真砂土舗装で庭をおしゃれにするコツ5選🤩【水はけ改善!デメリットあり!?】

【更新日】2024.07.03.【PR】

「自宅の庭をどう舗装するか?」、多くの人が悩んでいます。とくに真砂土が選択肢にあるとき、頭を悩ませる課題です。「庭がダサく見えないかな?」「メンテナンスは大変かな?」、といった不安がつきまとうからです。

そこでこの記事では、真砂土の悩みを解消するために、真砂土の利用価値と施工方法を詳しく解説しています。おしゃれで実用的な庭づくりを実現するための、ポイントが満載です。さらに、真砂土を使った魅力的な施工例も豊富に紹介しています。

読み進めることで、真砂土を用いた庭造りのメリットとデメリットが明確になります。これを読めば、あなたも真砂土の可能性に気づき、理想の庭をデザインする自信が持てるようになるでしょう😊


執筆者ライターの外構専門家「菅間勇」
【この記事の執筆者】菅間 勇
埼玉県生まれで、外構エクステリア業界は20年以上(今も現役)。東京農業大学・大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構と庭の仕事をはじめる。子どもとチェスをこよなく愛す、3児の父親。【資格:2級建築士・2級建築施工管理技士】≫信頼できる情報発信に向けての取り組み

クローバーガーデン埼玉のロゴ

当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました

わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。


真砂土とは?

真砂土舗装の画像

ここでのポイントは3つ
  • 真砂土とは?
  • 真砂土舗装とは?
  • 固まる土とは?

真砂土とは?

花崗岩の画像

真砂土(まさど)とは、花崗岩が風化してできた砂状の土のことです。別名まさつち。

大きな特徴は、透水性と保水性の相反する2つの性質を持つことです。そのため、建築用の客土(土壌改良材)としてよく使われ、特殊土壌として扱われています。


真砂土舗装とは?

真砂土舗装の画像

真砂土舗装とは、真砂土にセメントと硬化剤を混ぜ、固まるようになった土を舗装に使うことです。

庭園・公園のアプローチ舗装や道路の路肩に昔からよく使われ、最近では一戸建て住宅の庭にも利用されています。


固まる土とは?

固まる土とは、土にセメントと硬化剤を混ぜ、固まるようになった土のことです(防草土とも呼ばれる)。

ホームセンターのカインズやナフコなどでも販売されていて、固まる土「まさ王」という商品も売られています。DIYでもかんたんに扱えるのがメリット。

また固まる土には、真砂土をブレンドしていることが多いです。


【5つ】庭を真砂土舗装するデメリット

庭を真砂土舗装するデメリット

デメリットは5つ
  • 寒さに弱い
  • 苔が生える
  • 駐車場には不向き
  • 表面が劣化しやすい
  • 水はけが悪い場所には向かない

この中からいくつかピックアップして、詳しく解説します。


寒さに弱い

女性のイラスト

真砂土舗装は、気温5℃以下での施工を避けなければなりません。

また寒冷地で施工する場合、冬期に水を含むと凍結溶解し、表面がボロボロに劣化する可能性があります。

つまり「寒さに弱い」ということで、寒冷地では使わない方がいいでしょう


駐車場の舗装には不向き!

外構駐車場には土間コンクリートが最適!外構駐車場には土間コンクリートが最適!

なぜなら、真砂土舗装はコンクリート舗装と比較すると、強度や耐摩耗性がすごく劣るからです。

また駐車場だけでなく、歩行量が多いアプローチに施工すると、欠けたり割れたりしやすいデメリットがあります。

あくまで真砂土舗装は、おしゃれな見た目の庭が簡単に作れるということです。駐車場やアプローチなどは、強度が必要な場所は土間コンクリートで施工した方が良いでしょう。


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土間コンクリート仕上げおしゃれ5選🤩【おすすめ目地デザイン8選も紹介します】


水はけが悪い場所には向かない

真砂土舗装をすると「水はけが良くなる」というのは、大きな誤解です!

真砂土には透水性がありますが、それは真砂土舗装の内部だけのことです。舗装の下にある土の水はけが悪いと、水たまりができてしまいます。

また水はけの影響や日陰になる場所に施工すると、いつまでも乾燥しなくて、苔や藻が生えるのもデメリットです。いずれその部分から劣化が始まり、舗装が剥がれることにもつながります。


【7つ】庭を真砂土舗装するメリット(得られる恩恵)

庭を真砂土舗装するメリット

メリットは7つ
  • 撤去しやすい
  • 雑草対策になる
  • 見た目がキレイ!
  • DIYでも簡単にできる
  • 落ち葉の掃除がしやすい
  • コンクリートより暑くない
  • 水はけが良く水たまりができにくい

この中からいくつかピックアップして、詳しく解説します。


撤去しやすい

男性のイラスト

真砂土舗装はコンクリートに比べ、経年劣化しやすいです。

そのため、定期的なメンテナンスが必要になります。しかしコンクリートよりずっと解体撤去しやすく、DIYで新しく施工しなおすのも簡単です。


夏の暑さを軽減しよう!

真砂土舗装に、コンクリート並みの強度を求めるのは間違い!

少しでもコンクリートの使用を抑え、温暖化や都市化による温度上昇を避けるのが目的(ヒートアイランド現象の緩和)です。夏場は直射日光の照り返しが抑えられ、涼しい風が家の中へ流れ込みますよ!


雑草対策になる

真砂土舗装を庭にするいちばんのメリットは、この雑草対策です!

しかもDIYでもかんたんに施工でき、一般的な「防草シート+砂利」と比較してもずっと効果があります。また、キレイな見た目で手間のかからない庭が作れるのも、大きなメリットです。


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水はけが良く水たまりができにくい素材

真砂土舗装をした外構アプローチ画像

なぜなら、真砂土は水を通しやすい素材だからです。

そのため、降った雨は舗装材の中をかんたんに通り抜け、水はけが良く水たまりもできにくくなります。表面がざらざらして滑りにくいの、人が歩く玄関アプローチや園路に最適な舗装材です。

ただし舗装材の下にある土の水はけが悪かったり、あまり日が当たらない場所だと、水が残ってしまう可能性があります。施工前に、土の状態をしっかり把握しておきましょう。


【コツ5選】真砂土舗装で庭をおしゃれにする使い方⭐

ここからは、庭工事歴20年以上の現役プロが、真砂土を使ったおしゃれな庭舗装について解説していきます。



真砂土舗装にはデメリットがたくさんありますが、それを理解して使えば、とてもすばらしい舗装材です。

DIYでもかんたんに施工できるので、興味のある人はチャレンジしてみてください!


1.【おすすめ種類】四国化成のマサドミックスが最強!

マサドミックスが固まった断面画像

真砂土舗装に使われる商品はたくさんあり、その中でも「四国化成のマサドミックス」がいちばんおすすめです!

当社クローバーガーデンで工事するときは、このマサドミックスしか使いません。今までクレームもなく、口コミ評判もすごく良い舗装材です。


マサドミックスは2タイプある

以下の2タイプがあります。

  • 【散水タイプ】DIYでもできる
  • 【ローラー転圧タイプ】プロに依頼しよう

散水タイプは小さい面積におすすめで、下地づくりができればDIYでも可能です。

ローラー転圧タイプは広い面積におすすめで、いろいろ道具も必要なのでプロに依頼しましょう。


2.【庭づくり】真砂土を使ったおしゃれな施工例

左は和風庭園のアプローチを、右は建物脇の通路を真砂土舗装した画像です。

ブラウン系の優しいカラーなので、庭石や庭木によく似合います。左画像のように人が歩く飛び石を設置すれば、舗装が壊れず長持ちするでしょう。


左は洋風住宅のアプローチを、右は和風住宅のアプローチを真砂土舗装した画像です。

ポイントは真砂土がこぼれないよう、縁石やレンガなどでしっかり縁取りすること。これをしないと、端からボロボロ舗装が壊れてしまいます。


洋風の庭を真砂土舗装した画像です。

ガーデニングや園芸作業に相性の良い素材で、土がこぼれてもすぐに掃除することができます。枕木で囲った花壇がかわいいですね!


3.【施工方法と手順】DIYでもかんたんにできる舗装材

ここでは、上記でおすすめした「四国化成のマサドミックス」を使った施工方法と手順を紹介します

真砂土ミックス以外の商品でも、施工方法はほとんど同じです。参考にどうぞ!


ここでのポイントは5つ
  • 施工する前の注意点
  • 理想的な収まり図
  • 真砂土舗装の施工方法と手順
  • ひび割れの補修方法
  • 穴の補修方法

施工する前の注意点

施工は1日ですべて終わらせましょう

なぜなら、色ムラが発生し、ダサい仕上がりになるからです。もし終わらない場合は、縁石・レンガ・タイルなどを使って区切り、別々の場所になるようにします。

また、気温5℃以下では施工はしない方がよく、施工後は乾燥する前に0℃以下になる恐れがあるならやめましょう。

広い面積を施工する場合は、クラック防止のため2~5m間隔で目地材を入れてください。


理想的な収まり図

ポイントは、下地をしっかり転圧し平らにすることです。

真砂土がこぼれないよう縁石などで縁取りし、厚さは3cm以上にしましょう。材料が薄すぎると、すぐに割れてしまいます。


真砂土舗装の施工方法と手順


1.下地の施工

クラッシャーラン(砕石)を転圧して締め固め、平らな砕石路盤にします。下地路盤には排水勾配(2~3%)をつけ、路側には側溝などを設けてください。
2.材料の敷設

マサドミックスをレーキやコテを使って、平らに敷きならします。
3.表面の仕上げ

毛先のやわらかいブラシなどで、表面を軽く掃きます。
4.一次散水

表面が湿り材料が流出しないぐらい、噴霧器を使って散水します。
5.二次散水

一次散水後、2~3時間たってからジョウロで二次散水します。散水は水がゆっくりしみ込むように行なってください。
6.養生散水

施工翌日は同様に散水を行ない、湿った状態を保ちます。硬化するまでは、絶対人が進入しないよう養生をしましょう。

ひび割れの補修方法

  1. ひび割れ(クラック)に入っていくように、材料をコテや手のひらを使ってすり込みます
  2. すり込み終えたら、ジョウロで散水します
  3. 表面が十分に乾燥するまで、養生をおこないます

※セメント製品なので、補修した部分と既存部分の色ムラを生じることがあります。


穴の補修方法

  1. 補修部分を湿らせたら材料で穴を埋め、補修表面が舗装面と同じ高さになるようにならします
  2. 穴埋め後、噴霧器により一次散水します
  3. 表面がある程度乾いたら、柔らかいホウキで表面を掃いて仕上げ、二次散水します

※セメント製品なので、補修した部分と既存部分の色ムラを生じることがあります。


4.【値段-単価】マサドミックスの販売価格はいくら?

ここでは上でおすすめした「四国化成のマサドミックス」のカタログ価格を紹介します。

ホームセンターの固まる土よりかなり高額ですが、品質と強度は保証済みなので安心して利用してください


マサドミックス-散水タイプの値段

  • 3,900円 / 袋(1袋25kg)
  • 7,800円 / m2
  • 2袋(厚み3cm) / m2

マサドミックス-ローラー転圧タイプの値段

  • 2,800円 / 袋(1袋25kg)
  • 9,800円 / m2
  • 3.5袋(厚み4cm) / m2

5.【通販サイト】楽天やアマゾンでも購入できる


マサドミックスは楽天・Amazonでも購入できるので、以下のリンクからご確認ください。

≫楽天でマサドミックスを見てみる

≫Amazonでマサドミックスを見てみる


まとめ

この記事では、真砂土の使い方を紹介しました。いかがだったでしょうか?

真砂土舗装はデメリットがいっぱいで、コンクリートみたいな強度は期待できません。しかしコンクリートの使用を減らせて環境保全になり、涼しい風が吹く雑草が生えにくい庭を作れるのがメリットです。


真砂土舗装で庭をおしゃれにするコツ5選🤩【水はけ改善!デメリットあり!?】

真砂土の舗装は、DIYでもかんたんにできます。

プロのやっている施工方法も紹介したので、興味のある人はチェレンジしてみてください。



すぐ下の関連ページで「庭のコンクリート舗装・雑草対策・庭砂利」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はご覧になってください😊


このページを読んだ人はこちらもオススメ!

以上、真砂土舗装で庭をおしゃれにするコツ5選🤩【水はけ改善!デメリットあり!?】…という話題でした。

更新:2024年07月03日|公開:2023年07月18日


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