、一年中変化しないのが特徴です。年間30cmほど伸びます。

耐寒性が強いので、日本全国で植栽可能です。海岸の崖地や砂地に生える海浜植物で、長崎県壱岐市勝本町の「勝本のハイビャクシン群落」は天然記念物に指定されています。病気にも強い!


【キャラボク】耐寒性が強く日本全国で植栽可

美しい黄金色の葉をもつコニファー

分類:常緑低木
科属:イチイ科イチイ属

キャラボクはイチイの変種で、低木で育てやすいのは園芸品種の「キンキャラ」です。

キンキャラはキャラボクよりひとまわり小さく、樹形は半球系になります。新葉は黄金色ですごく美しく、年月が経つにつれ緑色に変化するのが特徴です。

耐陰性があり半日陰でも育ちます。しかし、日当たりが悪く窒素肥料が多いと、きれいに黄金色にならないので注意しましょう。


【ナナグラシリス】かわいい矮性品種のコニファー

ドワーフガーデンの主役「ナナグラシリス」

分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ヒノキ属

ナナグラシリスは低木で、欧米のドワーフ・コニファーガーデンではよく見かける人気コニファーです。

ヒノキの矮性品種で、樹形は円錐形。葉っぱは一年中濃い緑色で、冬になっても変化しません。年間10cmほど伸びます。

狭い場所の庭木やロックガーデンにぴったりで、洋風の花壇に欠かせないコニファーです。耐寒性が強いので、北海道南部~九州まで植栽できます。


【生垣】おすすめコニファー3選


生垣用のコニファーは3種類
  • 【スカイロケット】スリムでおしゃれな樹形
  • 【ゴールドライダー】生垣にすごく向いているコニファー
  • 【ヨーロッパゴールド】黄金色に輝くコニファー

【スカイロケット】スリムでおしゃれな樹形

名前のとおり、細長い樹形がおしゃれ

分類:常緑中低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属

スカイロケットは昔から人気のあるコニファーで、すらっとしたロケット型の樹形です。

生垣用のコニファーとしてもよく植えられ、おしゃれな目隠しのある庭が作れます。葉色は青緑色で、冬になるとやや褐色になるのが特徴です。

デメリットは老木になると樹形が乱れ、すらっとしたロケット型が維持しにくくなることです。年間30cmほど伸びるので、夏に全体的に刈り込む剪定をしましょう。


【ゴールドライダー】生垣にすごく向いているコニファー

枝葉が密生しボリューム豊かなコニファー

分類:常緑高木
科属:ヒノキ科レイランドヒノキ属

ゴールドライダーはレイランドヒノキの園芸品種で、黄金葉がかっこいいコニファーです。

黄金色は日当たりが良いとより美しくなり、とくに冬は全体が鮮やかに輝いて見えます。ボリュームを出しながら、管理するのがポイント!

夏でも株内部が蒸れにくいので、とても生垣に向いている品種です。萌芽力が強く、強剪定にも耐えられます。また、シンボルツリーとして植えることも多いです。


【ヨーロッパゴールド】黄金色に輝くコニファー

黄金色が美しいヨーロッパゴールド

分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科クロベ属

ヨーロッパゴールドは季節感が楽しめる木で、葉色がおしゃれに変化するコニファーです。

春は黄金色 → 夏は黄緑色 → 秋冬はオレンジ色に変化します。美しい色を楽しむなら、日当たりの良い場所へ植えましょう。

耐寒性が強く、北海道南部~九州まで植栽可能です。萌芽力が強く年間30cmほど伸びるので、生垣にすごく利用しやすいでしょう。


【グランドカバー】おすすめコニファー3選


グランドカバー向きのコニファーは3種類
  • 【マザーローデ】どんな凸凹でも使えるコニファー
  • 【ブルースター】おしゃれなブルー・シルバー系統
  • 【フィリフェラオーレア】一年中黄金に輝くコニファー

【マザーローデ】どんな凸凹でも使えるコニファー

ロックガーデンが似合うマザーローデ

分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属

マザーローデはほふく性のコニファーで、美しい緻密なグランドカバーを作りたいならこれがおすすめです。

枝は放射状に伸び(1~1.5mほど)、凹凸でもその場所に沿ってきれいに這い広がります。葉色は春から秋にかけて黄金色、冬はオレンジ色に輝くのが特徴です。

夏の西日を避けて植えるのがコツで、風通しの良い場所に植えましょう。年間20cmぐらい伸びます。


【ブルースター】おしゃれなブルー・シルバー系統

星型の見えるチクチクした葉っぱ

分類:常緑低木
科属:ヒノキ科ビャクシン属

ブルースターはグランドカバー用のコニファーで、樹高30~50cmで直径1mほどで広がっていきます。

葉っぱぱおしゃれなシルバー・ブルー系統で、冬はやや紫を帯びる色合いが渋いです。日当たりを好むので。日陰での植栽は避けましょう。

耐寒性が強く、日本全国で植栽できます。生長はとても遅く、年間10cmぐらいしか伸びません。


【フィリフェラオーレア】一年中黄金に輝くコニファー

優雅な枝葉がうつくしいフィリフェラオーレア

分類:常緑中高木
科属:ヒノキ科ヒノキ属

フィリフェラオーレアは糸状に柔らかい枝が伸び、低く刈り込んでグランドカバーによく利用されるコニファーです。

一年中きれいな黄金色をしているのが魅力で、冬はオレンジ色を帯びた美しい色に変化します。成長すると程よく立ち上がるので、頻繁に刈り込むようにしましょう。

耐寒性が強いので、日本全国で植栽できます。剪定時期は萌芽前と夏で、全体的に刈り込まないと大きくなるので、注意してください。


おすすめコニファー20種類の比較表


コニファー名 分類 樹高 耐陰性
ブルーアイス 常緑中高木 8m ★☆☆
シルバースター 常緑中低木 2~3m ★☆☆
ブルーバード 常緑中高木 5~7m ★★☆
コロラドモミ 常緑中高木 5~8m ★☆☆
エメラルド 常緑中高木 3~5m ★☆☆
ヨーロッパトウヒ 常緑中高木 20m ★☆☆
ゴールドクレスト 常緑中高木 10m ★★☆
イチイ 常緑中高木 10m ★★☆
サルフレア 常緑中低木 4~5m ★☆☆
エレガンテシマ 常緑中高木 5~6m ★★☆
ブルーカペット 常緑低木 1m ★☆☆
ハイビャクシン 常緑低木 1m ★☆☆
キャラボク 常緑低木 1m ★★☆
ナナグラシリス 常緑低木 1.5m ★☆☆
スカイロケット 常緑中低木 4~5m ★☆☆
ゴールドライダー 常緑高木 4~6m ★☆☆
ヨーロッパゴールド 常緑中高木 4~6m ★☆☆
マザーローデ 常緑低木 -m ★☆☆
ブルースター 常緑低木 0.3~0.5m ★☆☆
フィリフェラオーレア 常緑中高木 4~5m ★☆☆

★★★:強い|★★☆:普通|★☆☆:弱い

※それぞれのコニファーには、このページ内の詳細にリンクしています。


庭職人歴20年のプロが作った個人的ランキングBEST3

【第1位】おしゃれな葉を持つブルーアイス
  1. ブルーアイス:おしゃれな葉っぱが魅力!🥇
  2. エメラルド:シンボルツリーにおすすめ!🥈
  3. ヨーロッパゴールド:黄金色に輝くコニファー!🥉

1位のブルーアイスは最近トレンドのシルバー系コニファーで、柑橘系の爽やかな香りを持つ樹木です。

2位のエメラルドすごくポピュラーなコニファーで、鉢植えやシンボルツリーとして楽しみましょう。

3位のヨーロッパゴールドは黄金色の葉っぱが美しく、生垣に利用するのがおすすめです。


【コニファーの剪定】剪定時期は初春と夏


  • 剪定時期:春(萌芽前)と夏
  • 剪定方法:ハサミやトリマーで刈り込む

剪定のコツ

剪定適期は、萌芽前の3~4月と夏の7~9月ごろです。

全体的に刈り込むのがポイントで、コニファーがもっとも美しく見える「円錐形」に仕上げましょう

初春は強めの剪定(強剪定)がおすすめで、夏は樹形を整える剪定をします。また樹形を乱すような枝があったら、手でプチっとちぎり取りましょう。これは一年中できます。


大きくなりすぎた時は...

コニファー類は生長速度が速く、年間30~50cmほど伸びる種類もあります。

数年でびっくりするほど大きくなるので、そうなったら思い切って主幹を切ってしまいましょう。これを「芯止め」と呼びます。

芯止めは樹木にとって「大ケガ」したようなものなので、保護剤(癒合剤)を必ず塗るのがポイントです。そうすれば、切断面から病原菌が侵入することが防げ、枯れる心配がなくなります。


【コニファーの育て方】寒さに強い樹木


  • 植栽適地:ほぼ日本全国
  • 生長スピード:★★★ 速い
  • 日照:★☆☆ 日なた
  • 土壌の質:砂壌土
  • 土壌の乾湿:★★☆ 普通
  • 根の深さ:★★☆ 普通
  • 耐寒性:★★★ 強い
  • 耐陰性:★☆☆ 弱い

育て方のポイント!

コニファー類は一般的に寒さに強いので、北海道より南の地域なら植栽ができます。

日陰に弱いので、日当たりの良い場所へ植えるのがポイントです。コニファーの魅力である美しい葉色も、日が当たらないときれいな色になりません


植付け、移植(植え替え)

植えつけ適期は、2~4月ごろです。

西日の当たらない日なたで、肥よくで水はけのよい場所に植えましょう。


水やり

庭植えは夏季に晴天が続き、ひどく乾燥している場合を除き必要ありません。

鉢植えは鉢土の表面が乾いたらたっぷり与え、冬季は控えめにしましょう。


肥料

毎年2月ごろに、寒肥(かんごえ)として緩効性肥料を施しましょう。


増やし方

挿し木か取り木でふやすのが一般的です。


挿し木のポイント

挿し木のメリットは、親木と同じ性質を受け継ぐ樹木を作れることです。

挿し木の適期は、6~7月(春の枝を使う)ごろです。

充実した元気の良い枝を選び、葉を数枚残し10cmくらいの長さに切り挿し穂を作ります。切り口は斜めにし、水を入れたコップに数時間つけ水あげします。これは発根を促す目的があります。

植木鉢に鹿沼土を入れ、挿し穂を半分ぐらいの深さまでさします。直射日光を避け、半日陰で管理しましょう。

鉢上げは、翌年の3~4月ごろが適期です。


取り木のポイント

取り木の適期は4~8月ごろです。

新梢から勢いのあるものを選び、枝の周りを3~4カ所ナイフで削ります。ビニール袋をとり木する場所のすぐ下で結び、そこへ水につけておいた水ゴケを軽く絞り、切り口に巻きます。

発根(4~5カ月)したら根の下で丁寧に切り離し、ビニール袋と水ゴケを取り除きます。

最後に、植木鉢に赤玉土と腐葉土を混ぜたものを入れ、そこに植えつけましょう。


まとめ

記事のポイントをまとめます。

  • おすすめのコニファー20種類
  • 比較表+プロが作ったランキング
  • コニファーの剪定と育て方

以上の3つです。


この記事では、コニファーの特徴を解説し、おしゃれなコニファーおすすめ20種類を紹介しました。いかがだったでしょうか?

コニファーは1本植えるだけで、洋風の雰囲気が出せるおしゃれな庭木です。とくに、シルバー系やブルー系の葉色を持つ種類が人気で、シンボルツリーとして植える人もたくさんいます。

和風じゃない家をお持ちの方で、洋風の庭をつくりたいなら、ぜひコニファーを植えてみてください!



すぐ下の関連ページで「おしゃれなシンボルツリーTOP10・ロックガーデンの作り方・庭づくりのアイデア」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はぜひご覧になってください😊


このページを読んだ人はこちらもオススメ!

以上、コニファーおすすめ20種類🌲【比較表-ランキング-庭の設計ポイントも解説♪】…という話題でした。

更新:2023年10月26日|公開:2021年02月24日


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