外構見積もりのベストタイミングはいつ?🤔【新築の工事期間も教えます!】

【更新日】2024.07.02.

新築の家を建てることは夢の一つですが、外構工事の見積もりと計画には多くの人が頭を悩ませています。どの業者を選ぶべきか、またそのタイミングがいつが最適か、情報があふれる中で迷うことは誰にでも起こり得ます。

そこでこの記事では、外構工事の見積もりを取る最適なタイミングを明らかにし、打ち合わせから工事完了までの期間についても解説。これにより、計画的に進めることができ、結果的に時間もコストも節約可能です。

読み進めることで、不安を感じている人たちにとって明確な指針を提供し、満足のいく家づくりをサポートする内容となっています。この機会に外構工事のプロセスを理解し、スムーズな計画進行を実現しましょう😊


執筆者ライターの外構専門家「菅間勇」
【この記事の執筆者】菅間 勇
埼玉県生まれで、外構エクステリア業界は20年以上(今も現役)。東京農業大学・大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構と庭の仕事をはじめる。子どもとチェスをこよなく愛す、3児の父親。【資格:2級建築士・2級建築施工管理技士】≫信頼できる情報発信に向けての取り組み

クローバーガーデン埼玉のロゴ

当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました

わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。


【スケジュール】新築外構の工事期間はどれくらいなの?

まずはかんたんな「新築外構での工事スケジュール」を頭に入れておいてください。

  • 【全体:打ち合わせ ~ 工事終了まで】1 ~ 2カ月
  • 【工事だけ:工事着工 ~ 終了まで】1週間 ~ 1カ月(平均)

契約後すぐに工事を始めるとしたら、平均的なスケジュールは上記です。大きな外構工事になれば、もっと期間が長くなります。

また、業者探しから工事終了までの流れは以下。

  1. 外構業者を探す(ハウスメーカーなら必要なし)
  2. 打ち合わせ
  3. 見積もり依頼
  4. 変更・修正
  5. 契約
  6. 工事着工
  7. 工事終了

外構工事は、始まってしまえば早いです。しかし、もし依頼した業者が忙しいと、数ヶ月待たされることもあります。

たとえば当社の場合、毎年3~10月ごろは問い合わせが増えるので、数ヶ月工事ができないことも多いです。ほかの業者を探す人もいるし、当社を気に入ったくれた人は待ってくれます。

悪質な業者に頼み失敗すると、いつまでも後悔します。もし気に入った業者がいたら、我慢して待っているのも得策です。


もちろん外構業者も、待たせるのは悪いと思っています。とりあえず玄関まで歩きやすくしたり、車を駐車しやすくするなど、ちょとした配慮はしてくれるでしょう。


【3つある相談時期】それぞれのメリット・デメリット ⭐

ここからは、外構工事歴20年以上の現役プロが、「外構見積もりのベストタイミングはいつか?」を考察していきます。



3つある相談時期のメリットデメリットを、それぞれ解説します。

業者のホンネも隠さず書くので、ぜひ参考にどうぞ!


1.【家を建てる前】早すぎるので建物だけに集中しよう!


家を建てる前のデメリット
  • 早すぎる
  • 長丁場なので疲れる

早すぎる

建築前に外構見積もりを取るのは、正直早すぎます(こういう問い合わせも多いですが...)。

なぜなら、建物がどんなものになるか分からないので、外構の完成イメージがつきにくいからです。建物の仕様も変わる可能性があり、その度に外構デザインも調整しなければなりません。

ネットや雑誌で、軽く施工写真を見るぐらいでいいでしょう。


外構費用とおしゃれな施工例はこちら ⏬

【驚愕】外構工事の費用相場と平均値【あなたの予算は足りてる?🤔】

埼玉のおしゃれな外構×庭工事193選【クローバーガーデンの施工例】


長丁場なので疲れる

家づくりは長期戦で、たくさんの判断が迫られるのですごく疲れます...

建築前から建築後までは短くて半年、長くて1年以上もかかるのが現実。しかも考えることがとても多く、かなりのストレスがかかります。

まずは建物だけに集中して、外構はちょっと余裕が出てきてからでも遅くはありません。




家を建てる前のメリット
  • ゆっくり考えられる
  • ハウスメーカーなら一括で依頼できる
  • 住宅ローンが使える

ゆっくり考えられる

外構や庭にこだわりがあるなら、ゆっくり計画できるでしょう。

上のデメリットと矛盾していますが、最近では建物よりも外構や庭を重視するお客さまも増えています

それなら、建築前に見積もりしても早すぎません。


ハウスメーカーなら一括で依頼できる

ハウスメーカーにもよりますが、建物と外構を一括で工事してくれます。

そして建物の計画段階で、外構の打ち合わせもするので楽です。メーカー側でプランを提示してくれるので、建物と外構がマッチした仕上がりが実現できます。

ただし、外構工事を分離発注するならば、この段階での見積もりは早すぎるでしょう。


住宅ローンが使える

ハウスメーカーに建物と外構工事をいっしょに依頼すれば、住宅ローンを一括で組めるというメリットもあります。

もし外構費用が100万円程度であれば、自己資金でやったほうがいいです。しかし500万円を超えるような高額の場合は、住宅ローンを使ったほうがいいでしょう。


外構ローンの詳細はこちら ⏬

外構ローンおすすめ3選🤩【住宅ローンを組んだ後に外構ローンは使えるの?】


【ポイント】家を建てる前のおすすめ度は?

おすすめ度は星1つ★☆☆です。

長い時間、ずっと考えられるメリットはあります。しかし業者としてもプランが出しにくいので、あまりおすすめできません(早くやりたい気持ちはわかりますが...)。


2.【家を建築中の時】デメリットはなし!いいタイミング


家を建築中の時のデメリット
  • とくになし

建物の着工から引渡しまで、数ヶ月の期間があります。外構見積もりの依頼から契約まで、じゅうぶん間に合うので心配ありません




家を建築中の時のメリット
  • 気持ちに余裕がある
  • 外構のイメージがつきやすい
  • 直接発注でも分離発注でも検討できる

気持ちに余裕がある

建物建築前はいろいろ忙しく、気持ちに余裕がありません(あれもしたいこれもしたい...)。

しかし建物工事が始まってしまうと、あきらめがついて気持ちに余裕が生まれます。外構工事に対してゆっくり考える時間ができるので、この時期に外構見積もりをするのがベストタイミングです。

まずはネットや雑誌などを見て、「どんな外構にしたいか?」をイメージするところから始まります。


外構のイメージがつきやすい

建物の基礎工事が始まれば、駐車場の位置もはっきりわかるので、外構のイメージがしやすくなります。

また、外構デザインは建物デザインに合わせるのが一般的なので、外構業者も設計デザインがしやすいです。

たとえば、和風の建物なのにレンガ塀は似合わなく、洋風の建物なのに松の木が植えられていたら困りますよね?


直接発注でも分離発注でも検討できる

ハウスメーカーの外構費用は、どうしても高くなります。

その理由は、広告費やモデルハウスなどの費用がかかっているからです。お金に余裕があり業者を探すのが面倒であれば、そのままハウスメーカーで外構をやってもらってもいいでしょう。

しかし「ハウスメーカーで外構を考えていたけど、値段が高いから自分で探すことにしました。」というお客さまは、実際すごく多いです。

値段が安くてよりおしゃれな外構を望むなら、外構専門業者に依頼した方がいいでしょう


外構業者の選び方と探し方はこちら⏬

外構工事業者の選び方7選🤔【ハウスメーカーに頼まない選択肢とは?】

【外構工事はどこに頼む?????】プロが教えるおすすめの探し方を伝授!


外構業者との契約に必要な期間は?

1ヶ月もあればじゅうぶんです。

建物工事は3ヶ月以上かかるので、「どんな外構にしたいか?」と家族で話し合ってからでも遅くありません。

イメージとして「外構業者への問い合わせ → プラン・見積もりをもらう → 変更・修正 → 契約」という順番になります。


建築途中のその中でもいつがいいの?

女性の画像

業者のホンネは以下です。

  1. 【基礎工事】おすすめ度★☆☆
  2. 【外壁が終わった頃】おすすめ度★★☆
  3. 【足場が外れた後】おすすめ度★★★

1.「どんな外構にするか?」イメージするぐらいでいいでしょう。

2.外構業者探しを始めてもいいでしょう。

3.建物の感じが分かるので、外構業者も設計のイメージがしやすいです。また正確な位置や寸法がわかり、変更・修正の作業が少なくなります。


【ポイント】家を建築中の時のおすすめ度は?

おすすめ度は星3つ★★★です。

デメリットはとくになく、自分で外構業者を探してもじゅうぶん間に合います。

やることがありすぎて大変なら、思い切って引っ越し後に外構工事をやるのもOK(ストレス軽減)。


3.【家が完成した後】外構工事はいつでもいいなら気が楽!


家が完成した後のデメリット
  • 引っ越し前に終わらない
  • 車が置けない(引っ越し後の工事)
  • すごくうるさい(引っ越し後の工事)

引っ越し前に終わらない

引っ越し前に外構工事を終わらせたいなら、見積もりを取るのは遅すぎます

建物が終わってすぐに外構工事が始まるのが理想で、そうすれば引っ越し前に外構工事が終わります。

ただし、このスケジュールはあくまで理想です。建物工事がスケジュール通りに終わることはほとんどなく、予定の期日が過ぎても色んな業者が入り乱れています。

この場合、引っ越しの日にちが迫っていたら、外構工事は引っ越し後になることを覚悟してください。


車が置けない(引っ越し後の工事)

車が置けないのは、大きなデメリットです。

なぜなら、駐車スペースのコンクリート打ちは、外構工事の最後にやることが多いからです。あなたの愛車は、有料駐車場などに停めておく必要があります。

しかし建築会社が借りた駐車場の契約期間がまだ残っていれば、そこへ駐車できるので相談してみましょう。

あるいは、外構業者が車を置けるように、ベニヤ板を敷いたりして配慮してくれます。ただし、駐車スペースの「コンクリート打ち後の1週間ほど」は車が置けませんので、覚えておいてください。


すごくうるさい(引っ越し後の工事)

外構工事はうるさいです!(朝早くから夕方まで)

理由は、ユンボーが動いたりコンクリートを切断したりするからです。また粉塵(ほこり)が多く発生するので、洗濯物は気をつける必要があります。

申し訳ありませんが、我慢してもらうしかありません...🙇(ただし平均で2週間ほど)




家が完成した後のメリット
  • 建物が終わってホッとできる😌
  • 引っ越し後でもできる
  • じっくり検討できる

建物が終わってホッとできる😌

建物工事が無事終わって、おめでとうございます🎉

今まで経験したことのないことの目白押しで、とても疲れたことでしょう。あとは外構工事を終わらせるだけです(もうひとふんばり)!


引っ越し後でもできる

引っ越し前に外構工事が終わるのが理想ですが、ひらきなおって「引っ越し後」はどうですか?

外構も建物同様、比較検討することが多いです。あわてて工事して、「こうすればよかった...」と後悔するのであれば、引っ越してから見積もり依頼してもいいでしょう。

ただし、あまり期間をあけるのはやめましょう。外構まで一気に終わらせて、その後ゆっくり休養した方が楽です。


外構工事で後悔しないコツはこちら ⏬

【外構こうすればよかった...😢】と後悔したくない人にヒント9選


じっくり検討できる

外構工事が終わるのが引っ越し後でもよければ、じっくり検討できるのがメリット。

今では、外構工事はたんなる建物の付属品でなく、ひとつの独立した工事として位置付けられています。

いくら建物がかっこよくできても、外構がしょぼかったら台無し!毎日いろんな人があなたの外構を目にするので、ちょっとこだわって、おしゃれな外構を作ってください


【ポイント】家が完成した後のおすすめ度は?

おすすめ度は星2つ★★☆です。

理想は建物工事後すぐに外構工事が始まることで、建物建築中に外構見積もりと契約を済ませておきましょう。

ただし、引っ越し後の外構工事でもよければ、じっくり検討できます。


【結論はこれ】外構見積もりのベストタイミングはいつ?


結論は以下です。

  • 建物建築前:★☆☆
  • 建物建築中:★★★
  • 建物建築後:★★☆

詳細はすでに書いたので、興味のある場所を再読してみてください。


理想のタイミングはいつか?

理想はこの順番です(知っておけば目安になる)。

  1. 建物建築中に、見積もりをする
  2. 建物工事後、すぐに外構工事がスタート
  3. 引っ越し前に、外構工事が終わる

しかし実際は、理想通りのスケジュールになることは少ないです。「建物工事の遅れ・材料の製造遅れ・コロナ禍などの緊急事態・外構工事の遅れ」など予定外のことが色々起こります。

理想通りになりそうになかったら、ひらきなおって「外構工事は引っ越し後でもいいや!」とそんな気持ちでいてください。引っ越し後でもあまり不便なことはなく、あえてあげるなら車の置き場所のみです。


【業者のわがまま】業者目線のベストタイミングは?

ちょっと、聞いてください!

ここはわれわれ外構業者のわがままです。

読み飛ばしてもらっても結構です。


外構業者も引っ越し前に終わらせたい

われわれ業者も、あなたが引っ越す前に工事を終わらせたいです。

なぜならお客さまの迷惑にならず、気にしないで工事ができるからです。

いちばん困るのは、玄関までの足元が悪くなり、お客さまがころんだりする危険があることです。作業中はどうしても、ごちゃごちゃ散らかってしまいます。


引っ越し後でも大丈夫!

引っ越し後の工事でも、外構業者は上手にやってくれます。

その理由は、慣れているからです。引っ越し後のメリットは、気づいたことをすぐに職人に伝えられること。変更や修正がスムーズにできます。

お客さまの車の置き場所がちょっと厄介ですが、駐車スペースになる場所にベニヤ板を敷いて対処が可能です。ただし、コンクリート打ち後の1週間は、駐車ができません。


いちばん嫌なのは、建物業者と一緒になること

これは施主が悪いわけじゃありません。

もちろん建物業者(設備屋、水道屋など)も悪くはなく、いろんな不運が積み重なって、最後にしわ寄せが来ただけです(だって雨で、基礎工事が遅れることもある)。

いちばん困るのは外構工事は外仕事なので、他の業者の車が目の前の道路に置かれること。工事がうまくできなくなり、しかもお互い邪魔になりイライラしてしまいます...


いろいろグチってしまいました...

職人のみなさんは、精一杯やっていることをご理解ください🙇




まとめ

この記事では、外構工事の打ち合わせを始めるタイミングを解説しました。いかがだったでしょうか?

まずは外構は最後の工事なので、それ以降に大きな工事はありません。引越し前に終わらせたい気持ちはわかりますが、引越し後にやる人も多いので、あせらずにじっくり計画しましょう


外構見積もりのベストタイミングはいつ?🤔【新築の工事期間も教えます!】

お客さま目線と業者目線で記事を書いたので、すごく参考になったと思います。

両者にとってのベストタイミングはありますが、残念ながら計画通りにいくことは少ないです。



すぐ下の関連ページで「業者の探し方・見積もりのコツ・業者の選び方」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はぜひご覧になってください😊


このページを読んだ人はこちらもオススメ!

以上、外構見積もりのベストタイミングはいつ?🤔【新築の工事期間も教えます!】…という話題でした。

更新:2024年07月02日|公開:2023年04月04日


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当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました

わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。

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