借景を活かした外構施工例【180万円で整えたスタイリッシュモダン】

【更新日】2026.04.24

借景を活かした外構施工例【180万円で整えたスタイリッシュモダン】

外構をスタイリッシュモダンに整えたいと思っても、門柱や駐車場だけを考えると、家のまわりにある景色を活かしきれないことがあります。

敷地の前に街路樹や緑がある場合は、それを外構デザインに取り込むことで、住まいの印象がより自然に整います。さらに、化粧ブロック門柱や植栽、フェンス、駐車場まで一体で考えると、セミクローズ外構でも重く見えにくくなります。

そこでこの記事では、借景を活かしながら、180万円で整えたスタイリッシュモダン外構を紹介します。イチョウを背景にした門まわり、4本のシンボルツリー、駐車場とサイクルポートまで、どこが参考になるかを確認できます。


この現場の設計者・菅間克己
- この現場の設計者 菅間克己 -
【LIXILエクステリアマイスター】埼玉県生まれ。国士舘大学卒業後、大手ハウスメーカーの外構部門で10年間経験を積み、当社へ入社。異業種とのコミュニケーションも大切にしながら、新しい視点を活かしたデザイン提案を心がけている。お客さま目線を大切にするため、現場作業にも積極的に参加。娘とルパンをこよなく愛する、1児の父。
外構工事の詳細
  • 施工地域:埼玉県さいたま市西区T様邸
  • 施工種類:新築外構エクステリア&庭ガーデン
  • デザイン:スタイリッシュモダン
  • スタイル:セミクローズ
  • 施工金額:180万円
  • 竣工日 :2014年8月
  • 施工期間:2週間
施工のポイント
  • 門柱仕上げ:化粧ブロック、アルミ門扉
  • 門柱アイテム:表札、インターホン、ポスト
  • 土留め:化粧ブロック塀、アルミフェンス
  • 駐車場仕上げ:コンクリート土間ハケ引き、ピンコロライン
  • 駐車場アイテム:サイクルポート
  • シンボルツリー:シマトネリコ、オリーブ、ヤマボウシ、ジューンベリー
  • 裏口:アルミ門扉

1. 借景を活かした外構施工例

スタイリッシュモダンな外構
スタイリッシュモダンな外構

この施工例は、街路樹のイチョウを借景として取り込み、スタイリッシュモダンに整えた新築外構です。

外構は敷地の中だけで完結させるより、まわりの景色まで見て計画すると印象が大きく変わります。今回は目の前にあるイチョウを活かすため、門柱の位置と見え方を丁寧に整えました。180万円の外構工事として、門まわり・庭・駐車場・サイクルポートまでまとめて施工しています。

借景は、特別な庭だけに使う考え方ではありません。家の前にきれいな樹木や街並みがあるなら、それを外構の一部として見せることができます。この施工例は、周囲の景色を活かしながら外構を整えたい人に参考になります。


2. 180万円で整えたスタイリッシュモダン

180万円の新築外構では、門まわりだけでなく庭・駐車場・自転車置き場までまとめて整える計画がしやすくなります。

今回は、セミクローズスタイルのスタイリッシュモダン外構として施工しました。内容は、化粧ブロック門柱、横桟のアルミ門扉、化粧ブロック塀、アルミフェンス、2台分の駐車場、サイクルポート、4本のシンボルツリーまで含みます。施工期間は約2週間で、借景と緑を活かした外構に仕上げました。


2-1. 新築外構の施工範囲

この外構では、道路側から見える門まわりを中心に暮らしに必要な場所をまとめて施工しています。

新築外構は、門柱だけを整えても庭や駐車場が未完成だと全体の印象が弱くなります。反対に、駐車場だけを優先すると、住まいの顔になる門まわりが寂しく見えることがあります。今回は門柱・庭・土留め・駐車場・サイクルポートを一体で計画しました。

予算を抑えるなら、最低限の駐車場だけを先に作る方法もあります。けれども、道路側からの見え方まで整えたい場合は、門まわりと庭も一緒に見るほうが後悔しにくいです。この施工例では、180万円の中で見た目と使いやすさをバランスよく整えています。


2-2. セミクローズ外構のバランス

この外構は、閉じすぎず開きすぎないセミクローズのバランスでまとめています。

完全に囲う外構は安心感を出しやすい一方で、借景のイチョウや庭の緑が見えにくくなります。反対にすべてを開くと、門まわりや庭の落ち着きが弱くなることがあります。今回は門柱やフェンスでほどよく区切りながら、緑が見える外構にしました。

セミクローズ外構は、重く見えるのではと感じる人もいます。けれども、植栽や借景を取り込めば、圧迫感を抑えながら落ち着きを出せます。この施工例では、スタイリッシュな見た目と緑のやわらかさを両立しています。


3. イチョウの借景と門まわり

門まわりは、街路樹のイチョウを背景にして印象に残る入口になるよう計画しています。

目の前にきれいな樹木がある場合、その景色を隠すのではなく外構に取り込む考え方があります。今回はイチョウの位置を見ながら門柱を配置し、化粧ブロックとアルミ門扉でスタイリッシュにまとめました。借景を活かすことで、外構の見え方に奥行きが生まれています。


3-1. 街路樹を取り込む門柱配置

スタイリッシュモダンな門まわり
スタイリッシュモダンな門まわり

門柱は、街路樹のイチョウが背景に入る位置を意識して借景を活かす配置にしました。

外構は敷地内だけを見て設計すると、まわりの景色とのつながりを見落としやすくなります。今回は道路側のイチョウが美しく見えるため、その前に門柱を配置しました。秋に色づく葉も、住まいの景色として楽しめる門まわりです。

借景は、広い庭がないとできないと思われることがあります。けれども、街路樹や隣地の緑も、見せ方しだいで外構の一部になります。この施工例では、イチョウの存在が門まわりの魅力を高めています。


3-2. 化粧ブロックの門柱

門柱には東洋工業のステンロックを使い、クールな化粧ブロック門柱に仕上げました。

薄いグレーのブロックをメインに使い、右側に白いラインを入れて変化をつけています。2色で構成することで、単調にならず、スタイリッシュモダンな印象が強まります。借景のイチョウと並んでも、門柱が重く見えすぎないように整えました。

化粧ブロック門柱は、使い方によっては無機質に見えることがあります。けれども、色の切り替えや植栽との組み合わせで、冷たくなりすぎない外構にできます。この施工例では、ブロックの直線と借景の緑がうまく引き立て合っています。


3-3. 横桟のアルミ門扉

門扉には横桟デザインのアルミ門扉を使い、門柱と合わせてスマートな門まわりにしました。

三協アルミのニューカムフィーを採用し、左右の大きさが違う親子門扉を選んでいます。色はアーバングレーで、化粧ブロック門柱とも相性がよい落ち着いた色です。横桟のラインが入ることで、門まわり全体がすっきり見えます。

門扉を付けると、外構が閉じた印象になることがあります。けれども、横桟の軽いデザインを選べば、セミクローズでも重く見えにくくなります。この施工例では、門扉が安心感とモダンな見た目を両方支えています。


4. 庭ガーデンとシンボルツリー

庭まわりは、化粧ブロック塀とアルミフェンスに植栽を合わせて緑が映える庭に整えています。

スタイリッシュモダン外構は、ブロックやアルミだけでまとめると硬い印象になりやすいです。そこにシンボルツリーを複数入れることで、庭に自然な高さと奥行きが生まれます。街路樹のイチョウともつながり、緑豊かな外構に見せられます。


4-1. 化粧ブロックの土留め

4本の樹木を植えた庭ガーデン
4本の樹木を植えた庭ガーデン

土留めには門柱と同じ化粧ブロックを使い、外構全体に素材の統一感を持たせました。

土留めは面積が大きくなるため、素材の選び方で外構の印象が変わります。門柱と同じブロックを使うことで、道路側から見たときにまとまりが出ます。庭の植栽とも合わせやすく、スタイリッシュな中に落ち着きが生まれます。

土留めは機能だけで考えると、外構デザインから浮いてしまうことがあります。けれども、門柱と素材をそろえれば、庭の背景として自然になじみます。この施工例では、土留めも外構全体の印象を支えています。


4-2. アルミフェンスの視線対策

土留めの上にはアルミフェンスを設置し、庭への視線をほどよくやわらげるようにしました。

フェンスは三協アルミのカムフィーで、横太格子タイプを採用しています。完全な目隠しではありませんが、庭の植栽と組み合わせることで道路側からの視線を抑えやすくなります。色はアーバングレーで、門扉や外構全体の金物色とそろえています。

完全な目隠しフェンスのほうが安心に感じる人もいます。けれども、借景や庭の緑を見せたい外構では、抜けのあるフェンスが合う場合があります。この施工例では、見せる緑と隠す視線のバランスを取っています。


4-3. 4本のシンボルツリー

庭には、ヤマボウシ・オリーブ・ジューンベリー・シマトネリコを植え、緑の厚みを出しました。

4本のシンボルツリーを入れることで、庭に高さと変化が生まれます。常緑と落葉、実や花を楽しめる木を組み合わせると、季節ごとの表情も出しやすくなります。街路樹のイチョウと合わせて、外構全体が緑豊かな印象になります。

シンボルツリーを多く入れると、手入れが心配になる場合もあります。けれども、配置と樹種を選べば、庭の印象は大きく変わります。この施工例では、植栽がフェンスの視線対策にも役立っています。

シンボルツリー4本の詳細はこちらです。

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5. 駐車場とサイクルポート

駐車場は、2台分のスペースとサイクルポートを組み合わせて車と自転車の使いやすさを整えています。

外構では、門まわりの見た目だけでなく、毎日使う車庫まわりの動線も大切です。今回は縦列駐車にも対応できる2台分のスペースを確保し、土間コンクリートはハケ引きで仕上げました。さらに自転車を雨から守れるよう、駐車場脇にサイクルポートを設置しています。


5-1. 2台分の駐車スペース

スタイリッシュモダンな外構
スタイリッシュモダンな外構

駐車スペースは、縦列駐車もできる2台分の広さを確保しました。

車を2台使う暮らしでは、駐車場の広さと出入りのしやすさが重要です。縦列駐車に対応できる形にすることで、敷地を有効に使えます。門まわりや庭との位置関係も見ながら、外構全体の動線を整えました。

駐車場を広く取ると、庭に使える面積は少なくなります。けれども、車をよく使う家では、駐車のしやすさが外構の満足度を左右します。この施工例では、車の使いやすさと庭の緑を両方残しています。


5-2. ハケ引き仕上げの土間

駐車場の土間コンクリートは、雨の日の使いやすさを考えてハケ引き仕上げにしました。

金ゴテ仕上げは見た目がすっきりしますが、濡れると滑りやすく感じることがあります。ハケ引き仕上げにすると、表面に細かな筋が入り、歩くときの不安を減らしやすくなります。車庫入れの目印として、ピンコロラインも入れました。

駐車場は、見た目だけで仕上げを選ぶと使いにくさが残ることがあります。特に雨の日に歩く場所では、滑りにくさも大切です。この施工例では、毎日の使いやすさを優先して土間を仕上げています。


5-3. 小さく納めた自転車置き場

駐車スペースにはサイクルポートを施工
駐車スペースにはサイクルポートを施工

駐車場にはサイクルポートを設置し、自転車を雨から守れる小さな屋根付きスペースをつくりました。

小さい子どもがいる家庭では、車より自転車を使う場面が多くなることがあります。自転車置き場に屋根があると、雨の日でも使いやすく、自転車も長持ちしやすくなります。今回は小ぶりなサイクルポートを選び、駐車スペースに無理なく納めました。

サイクルポートは、後から考えればよいと思われることもあります。けれども、新築外構の段階で配置を決めると、駐車場や門まわりとの動線が整いやすくなります。この施工例では、車と自転車を一緒に使いやすくしています。


6. 街並みになじむセミクローズ外構

この外構は、イチョウの借景や庭の植栽を活かしながら街並みに自然になじむように整えています。

分譲地では家の形や外観が似ていることも多く、外構の印象が街並み全体にも影響します。門柱やフェンスで個性を出しながらも、周囲の緑や道路側の見え方に合わせることが大切です。今回は街路樹と庭の植栽をつなげ、落ち着いたセミクローズ外構にしました。


6-1. 借景を邪魔しない外構

借景を活かす外構では、景色を隠しすぎず見せる余白を残すことが大切です。

せっかく目の前にきれいな樹木があっても、高い塀や重い門柱で隠すと魅力が弱くなります。今回はイチョウを背景として見せながら、門柱と門扉で入口の形を整えました。借景を活かすことで、敷地の外にある緑も住まいの印象に加わります。

外構は、敷地内を守ることだけに意識が向きやすいです。けれども、外の景色を少し取り込むだけで、住まいの印象は広がります。この施工例では、借景が外構の個性になっています。


6-2. 緑とブロックの組み合わせ

スタイリッシュな化粧ブロックに植栽を合わせることで、硬さとやわらかさのバランスを取っています。

化粧ブロックやアルミフェンスは、外構をすっきり見せる素材です。ただし、それだけでまとめると冷たい印象になることがあります。庭に植栽を入れることで、モダンな外構に自然なやわらかさが加わります。

スタイリッシュモダン外構は、無機質になりすぎることがあります。けれども、植栽をうまく入れると、かっこよさと暮らしやすさの両方が出せます。この施工例では、ブロックと緑の組み合わせが外構全体を整えています。


6-3. 分譲地で浮かないデザイン

分譲地では、外構をまわりの家や街路樹に合わせることで街並みになじむ印象をつくれます。

家のデザインが似ている場所では、外構だけが強く主張すると浮いて見えることがあります。反対に、まわりの景色を意識して素材や植栽を選ぶと、街並み全体にまとまりが出ます。今回はイチョウや庭の緑を活かし、住まいが街並みに自然になじむ外構にしました。

自分の家だけを目立たせたいと考える人もいます。けれども、長く暮らす場所では、街並みに合うことも大切です。この施工例では、個性を出しながらも周囲になじむ外構に仕上げています。


7. よくある質問5つ(FAQ)

Q1. 借景を活かした外構とは?

敷地の外にある樹木や景色を、外構や庭の一部として見せる考え方です。街路樹や隣地の緑をうまく取り込むと、外構に奥行きが出ます。


Q2. 180万円の新築外構ではどこまで施工できる?

敷地条件によりますが、門柱・門扉・土留め・フェンス・駐車場・サイクルポート・植栽までまとめて施工しやすい価格帯です。この施工例では、2台分の駐車場と4本のシンボルツリーまで整えています。


Q3. 化粧ブロック門柱はスタイリッシュモダンに合う?

化粧ブロック門柱は、直線的でクールな印象を出しやすく、スタイリッシュモダン外構に合います。色を分けたり白いラインを入れたりすると、単調にならず表情を出せます。


Q4. セミクローズ外構は重く見えやすい?

高い塀で囲いすぎると重く見えることがあります。植栽や抜け感のあるフェンスを合わせると、安心感を出しながら軽さも残せます。


Q5. シンボルツリーを複数植えるメリットは?

複数のシンボルツリーを植えると、庭に高さや奥行きが出ます。樹種を分けることで、花・実・紅葉・常緑など季節ごとの表情も楽しみやすくなります。


まとめ

この施工例では、街路樹のイチョウを借景として活かし、180万円でスタイリッシュモダン外構を整えました。化粧ブロック門柱、アルミ門扉、庭の植栽、駐車場、サイクルポートまで含めた新築外構です。

門柱はイチョウを背景に見える位置へ配置し、薄いグレーの化粧ブロックと白いラインでモダンに仕上げました。庭には4本のシンボルツリーを植え、フェンスと組み合わせて道路側からの視線もやわらげています。

借景を活かす外構は、敷地の中だけでなく、周囲の緑や街並みまで見ることが大切です。門柱、植栽、駐車場を一緒に整えることで、住まいに自然になじむ外構に整えやすくなります。


クローバーガーデンの職人

外構は、敷地の中だけを見て決めるものではありません。目の前にきれいな樹木や街並みがあるなら、それを借景として活かすことで外構の見え方は変わります。

この施工例のように、門柱の位置や植栽の入れ方を少し工夫すると、家と街並みが自然につながります。スタイリッシュに整えながら、緑を邪魔しない外構にすることが大切です。


更新:2026年04月24日|公開:2018年09月25日

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当社クローバーガーデンは、埼玉県で外構・庭工事を手がける専門会社です。年間60件ほどの工事に携わり、地域のお客さまの住まいづくりをお手伝いしています

外構デザインから施工まで一貫して対応しており、門まわりや駐車場、庭まわりの工事はもちろん、庭木の植栽や芝張りまで幅広くご相談いただけます。

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