百日紅を庭に植えてはいけない理由・デメリット5選😱【メリットも5つ解説】

それでは、ひとつずつ解説していきます。

1.【5選】百日紅を庭に植えてはいけない理由

ここでは、百日索を庭に植えてはいけない理由を5つ挙げてみましょう。

1.樹皮がつるつるで滑る

サルスベリの最も特徴的な外観の一つが、その滑らかでつるつるした樹皮です。この独特な樹皮は視覚的に魅力的ですが、同時に滑りやすくなっています。

とくに雨の後や露で濡れた時、子どもがのぼると滑りやすく、落っこちてケガをする危険が高いです。このような事故を避けるためにも、サルスベリを家の近くや歩くことが多い場所に植えるのは避けた方が良いでしょう。

2.「すべる」という言葉が縁起が悪い

日本では「すべる」や「滑る」といった言葉が、縁起が悪いとされる場合があります。

これは、物理的に滑ることが危険であるという意味だけでなく、人生での失敗や計画がうまくいかないことを連想させるためです。そのため、縁起を担ぐ文化の中では、サルスベリのように滑りやすい特性を持つ植物を敬遠する傾向があります。

3.大きく成長しすぎる

サルスベリは、適切な条件下では、非常に早く大きく成長します。そのため、小さな庭や限られたスペースには不向きかもしれません。

大きく成長しすぎたサルスベリは、他の植物への光の遮断や、根が広がって土壌や建築物に影響を及ぼします。また大きな木は剪定や手入れは、DIYでやると難しいです。

4.病害虫への感性リスクがある

サルスベリは、特定の病害虫に感染しやすい傾向があります。とくに、カイガラムシやアブラムシなどの害虫が発生しやすく、これらの害虫は他の植物にも影響を及ぼす可能性があります。

また、サルスベリは特定の菌類による病気にも感染しやすいため、健康な植物を維持するためには注意深い管理が必要です。

5.落ち葉の掃除がめんどくさい

サルスベリの葉は、秋になると落葉します。

この落葉は庭をきれいに保つために、定期的な掃除が必要です。とくに大きな木では、落ち葉の量が多く、掃除が大変な作業となることがあります。

また、落ち葉は湿気を保持しやすく、病害虫の発生の原因となることも考えられるでしょう。

2.【5つ】百日紅の魅力と庭に植えるメリット

1.【シンボルツリーにおすすめ】花が美しい落葉樹

サルスベリはシンボルツリーとしておすすめの庭木です。

最近は園芸品種が増え、ほふく性でグランドカバーに適した種類もあります。低木から高木まであり、選ぶのが大変なほどです。

また、落葉期には美しい幹肌が鑑賞できるので、それも人気の理由となっています。

樹木の特徴（街路樹にもよく利用される）

サルスベリは落葉性低木~高木に分類され、樹高が3～10ｍです。

樹冠が横に開いて広がり、横幅は1～10ｍぐらいまで生長します。樹勢が強く丈夫な樹木なので、昔から街路樹として利用されてきました。

枝は弓なりに湾曲しながら、横広がりに伸びるのが特徴。木が大きくなると、樹冠がちょうどよい日陰を作ってくれます。玄関に覆いかぶさるように植えると、「門かぶり」としての利用も可能です。

2.【涼しげな花】開花時期-季節＋花が咲かないときは？

サルスベリは温帯域で、真夏に花を咲かせる代表的な花木のひとつです。

真夏の1番暑い7〜9月に涼しげな花を咲かせ続け、花期が長く100日も花が楽しめることから「百日紅（ヒャクジツコウ）」の別名もあります。

枝を横に大きく広げるので、花の季節はボリューム感あるサルスベリが楽しめるでしょう。猛暑でへばっている人間と違って、元気に花を咲かせる姿に感動しますよ！

花が咲かないときの対処法は？

剪定で注意して欲しいのは、花芽をまちがって切ってしまうことです。

サルスベリは、今年伸びた枝の頂芽と側芽が花芽になります。それが同じ年の夏に開花するので、花芽を見つけたらなるべく残しながら剪定してください。

また、植えたばかりのサルスベリだと花が咲かない場合もあるので、気長に数年様子を見ましょう。それと、基本的な育て方を実践してみてください（あとでまとめて解説）。

3.【すべすべした幹肌が美しい】猿も木から落ちる!?

幹肌が美しい

幹肌がツルツルして美しく、猿でも登れないことから「サルスベリ」という名がつきました。

幹の皮は部分的に剥げ落ちて、複雑な斑模様をつくり、これが鑑賞価値を高めている理由です。明るい幹肌のおかげで、庭に植えると明るい洋風の雰囲気を作ることができます。つるつるの手触りも気持ち良いです。

葉っぱを落とす落葉期にも、美しい幹肌が鑑賞できるのも魅力のひとつです。

初心者でも管理しやすい庭木

サルスベリの基本となる性質を覚えれば、庭木初心者にも育てやすいです。

最も大切なことは、とても日当たりを好む木なので、1日に4時間以上の直射日光が当たる場所に植えましょう。建物や他の庭木に邪魔されない、広い場所に植えることも大切です。

剪定も落葉期に毎年習慣的に行うことで、立派できれいな花を咲かせてくれます。また条件がそろえば、真っ赤な紅葉も美しいです。

和風-洋風どちらの庭にも合わせやすい

サルスベリは、あなたの家が和風でも洋風でも合わせられます。

古くから寺院に植えられていて、和風庭園によく似合います。また、庭木として一般住宅で植えられるようになったのは昭和40年代以降で、明るい花と樹皮のおかげで、洋風住宅にも植えられるようになりました。

4.【品種が豊富】白花-紫花・うどんこ病に強い種類もある

サルスベリの花色は、赤・桃・紫・白と豊富です。

庭木だけでなく、ほふく性でグランドカバーとして使える品種もたくさんあります。コンテナ栽培にも適した樹木です。

また、従来のサルスベリには、うどん粉病に弱いという欠点がありました。しかし最近では、うどん粉病に強い品種（タスカローラなど）もたくさん作られています。

庭や花壇植えに適した種類

庭に地植えするなら、大きくなる品種を選びましょう！カントリーレッドなどが人気があります。

5.【矮性サルスベリ有】大きくならないので鉢植えに最適

最近サルスベリには、コンパクトな小型品種（樹高1.5~2m）が増えています。

ほふく性でグランドカバーに適した種類や、タネから育てると1年で開花する一才性の種類もあります。

鉢植えやグランドカバーに適した種類

「チカソー」はサルスベリの中でも最も小型種で、淡紅色の花を咲かせます。また「風花火」は、枝が垂れる矮性種で鉢植えに適した品種です。

まとめ

この記事では、百日紅のメリットとデメリットを紹介しました。いかがだったでしょうか？

サルスベリは鑑賞価値の高い幹肌をもち、真夏に涼しげな花を咲かせます。華やかでボリュームある花なので、暑い季節に気持ちを高めてくれる花木です。

---

すぐ下の関連ページで「植えてはいけないシリーズ・植えてはいけない庭木2つ」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はぜひご覧になってください😊

このページを読んだ人はこちらもオススメ！

• 

  庭に植えてはいけないシリーズ😱【庭木や植物のまとめ一覧】

• 

  ライラックを庭に植えてはいけない理由・デメリット5選😱【メリットも5つ解説】

• 

  ヒメウツギを庭に植えてはいけない理由・デメリット3選😱【メリットも5つ解説】

---

以上、百日紅を庭に植えてはいけない理由・デメリット5選😱【メリットも5つ解説】…という話題でした。

更新:2024年04月09日｜公開:2024年04月02日