シンボルツリーにおすすめの低木10選🌳【手間がかからず育てやすい】
【更新日】2024.04.20.
庭を彩るシンボルツリーを選ぶ際には、手間がかからず、四季折々の美しさを楽しめる低木がおすすめです。ドウダンツツジやアセビなど、耐寒性や耐暑性に優れ、美しい花や葉を通年で楽しめる庭木もあります。
また、これらの低木は剪定に強く、形を整えやすいため、庭のメンテナンスもかんたんです。初心者でも扱え、庭に自然の美しさと機能性をもたらす低木を通じて、あなたの庭がもっと魅力的な空間に変わることでしょう😊
この記事のライター(信頼性の担保)
菅間 勇 2級建築士・2級建築施工管理技士・甲種危険物取扱者
埼玉県生まれ。東京農業大学、大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構と庭の仕事をはじめ、現場経験は20年以上。
子どもとチェスをこよなく愛す、3児の父親。
当社クローバーガーデンは埼玉県の「外構と庭工事専門会社」です。
毎年60件以上の外構工事を行い、庭木の植栽も行っています。
1.【ドウダンツツジ】つぼ形のかわいい花が咲く
ドウダンツツジは落葉性の低木で、春の白い可憐な花と秋の鮮やかな紅葉で知られています。
とくに日本原産のこのドウダンツツジは、庭木としての魅力が高く、シンボルツリーとしても非常におすすめです。その理由は、1〜2mの樹高と、密に茂る枝葉が生け垣としての利用に適しているからです。耐寒性・耐暑性が強く、暖地でも美しく育ちます。
ドウダンツツジは、枝が密に茂るため目隠しとしても機能し、菱形の葉はみずみずしく整然と並び、切り花としても人気です。紅葉は晩秋に真っ赤に染まり、季節ごとの表情を楽しむことができます。また、剪定に強い萌芽性を持ち、好みの形に仕立てやすいため、一般家庭の庭や公園にもよく利用されます。
この樹木がシンボルツリーとして適しているのは、四季を通じて変化する美しい姿と、植栽による環境美化やプライバシー保護が期待できる点です。さらに、ドウダンツツジは「上品」と「節制」という花言葉を持ち、それがその風情ある姿と調和しています。
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2.【アセビ】庭のワンポイントにおすすめ
アセビはその美しさと管理のしやすさから、シンボルツリーや庭のアクセントとして理想的な低木です。
春には繊細な白やピンクの花をたくさんつけ、視覚的にも魅力的。花だけでなく、新しい葉が出る時には赤やブロンズ色に変わり、季節ごとに異なる表情を楽しむことができます。
アセビは比較的育てやすく、とくに日本の気候に適した庭木です。耐寒性に優れており、日陰でもよく成長するため、多様な環境に対応できます。また、病害虫に強い品種も多く、長期間にわたって健康的に保つことができるでしょう。
この低木は、低メンテナンスでありながら、四季を通じて庭を彩る多様な色と形を提供します。そのため、住宅の入口や庭の中心に植えることで、一年中楽しむことができるシンボルツリーとしても最適です。
アセビの持つ自然な美しさと機能性は、どんな庭にも洗練された印象を加え、訪れる人々を魅了します。
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3.【南天】盗難除け・魔除け・火災除けの役目あり
南天は人気のあるシンボルツリー用の低木で、その魅力やメリットが多くあります。
南天のもっとも大きな特徴は、その美しい赤い実です。冬になると、鮮やかな赤色が庭に彩りを加えます。これらの赤い実は「難を転じる」という縁起の良い意味も持ち合わせており、家庭に幸運をもたらすとされています。
また、南天は成長が比較的遅く、手入れが容易であるため、初心者にも扱いやすいです。耐陰性があり、日陰でも数少ない植物として育てることができ、狭いスペースや他の木々の下でもよく成長します。これにより、小さな庭や限られたスペースにも植栽可能です。
さらに、南天は病害虫に強く、特に耐寒性が高いため、厳しい冬でも外で育ちます。これらの特性から、南天は年間を通じて比較的少ないメンテナンスで楽しめる低木と言えるでしょう。
このように、南天は見た目の美しさだけでなく、その育てやすさや耐久性を兼ね備えているため、多くの日本の家庭でシンボルツリーとして選ばれています。どんな庭にも馴染むこの庭木は、1年中美しい姿を見せてくれる魅力的な選択肢です。
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4.【アジサイ】梅雨時期に咲く花木の代表
アジサイは日本の庭園に昔から親しまれてきた植物で、シンボルツリーとしてもおすすめの低木です。その理由のひとつは、アジサイは四季を通じて美しい姿を見せる点が挙げられます。
春には新緑の葉が生い茂り、初夏には色とりどりの花が咲き誇ります。花の色は土の酸度によって変わり、青、紫、ピンクと多様です。秋には葉が鮮やかな赤やオレンジに色づき、冬には枝と葉の形が美しいシルエットを作り出します。
また、アジサイは比較的丈夫で育てやすいため、ガーデニング初心者にも扱いやすいのが魅力です。適切な水やりと日陰を好む性質を理解しておけば、長期間その美しさを楽しむことができます。さらに、アジサイは多くの品種があり、庭のスタイルや好みに合わせて選ぶことが可能です。
シンボルツリーとしてアジサイを選ぶメリットは、これらの美的価値だけでなく、四季折々の変化を楽しむことができる点にもあります。庭の中心に植えることで、年間を通じてその変化を観察し、自然のリズムを感じることができるでしょう。
アジサイの豊かな表情は、訪れる人々にも喜ばれること間違いなしです。
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5.【ロウバイ】ロウ細工のような繊細な花
ロウバイは庭のシンボルツリーに、おすすめの低木です。
その最大の魅力は、寒い冬(12~2月)にも芳香を放つ黄色い花を咲かせること。冬の庭を明るく彩り、訪れる人々に暖かさを与えます。春には新しい芽が出始め、緑豊かな葉を展開し、夏には緑の濃い陰を提供。秋には葉が落ち、その後の冬には再び美しい花を咲かせるサイクルを繰り返します。この1年中楽しめる変化は、庭をより魅力的にする要素のひとつです。
また、ロウバイは比較的管理が容易で、剪定によって形を整えやすいため、庭のアクセントとしても最適です。ロウバイは耐寒性に優れ、寒さに強いため、厳しい冬の条件下でも育ちます。この耐寒性は、寒冷地でも楽しむことができるでしょう。
さらに、ロウバイは病害虫に強い性質を持っており、手間のかかるケアをそれほど必要としません。そのため、初心者のでも扱いやすいです。
シンボルツリーとしてのロウバイは、四季を通じてさまざまな表情を見せることができるため、年中庭の中心的存在となります。その美しさと機能性を併せ持つロウバイは、どんな庭にも彩りと生命をもたらすでしょう。
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6.【ジンチョウゲ】香り良い花が咲く庭木
ジンチョウゲはシンボルツリーとしておすすめの低木で、その美しさと機能性で多くの庭に植えられる樹木です。
ジンチョウゲの最大の魅力はその芳香で、甘く心地よい香りが、早春(2~4月)に庭を包みます。この香りはリラックス効果もあり、ストレス解消に役立つ貴重な庭木です。
また、ジンチョウゲは比較的育てやすい植物で、適度な日陰と湿り気を好みます。耐寒性もあり、日本の多くの地域で四季を通じて育てることが可能です。小さめのサイズで成長するため、庭が狭い家庭にも最適。樹形が整っていて美しく、一年中緑の葉を楽しむことができます。
春には白またはピンク色の花を咲かせ、見た目の美しさも人気の理由です。花は見た目だけでなく、蜂蜜の生産にも貢献するため、生態系にも優しい選択と言えます。ジンチョウゲをシンボルツリーとして選ぶことで、美しさと機能性を兼ね備えた庭を作ることができるでしょう。
このように、ジンチョウゲはその香り高さ、育てやすさ、美しい花、環境への優しさを理由に、多くの日本の家庭で愛されている植物です。シンボルツリーとしての利用を検討する際に、これらの特性を考慮することで、より豊かな庭の空間を実現できます。
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ジンチョウゲは香り良い花が咲く庭木🌳【育て方や剪定のコツも解説します】
7.【ライラック】寒冷地におすすめの庭木
ライラック(リラ)はその美しい花と香りで知られる低木で、とくに寒冷地での栽培に適しています。春の訪れとともに美しい花を咲かせるライラックは、シンボルツリーとしてもおすすめです(開花期4〜6月)。
まず、ライラックは耐寒性が非常に高く、寒冷地でも健康的に成長します。冬の厳しい寒さに耐えることができるため、寒冷地に住む人々にとっては管理がしやすい選択肢と言えるでしょう。また、ライラックは病害虫にも強いため、手間をかけずに長く楽しむことができます。
さらに、ライラックの花は見た目が非常に美しく、ピンク、紫、白など様々です。豊かな色彩と甘い香りは、庭を華やかに彩り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。春には花を背景にした写真撮影など、様々な楽しみ方ができるでしょう。
ライラックは比較的成長が早く、すぐに美しい花を楽しむことができるのもメリット。適切な剪定を行うことで、形を整えやすく、庭のスペースに合わせて管理することができます。
これらの理由から、ライラックはシンボルツリーとして、また庭木としても非常に魅力的な選択肢です。寒冷地にお住まいの方にとって、美しさと実用性を兼ね備えたライラックを植えることは、庭を一層引き立てる素晴らしい方法と言えるでしょう。
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ライラックは香り高い美しい花が咲く庭木🌳【育て方や剪定のコツも解説します】
8.【ツツジ】日本の春を代表する花木
ツツジはシンボルツリーに適した低木で、庭や公園に美しいアクセントを加える植物です。
その魅力のひとつは、春に豊富な色彩を咲かせること(開花期3~5月)。ツツジは鮮やかなピンク、白、赤など、目を引く色合いで知られており、どんな環境にも春の息吹をもたらします。さらに、ツツジは比較的手入れが容易であり、適切な剪定を行うことで美しい形を保つことが可能です。
ツツジのほかの大きなメリットは、耐寒性と耐暑性があること。寒冷地でも暑い地域でも生育することができるため、日本国内のさまざまな場所で見ることができます。この順応性は、多くの庭園デザインや公共スペースでの使用に理想的です。
また、ツツジは環境に対してもポジティブな影響を与えることがあります。花は昆虫、特に蜂などの受粉者を引き寄せ、生態系の健全性を支える役割がある庭木です。このように、ツツジを植えることは、生物多様性の促進にも寄与します。
美しさと実用性を兼ね備えたツツジは、多くの日本の庭に欠かせない存在と言えるでしょう。
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ツツジは美しい花が咲く多種類の庭木🌳【剪定時期や育て方も解説します】
9.【レモンの木】栄養満点の黄色い実がなる
レモンの木をシンボルツリーとして選ぶことには、たくさんの魅力があります。
まずレモンの木は、比較的管理が容易です。適切な条件下では、年間を通じて美しい緑の葉を保ちます。この常緑性は、庭園や玄関先に1年中活力と色彩をもたらすでしょう。
また、レモンの木は春には香り高い白い花を咲かせ、周囲に心地よい芳香を広げるため、訪れる人々に心地よい印象を与えることができます。花が終わると、鮮やかな黄色のレモンが実り、見た目の美しさだけでなく、食べることも可能です。たとえばレモンは料理や飲み物に使えるだけでなく、健康にも良いとされ、ビタミンCが豊富で免疫力のサポートに役立ちます。
さらにレモンの木は成長が比較的遅く、低木としての特性を持つため、小さな庭や限られたスペースにも植栽が可能です。また、剪定によって形を整えやすいので、美しいシンボルツリーとしての姿を長く保つことができます。
このように、レモンの木はその見た目の美しさ、実用性、そして管理のしやすさから、多くの人々にとって魅力的な選択肢です。庭に新たな命を吹き込むために、レモンの木をシンボルツリーとして考えてみてはいかがでしょうか?
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10.【コデマリ】狭い庭や鉢植えでも楽しめる
コデマリはその丸い形と豊かな白い花が魅力の低木で、手間がかからず育てやすいことから、多くの庭でシンボルツリーとして植えられています。春にはたくさんの花をつけ、庭を明るく彩る庭木。その見た目の美しさだけでなく、成長が遅く管理がしやすい点も、選ばれる理由です。
また、剪定によって形を整えやすく、小さな庭や限られたスペースにもぴったり合います。このように手入れがしやすく、場所を選ばない特性から、忙しい方やガーデニング初心者にもおすすめの庭木です。
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まとめ
この記事では、低木シンボルツリーについて解説しました。いかがだったでしょうか?
紹介した低木は耐寒性や耐暑性が強い庭木が多く、管理かんたんなため、初心者におすすめです。
たとえば、ドウダンツツジは美しい紅葉が特徴で、アセビは春に美しい花を咲かせます。南天やアジサイなども季節ごとの変化が楽しめる低木で、庭を彩るのにぴったりですよ。
すぐ下の関連ページで「シンボルツリーランキング・低木・ドウダンツツジ」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、シンボルツリーにおすすめの低木10選🌳【手間がかからず育てやすい】…という話題でした。
更新:2024年04月20日|公開:2024年04月14日