おしゃれな庭池の作り方9選🐟【DIYで洋風や和風レイアウトに挑戦!】
【更新日】2024.07.03.【PR】
庭池の設置を考えている人たちが、抱える不安は多いです。水漏れのリスクや維持管理の手間、さらにはデザインの問題など、様々な悩みがあります。これらの問題は、池を持ちたい人にとって大きな壁となるでしょう。
しかし、適切な計画と知識があれば、これらの不安を解消できます!DIYで庭池を作るためのポイントや、選ぶべき材料、設計のコツなど、事前に知っておくべき情報はたくさんあります。これにより、だれでも美しい庭池を作ることが可能です。
本記事では、庭池を自作する際のメリットとデメリットを詳しく解説し、あなたが安心して計画を始められるように支援します。最後には自信を持って、庭池作りに取り組めるようになっていることでしょう😊


当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
庭池とは?
庭池とは、一戸建て住宅の庭にある池のことです。英語では「ウォーターガーデン」と呼びます。
なおこのページでは、日本庭園にあるような大きな池(お金持ちの家にある)ではなく、DIYでも自作できる小さな庭池をテーマに解説していきます。
ビオトープとは?
ビオトープ(Biotope)とは、さまざまな生物が共生している場所のことです。
都市開発による環境破壊から自然を守る目的で、日本では1990年代から注目されるようになりました。
一般家庭では子供たちの教育の一環として、庭池や鉢などをつかってメダカや水草を育てる人が増えています。
風水的に良くないのか?
風水・家相の考え方からすると、「庭に池があるのはNG!」だそうです。
しかし、風水とは気の流れなので、庭池をいつもきれいにしておけばあまり心配ありません。たとえば「家から離してつくる・水が腐らないようにする」など、これらを注意すれば凶相にはならないでしょう。
また運気が良くなる方角は、家の中心から見て南東方面です。逆に運気が悪くなるのは、鬼門(北東)と裏鬼門(南西)なので覚えておいてください。
鬼門の詳細はこちら ⏬
風水で鬼門対策9つ👹【植えてはいけない木や置くと良いものなどを紹介】
【3つ】庭に池を作るデメリット

- 夏に蚊が発生する!
- 子供が落ちたら危険!
- 水やポンプの音がうるさい!
夏に蚊が発生する!

たまった水があれば、蚊がやってきて卵をうみつけボウフラになり、やがて憎い蚊が発生します。これがいちばん厄介なデメリットです。
対策はいくつかあります。いちばん大切なのは、池の水をいつもきれいに保っておくことです。ポンプを使って循環させるのがいいでしょう。
また、メダカなどの魚類を飼えば、ボウフラが魚の餌となるので蚊の発生が少なくなります。
子供が落ちたら危険!

小さい子供がいる家庭は、とくに注意しましょう。
「うちの池が浅いから大丈夫!」なんて考える人もいますが、浅くても溺れることはあります 。
フェンスや柵をつくって対策もできますが、せっかくの庭がカッコ悪くなってしまいます...子供から目を離さないことが、いちばんの対策です!
水やポンプの音がうるさい!

騒がしい日中は気になりませんが、 静かな夜には水やポンプの音が気になります 。
落差のある滝や大きなポンプがあると、ご近所迷惑になり苦情がくるかもしれません。
対策としては、お隣さんとの境界から離した場所に池を作ることです。あるいは、夜間だけ電気を切って、水の循環やポンプの動きを止めるのもいいでしょう。
【3つ】庭に池を作るメリット(得られる恩恵)

- 災害時に使える
- 癒される庭がつくれる
- ビオトープ的にすれば子供と楽しめる
災害時に使える

なぜなら、災害時に水道管が破損し断水したら、水道が使えないからです。
庭池があれば、トイレ(1回5~10Lぐらい)や調理など援助が届くまで生活用水がまかなえます(お風呂はガマン...)。飲料水としてそのまま利用できませんが、濾過して煮沸すれば飲むことも可能です。
癒される庭がつくれる

これがいちばんのメリットです。
水のやさしいせせらぎは、仕事や家事の疲れを癒す心地よい音で、リラックス効果がすごく期待できます。
そして、庭池のまわりにきれいな草花や下草を植えて、ぜひ美しい庭をつくってみてください!
ビオトープ的にすれば子供と楽しめる

子供がいる家庭なら、ぜひ庭池で魚や水草を育ててください!
庭に広い池があれば、魚たちが気持ちよく泳ぎまわり、それを観察する子供にもいい影響を与えます。夏休みの宿題ネタ探しにも困りません。
魚の飼育はめんどうですが、子供のためを思ってチャレンジしてみましょう。
【コツ9選】小さな庭池のDIYでの作り方をプロが解説 ⭐
ここからは、庭工事歴20年以上の現役プロが、小さな庭池を作るコツを解説していきます。

庭に池を作るのは、あなたが思っている以上にかんたんです。
サイズの小さい池にすれば、管理の手間が少なくずっと維持できますよ!
1.【こんな人におすすめ!】庭木が手入れができない人向き
なぜなら、庭木の手入れはけっこうめんどくさく、夫婦共働きだと忙しくて管理ができないからです。
そこで、池を使った庭づくりをしてはいかがでしょうか?最初は難しそうに感じるかもしれませんが、落ち葉の掃除や剪定作業よりずっと楽です。
アイデアの例として、庭木はシンボルツリー1本ぐらいにしておき、池のまわりには下草・グランドカバーを植える程度でOKでしょう。庭に緑がないと庭とは呼べないので、ぜひ庭池づくりにチャレンジしてみてください。
2.【注意!】コンクリートの庭池はやめたほうがいい!
なぜなら、車が通ったり地震があると地面はグラグラと動き、コンクリート製の池もゆさぶられ、ひびが入って水漏れするからです。
これを防ぐことは不可能なので、素人がDIYでコンクリートやモルタルを使って作らないほうがいいでしょう。
また、ホームセンターで売られている「防水モルタル」を使えばいいと思うかもしれませんが、100%の防水は期待できません。そこで「DIYならどんな方法がいいか?」、次で解説します。
3.【DIYで自作】コンクリートを使わない作り方3選


ここでは、DIY初心者でもチャレンジできる、庭池の作り方を3つ紹介します。
ポイントは、あくまで小さい庭池!大きい庭池は、プロの業者に任せましょう。
- 【埋め込み】プラスチック製の成形池
- 【トロ舟】穴を掘って埋めるだけ
- 【防水シート】プールライナーという厚手のシート
【埋め込み】プラスチック製の成形池
【価格】¥94,116
【おすすめ度】★★★★★
【サイズ】長さ193cm×幅130cm×深さ55cm
【容量】600L
すでにおしゃれな庭池になっている「埋め込み式の成形池」です。
スコップで穴を掘って埋めるだけなので簡単にでき、水を流し入れる「溝」と排水する「排出栓」がすでに作ってあります。
このみかげ調プラ池は「タカラ工業さん」の商品です。
【トロ舟】穴を掘って埋めるだけ
【価格】¥19,800
【おすすめ度】★★★
【容量】188L
外寸:1364×902×207mm
よく左官屋さんが、モルタルを作るのに使う「トロ舟」です。
ただ穴を掘って埋めるだけなので、とてもかんたんに庭池が作れます。パイプ穴を2か所、ドリルを使って開けるだけです。
このトロ舟は「資材プロストアさん」の商品です。
【防水シート】プールライナーという厚手のシート
【販売メーカー】タカショー
【おすすめ度】★★★★
【厚さ】0.5mm
敷くだけでかんたんに庭池が作れる、厚さ0.5mmの防水シートです。
あなたの好きな大きさ、デザインの庭池が作れるのがメリット!スコップで地面を掘り、そこにこのシートを敷くだけです。
サイズは、「2m×2.5m・3m×4m・4m×5m・5m×6m・8m×6m」の5種類あります。地面に敷くときは、穴が開かないよう気をつけましょう。
4.【おすすめのサイズは?】深さが浅く小さい庭池でOK!
なぜなら、鑑賞目的の池なので、大きくする必要がないからです。
水の深さを10~20cmぐらいにした、浅い池を作りましょう。しかもメンテナンスの手間があまりかかりません。
もし錦鯉を飼うなど本格的な庭池が欲しいなら、DIYでは作らず、プロに依頼してしっかりした池を作ってもらいましょう。
5.【水の循環】ポンプとろ過装置をパイプでつなぐ
庭池の水をいつもきれいに保つには、水をつねに循環させないといけません。
水は上から下へ流れるので(当たり前ですが)、ポンプで上へ水をあげる必要があります。そしてろ過装置を使って不純物を取り除けば、いつも清潔な池が完成です!
作り方はカンタンで、池と「ポンプとろ過装置を一体にしたもの」をパイプでつなぐだけ。上画像は装置を池の外に設置したものですが、池の中に設置できる装置もあります。電源は外壁から持ってくるか、ソーラーパネルの利用も可能です。
ポンプは既製品を買い、ろ過装置はプラスチックのコンテナを使って自作(検索すればいっぱい出てくる)してもいいでしょう。
年間の維持費用ってどのくらいなの?
小さな庭池なら、1万円もかからないでしょう。
なるべく電気代を抑えたいなら、ソーラーパネル式の循環ポンプも売っています。
ただし、池で生き物を飼いたいならエサ代もかかるので、それに応じて出費は増えます。メダカのエサ代ぐらいなら、子どものお小遣い程度ですよ。
6.【おすすめのデザイン3選】洋風・和風・ビオトープ

ここでは、庭池のデザインを3つ紹介します。
あなたの家や庭の雰囲気に合わせ、洋風か和風か決めましょう。
- 洋風デザインの庭池を作るコツ
- 和風デザインの庭池を作るコツ
- ビオトープの庭池を作るコツ
洋風デザインの庭池を作るコツ
洋風レイアウトのコツは、ロックガーデンをイメージすることです。
池のまわりにカラフルな石を並べるだけで、かんたんに洋風の庭池になります。詳細は以下のページをどうぞ!⏬
ロックガーデン×作り方のコツ9選🪨【石の積み方やおしゃれな植物も紹介】
和風デザインの庭池を作るコツ
和風レイアウトのコツは、苔や下草を上手に使うことです。
上画像のように苔のむした岩があれば、それだけで和風っぽい雰囲気になります。また、イロハモミジのような紅葉する木を1本でも植えれば、上品で風情ある小さな和風庭園が完成するでしょう。
イロハモミジの詳細はこちら ⏬
イロハモミジはおすすめシンボルツリー🍁【デメリットになる特徴も解説】
ビオトープの庭池を作るコツ
ビートープといえば、陶器鉢にメダカを飼う人もいます。
しかしそれだと狭くてメダカがかわいそうなので、庭池のビオトープを作ってあげましょう。またメダカを飼えば、蚊の幼虫ボウフラを食べてくれるので、蚊が発生しなくなります。
ほかには亀も小さな庭池なら飼いやすく、子どもに世話をさせればすばらしい経験ができます。水草もいっしょに植え、家族みんなでビオトープを楽しみましょう!
7.【おしゃれに見せるコツ2選】ライトアップと滝に挑戦!

せっかく作った庭池、もっとおしゃれに見せたいですよね?
おすすめのコツは「ライトアップと滝」です。思ったよりかんたんなので、ぜひチャレンジしてみてください!
【ライトアップ】心が癒される空間になる
光と水の組み合わせで、心休まる空間を作ってみませんか?
樹木が風にそよぐ風情を水で表現し、それを楽しむためにライトアップを演出するとすごくおしゃれです!
たとえば水中には数個のライトを設置して、水の中から光が出るようにします。そうすると、水が動くたびに光の輪も動き、幻想的な演出が可能です。また池のそばに壁を作れば、波紋が壁に映り、池の光と水の動きを楽しむことができます。
【滝】チャレンジしてみよう!
- 水の落とし方は3種類
- 水をかっこよく落とすコツ!
- 洋風の滝の作り方
水の落とし方は3種類
代表的な水の落ち方は、次の3種類です。
- 【離れ落ち】どっと落ちる
- 【布落ち】1枚の布を広げたように落ちる
- 【糸落ち】白糸の滝のように細い糸が落ちる
ポイントは「いかに水を遊ばせて、効果的に水を落とすか」ということで、あなただけのオリジナルの滝を作ってみましょう。
水をかっこよく落とすコツ!
水を滝口で1度ため、そこからあふれた水が落ちるようにすると、かっこよく自然に見えます。
給水パイプを滝口にじかに置くことはダメです!滝口周辺は少し植栽の量を多くして、奥行き感を出すとより自然になります。
また、水の流れをコントロールするのは、すごく難しいのです。もし思った通りに流れなかったら、もっと石を置いたりして、流れ方や落ち方を修正します。モルタルを使って石をつけても、水が流れて時間が経てば、色が目立たなくなるので安心してください。
洋風の滝の作り方
洋風の庭に作る滝は、壁を使うのが主流です(和風は自然に見せるだけ)。
滝のデザインとしておしゃれなのは、厚手の天然石や自然石を横に積み上げる「小端積み(上画像)」です。その上部から水を落として踊らせると、思わぬ効果が得られます。まるで、水が音を立てて流れ落ちていくようです。
11.【水生植物】庭池に植えて欲しいおすすめ10種類
水生植物とは、池に浮いている水草や藻だけでなく、水辺に生息する植物も含みます。
そこで、庭池におすすめなのが以下の10種類です。
- アサザ
- トクサ
- マツモ
- スイレン
- ヤブラン
- カボンバ
- アナカリス
- ミズバショウ
- ホテイアオイ
- リュウノヒゲ
- ドワーフフロッグビット
庭池の中に入れるなら「浮葉植物のスイレン」と「浮遊植物のホテイアオイ(上画像)」がおすすめです。
池のまわりの下草・グランドカバーなら「リュウノヒゲ・ヤブラン」などを植えましょう。
12.【水生生物】飼うと楽しいおすすめの生き物6選
こんな生き物はいかがでしょうか?
- 亀
- 錦鯉
- 金魚
- メダカ
- タナゴ
- ザリガニ
錦鯉は庭池の代表選手で、和風庭園で泳いでいたらそれだけで金持ちっぽくなります。本格的で大きい庭池が必要なので、DIYで作るにはちょっと難しいでしょう...
それに比べ、亀・メダカなどは子どもが大喜びする生き物で、浅い小さな庭池でも大丈夫です!ボウフラ対策にもなるので、ぜひ生き物を飼ってみてください。
まとめ
この記事では、庭に池を作るメリットとデメリットを解説し、DIYでの作り方を紹介しました。いかがだったでしょうか?
DIYならコンクリートを使わずに、埋め込み式やシートを使った方がかんたんです。コンクリートやモルタルは水漏れがしやすく、扱いが難しいのでやめておきましょう。

深さのない、小さな庭池を目標としましょう。
石を並べたり滝を作ったりして、あなた好みのおしゃれな庭を作ってみてください!
すぐ下の関連ページで「ロックガーデンの作り方・庭づくりのコツ・坪庭の作り方」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、おしゃれな庭池の作り方9選🐟【DIYで洋風や和風レイアウトに挑戦!】…という話題でした。
更新:2024年07月03日|公開:2023年07月05日