ロックガーデン×作り方のコツ9選🪨【石の積み方やおしゃれな植物も紹介】
【更新日】2024.07.03.【PR】
「自宅の庭にロックガーデンを作りたい!」と思う人も多いですが、始める前に不安になることも少なくありません。とくに初心者には、「どのように始めればいいの?」「自分の手に負えるのかな?」という疑問がつきまとうものです。
そんな不安を解消するために、この記事ではロックガーデンのDIYでの具体的な作り方や、おしゃれな石の積み方、選び方を分かりやすく解説します。また、適した植物の選び方や花壇作りのコツも紹介しているため、初心者でも安心して挑戦できる内容です。
記事を読み進めることで、ロックガーデンのメリットとデメリットが明確に理解でき、自分でDIYするかどうかの迷いが解消されるでしょう。実際に自分の手で美しいロックガーデンを作り上げる満足感を得られるよう、ぜひこの記事を参考にしてください😊

このページの内容

当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
ロックガーデンとは?
ロックガーデンとは、岩の間に植物を植えてつくる庭のことです。
花を植える場所は花壇のように区切らず、ごく自然な感じで「まるで山のお花畑」のようなイメージで作ります。あるいは花ではなく、グリーンの葉っぱを楽しめる植物を植える人も多いです。
また最近では、「手間のかからない庭=ロックガーデン」というイメージもあり、ロックガーデンを作る若いお客さまも増えています。こちらは砂漠っぽいイメージで、ゴツゴツした岩石とサボテンなどの植物を合わせて作るのが人気です。
【3つ】ロックガーデンを作るデメリット

- 煩雑になりがち!
- 雑草を抜くのがめんどくさい!
- 石をどこで手に入れるか悩む!
ロックガーデンのいちばんのデメリットは、人によっては雑な感じに見えることで、「手抜きしたダサい庭」という印象を与える可能性があります。そのため定期的な手入れをし、煩雑に見えないように気を使わなければなりません。
石の隙間からいろんな雑草が生えるため、自分が植えた植物と見分けがつかなくなることもあります。業者に植えてもらうときは、よく説明を受けておくのが大事です。
また、「石をどこで手に入れるのかわからない...」とDIYする人は悩むと思います。これはあとで詳しく解説するので、お楽しみに!
【3つ】ロックガーデンを作るメリット(得られる恩恵)

- DIYでもかんたんに作れ安い!
- 小さい庭でもおしゃれに作れる!
- あまり手間のかからない庭になる!
DIYでもかんたんに作れ安い!

プロの業者に依頼しなくても、素人がDIYでかんたんに作れるのがいちばんのメリットです。
なぜなら、土を処分したり土間コンクリートを施工したり、DIYだと難しい作業がないからです。もし庭土が余っていたら、土を盛って傾斜のあるロックガーデンがつくれます。
また、庭業者に依頼しなくていいので、お金があまりかかりません。ホームセンターで材料はそろうので、DIYで時間をかけて作るだけです。
小さい庭でもおしゃれに作れる!

その理由は、ロックガーデンは小さい庭に相性がいいからです。
広に庭にロックガーデンを作るとなると、レイアウトとか石の配置とか、いろいろ悩んでしまいます...しかし小さい庭なら、その一角だけロックガーデンを作ればいいので、DIYでも気が楽です。
あるいは庭全体をロックガーデンにするのではなく、小分けにした庭を、それぞれロックガーデンにするのもおしゃれですよ!
上画像のロックガーデン施工例はこちら ⏬
無骨でかっこいいロックガーデンのある外構工事【埼玉県さいたま市の施工例】
あまり手間のかからない庭になる!
なぜかというと、植物をあまり植えない庭だからです(人によるけど...)。
ロックガーデンは基本的に、下草や低木で庭づくりをします。なので、剪定が大変なシンボルツリーを植えなくても、おしゃれな庭がつくれるでしょう。
また、砂利の下に防草シートを敷いておけば、雑草もあまり生えません。「緑が欲しいけど、手入れがめんどくさい!」という人に、ぴったりなのがロックガーデンです。
【コツ9選】ロックガーデンのおしゃれな作り方 ⭐
ここからは、庭工事歴20年以上の現役プロが、ロックガーデンを作るコツをアドバイスしていきます。
ロックガーデンを作るのは、それほど難しくありません。
石の積み方だって正解はなく、逆にプロより素人のほうがカッコ良く作れたりします。なので、このページをじっくり読んで、とりあえずチャレンジしてみてください!
1.【ロックガーデンはDIY向けの庭】かんたんにできる
なぜなら、とくに「こうやってデザインしたらいい!」という法則がなく、あくまで作る人のイメージが大事になるからです。
上手に作るコツは、何度も石の配置を変え、立ち上がって遠くから眺めること!これがDIYでやるメリットで、業者だとその日だけで終わりなので、何度も石の位置が変更できません。
まずは庭の小さなスペースに試しに作り、それから大きめのロックガーデンを作りましょう。低コストでお金がかからないので、DIY初心者向きの庭づくりと言えます。
2.【石の入手方法】石拾いする? or どこで売ってる?
- 川では2種類の石が拾える
- 川で石を拾うと違法か?
- ホームセンターや通販で買う
- ロックガーデン用の石の種類は?
川では2種類の石が拾える
川の下流なら丸い石
流れが緩やかな川の下流では、角が取れた丸っこい石があります。和風のロックガーデンにぴったりのイメージです。
川の上流なら角ばった石
流れが急な川の上流(渓流地)では、角ばった石があります。洋風・和風どちらのロックガーデンにも、ぴったりのイメージです。
川で石を拾うと違法か?

一般人が自分だけで使う石を「少量持ち帰る」のは、違法とはならないようです。ただし、国立公園や国定公園内などでは、鉱物や植物の持ち帰りは違法となります(自然公園法20条3項4号)。
あとで罰則があると大変なので、お金を払って購入した方が良さそうです...
また、営利目的で大量かつ大規模に採取するなら、国の許可が必要となります。
ホームセンターや通販で買う

川で石を拾ってくるのは、法律違反になる可能性があるので、ホームセンターや通販で買ったほうが無難です。
しかも、カラフルでおしゃれな石がたくさん売っているので、あなたのイメージするロックガーデンにぴったりの石がかんたんに見つかります。
ホームセンターなら実物が見れ、手で触ることが可能です。しかし石はものすごく重い(腰を痛める!)ので、通販で買って家まで届けてもらってもいいでしょう。
ロックガーデン用の石の種類は?
たとえば、以下のような種類です。
- 【溶岩石】ゴツゴツ感がある
- 【砕石】白い石灰岩や青っぽい岩
- 【玉石】和風のグランドカバーに
- 【砂利】洋風のグランドカバーに
- 【クォーツロック】透明感のある美しい栗石
和風のロックガーデンならモノトーン色、洋風のロックガーデンならカラフルな色がおすすめ!
とくに「クォーツロック」はピンク・オレンジ・イエロー・ホワイト・ベージュなど色が豊富で、おしゃれなロックガーデンが作りやすい石です。
3.【石の積み方】何も考えずに積むのが正解!
なぜなら、考えすぎるとうまくいかず、頭を真っ白にして積んでいくと意外とうまくいくからです(これといった法則はない!)。
ちょうど山に岩がゴロゴロしている感じに、石を置くのがポイント!たとえば、雑木の庭の一画に少し土を盛って傾斜地をつくり、そこに色々なサイズの石をまき散らして置くなどです。
しかし、石の角度や大きさが気になって、なかなか難しいと感じるでしょう。あまり考えずに投げ置いていくのも、自然な感じを出すひとつの方法です。
いろんなサイズの石を混ぜる

うまく石を組み上げていくコツは、サイズを変えて順番に置いていくことです。たとえば大・中・小という具合に。
大きい石にくっつけて小さい石、少し離して中くらいの石、次に大きいのと中小の石を方向を変えておくとか...あなたのセンスが問われるところです。
あまり難しく考えず、実際に手に取ってやり経験してみることが、上達への近道です!石は重いので、滑り止めのついてる軍手を使うのがおすすめ。
4.【おしゃれな植物】ロックガーデンのおすすめ植物
おすすめの種類は以下です。
- 高山植物
- ハーブ類
- 多肉植物
- 大きく育たない植物
- 地面をはうような植物
ロックガーデン向きの植物・草花は以下です。
スイセン、シダ類、ヤブコウジ、ヘリクリサム、ブルーデージー、ラベンダー、ロベリア、ギボウシ、ツルニチニチソウ、サルビア、マリーゴールド、ゼラニウム、ペチュニア、アガパンサス、玉竜など
石が据え終わったら、これにコニファーや草花を添えるように植えていきます。
石の間に草花があるという、自然な感じを出すように心がけましょう。少量ずつ、種類を多く植えると楽しめます。
また、草花とハーブ類を花の色や高さを考えながら、ランダムに植えてみましょう。ポイントはカラフルにし、見る人の目がキラキラ輝くようにすることです。
シンボルツリーにもなるおすすめ植物3選

ここでは、当社でよく植えるシンボルツリーを3種類だけ紹介します。
植物の根本を石で囲めば、立派なロックガーデンが出来上がります。
ニオイシュロラン

ニオイシュロランは、ヤシの木に似たおしゃれな樹形の庭木です。
背が高くなりますが、手入れがあまりいりません。南国リゾートガーデンにぴったりに庭木です。
ニオイシュロランの詳細はこちら ⏬
ニオイシュロランはおすすめシンボルツリー🌴【枝分かれの樹形がおしゃれ!】
ソテツ

ソテツは、最近すごく人気が上がっている庭木です。
南国を連想させる葉を持ち、成長速度が遅いのがメリット。そのため広い庭なら、すでに大きく育っている商品を植えるのがおすすめです。
ソテツの詳細はこちら ⏬
ソテツの木はおすすめシンボルツリー🌴【玄関前の庭木にするとおしゃれ!】
コルジリネ

コルジリネは、庭のワンポイントに使える低木です。
笹のような尖った葉っぱを、大きく広げるのが特徴。赤銅色の色合いがシックで、コルジリネを植えていたら「センスのある珍しい植物を植えてるね!」と褒めてもらえるでしょう。
コルジリネを植えた上の施工例はこちら ⏬
ナチュラルモダンデザインの外構工事【木目調がかっこいい施工例】
5.【リゾート風のデザイン】ココスヤシを植えよう!

この施工例のいちばんの主役は、迫力ある立派なココスヤシです(お客さまの手配)。
「南国のビーチ+照りつける青い太陽」が眼に浮かぶような庭木で、見てるだけでテンションが上がってワクワクします。樹高は3mほどで、2回のベランダにも届きそうなほど巨大です。
ココスヤシは最近のリゾートガーデンブームで人気が出た木で、東南アジアやハワイの南国でよく見かけます。耐寒性が強いので、日本国内でも植栽可能なのがメリット!ただし、強く枝葉を大きく広げるので、狭い庭には向かないのがデメリットです。
ただこの庭は、ロックガーデンをイメージしていないので、ココスヤシの根本まわりは天然芝にしています。もしロックガーデン風にしたいなら、根本にやや大きめの石を2~3段積み上げるとかっこいいでしょう。
このおしゃれな庭施工例はこちら ⏬
南国リゾート風のおしゃれな庭×外構工事【おすすめ植物も植栽しました!】
6.【和風のデザイン】合わせるアイテムがいっぱい
和風庭園には石は欠かせないアイテムで、和風庭園=ロックガーデンと考えることもできます。
大きな玉石やコケの生えた石を並べれば、かんたんに和風ロックガーデンっぽく作れるでしょう。また溶岩石と下草を合せるなど、できる工夫はたくさんあります。
「ツクバイ・ししおどし・灯篭・竹垣など」のアイテムも豊富で、小さな和風ロックガーデンならひとつでもあれば十分です。小さな和風庭園を再現するつもりで作りましょう!
和風ロックガーデンの施工例
庭の一角に、小さな和風庭園をつくった施工例です。
庭木はあまり植えず、シンボルツリーとしてイロハモミジと庭木を数本植えました。これなら剪定の手間が、少なくて済みます。
和風の庭をつくる若い世代はあまりいませんが、小さい庭なら難しくありません。洋風の庭なら遊ぶ庭、和風なら眺めて楽しむ庭になります。
この施工例はこちら ⏬
7.【洋風のデザイン】カラフルな石を使おう!
洋風デザインはかんたんです!なぜなら、クォーツロックのようなカラフルな石を並べると、かんたんに洋風のデザインになるからです。
また、色とりどりの草花を植えるのもポイントで、ヨーロッパのお花畑をイメージして作りましょう。
洋風ロックガーデンの施工例

玄関脇につくった、小さいロックガーデンの施工例です。
お客さまから「とにかく無骨で、シンプルに!」というのが要望で、あれこれと岩石をゴロゴロさせながら並べました。仕上がりは「ほんとうに自然にできたような雰囲気」で、アクセントにシンボルツリーとしてサボテンを植えています。
また、アメリカンフェンスでロックガーデンを軽く囲むことで、まるでアリゾナ州のサボテンがある砂漠が表現できました。手入れのいらない庭なので、仕事が忙しい人におすすめの庭ですね。
この施工例はこちら ⏬
無骨でかっこいいロックガーデンのある外構工事【埼玉県さいたま市の施工例】
8.【花壇の作り方】どこでも簡単につくれる!
なぜなら、モルタルは必要なく、ただランダムに石を積むだけで作れるからです(とにかくやってみる!)。
高さのある花壇の作り方は、大きめの石を2列並べ、その上に中くらいの石を乗せるだけで作れます。あるいは、ただ石をサークル状や四角形に並べるだけです。
ポイントは隙間を少し作り、そこから草花が顔を出すようにすること!まあ、マチュピチュの世界遺産にある「隙間なしの塀」みたいには、やろうと思ってもできませんが...
9.【土留め】ガビオンなら門柱や塀におすすめ!
土留めの作り方は、大きい石を階段状に並べ、土が流れないように作ることです。
また、石の隙間から土が流れないように、隙間にモルタルを詰めることがポイント!モルタルは乾くとグレー色になり、見た目は良くないので、正面から見えないように詰めることが大事です。
本格的な土留めは専門業者に依頼し、DIYでやるなら石組み3段ぐらいまでにしましょう(崩れると危険だから)。
ガビオンなら塀や門柱もつくれる
ガビオンとは、鉄製のメッシュで囲いを作り、その中に石を入れてオブジェにしたものです。
上画像は当社クローバーガーデンの手作りガビオンで、道路ぎわにおしゃれな塀として施工したものです。これ以外にも、門柱や鉢植えのように使うこともあります。
また、既製品のボックス型ガビオンは装飾性が目的のため、土留めには使えません。土留めに使うなら、手作りがおすすめです。
この施工例はこちら ⏬
手作りガビオンのあるオープン外構工事【さいたま市緑区の施工例】
まとめ
この記事では、ロックガーデンのおしゃれま作り方を解説しました。いかがだったでしょうか?
ロックガーデンを作るには石が必要ですが、川などで勝手に拾ってくると、あとで厄介なことになるかもしれません 。お金はかかりますが、通販やホームセンターで購入すれば、「拾ってきたのって法律違反なのかな...?」といつまでも心配する必要はなくなります。

石さえ手に入れば、あとは石を積むだけです。
すでに何度も解説しましたが、とりあえず積んでみるのが上達への近道ですよ!
すぐ下の関連ページで「庭づくりのコツ・花壇のおしゃれな作り方・おしゃれな庭施工例」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、ロックガーデン×作り方のコツ9選🪨【石の積み方やおしゃれな植物も紹介】…という話題でした。
更新:2024年07月03日|公開:2023年06月23日