カーポートとは?🤔【よくある質問9選に工事歴20年のプロが丁寧に答えます】
【更新日】2024.07.03.
カーポートの設置を考えている人にとって、選択肢が多すぎて、どこから手をつけていいかわからないことが多いです。不安に感じるのも無理はありません。
そこでこの記事を読むことで、カーポートに関するよくある質問への答えを得られ、計画を立てる際の不安を解消できます。カーポートの基本から、価格や設置のポイントまで、プロの視点から詳しく解説するつもりです。
読み進めることで、カーポートのメリットやデメリットも明らかになり、賢い選択が可能になるでしょう。不安を感じる人は、ぜひこの記事から始めてみてください😊
このページの内容
当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
カーポートとは?
カーポートとは、屋根と柱だけで簡易的につくられた車庫のことです。
似たようなものに「ガレージ」がありますが、言葉の定義は以下。
- 【カーポート】壁で囲まれていない
- 【ガレージ】壁で囲まれている
また、カーポート工事は外構工事のひとつなので、外構業者に工事を依頼するのが正解です。高所作業が必要な危険な工事なので、自分でDIYせず、プロの業者に依頼したほうがいいでしょう。
【9選】よくある質問に工事歴20年の現役プロが回答
ここからは、カーポート工事歴20年の現役プロが、よくある質問に解説を交えながら回答していきます。
Q1.駐車場にカーポートは設置したほうがいいの?
まずは、カーポートのメリットとデメリットを知っておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
雨の日でも濡れない | 本体と設置費用が高い! |
愛車を守ってくれる | 柱が邪魔になる |
車内の温度が高くならない | 台風や大雪で壊れる |
紫外線をほぼ100%カットする | 高さ変更ができない |
冬にフロントガラスが凍らない | 撤去するのが大変! |
いちばん気になるところは、やっぱり工事費込みの値段です。「カーポート本体+工事費=20~100万円ぐらい」が相場になっています。
お金の問題がクリアできたら、メリットとデメリットをじっくり比較し、設置するかどうか決めましょう。わたしの意見としては、あったほうが便利です。とくに雨の日の乗り降りが楽で、子供いてもゆっくり対応できます(雨に濡れるとかわいそう...)。
カーポート選びのコツはこちらです ⏬
カーポート×選び方のコツ11選🚗【種類やサイズ選びのポイントを解説!】
Q2.1台用カーポートの値段相場はいくらぐらい?
1台用カーポートとは、車を1台だけ駐車できるカーポートのことです。
工事費込みの相場は以下で、これはカーポート本体に設置費用をプラスしています。
💰 20 ~ 80万円ぐらいが相場
いちばん安いタイプだと20万円ぐらいで設置でき、おしゃれでかっこいいカーポートだと80万円以上します。当社で設置するカーポートの多くが1台用で、お手頃な価格で手に入るのがメリットです。
1台用カーポートの詳細はこちらです ⏬
1台用のおすすめカーポート20選🚗【工事費込み価格の相場も分かりますよ!】
Q3.台用カーポートの値段相場はいくらぐらい?
2台用カーポートとは、車を並列あるいは縦列に「2台駐車できるカーポート」のことです。
工事費込みの相場は以下で、これはカーポート本体に設置費用をプラスしています。
💰 30 ~ 100万円ぐらいが相場
一般的に、並列のワイドカーポートを設置する人が多いです。縦列だとうしろの車の出し入れがめんどくさいですが、うしろのスペースを自転車置き場のように使う人もいっぱいいます。
2台用カーポートの詳細はこちらです ⏬
2台用のおすすめカーポート20選🚗【工事費込み価格の相場も分かりますよ!】
Q4.3台用カーポートの値段相場はいくらぐらい?
3台用カーポートとは、車を並列に3台駐車できるカーポートのことです。
工事費込みの相場は以下で、これはカーポート本体に設置費用をプラスしています。
💰 80 ~ 200万円ぐらいが相場
カーポートは車を駐車するだけでなく、サイクルポート・洗濯物干し・子どもの遊び場・日曜大工の作業場など使い勝手はいろいろあります。
もし敷地に余裕があれば(車2台のみ所有でも)、3台用カーポートを設置しても邪魔になりませんよ。
3台用カーポートの詳細はこちらです ⏬
3台用のおすすめカーポート15選🚗【工事費込み価格の相場も分かりますよ!】
Q5.4台用カーポートの値段相場はいくらぐらい?
4台用カーポートとは、「車を並列に4台 or 前後に2台ずつ駐車できる」カーポートのことです。
工事費込みの相場は以下で、これはカーポート本体に設置費用をプラスしています。
💰 70 ~ 200万円ぐらいが相場
車を前後に2台ずつ駐車できるタイプは、種類が多く探しやすいです。しかし車を横に4台並べ、しかも邪魔な柱なしがないタイプは、数が少ないので探すのに苦労します。
4台用カーポートの詳細はこちらです ⏬
4台用のおすすめカーポート9選🚗【おしゃれな柱なしも紹介します!】
Q6.カーポートは何年もつの?【耐用年数は?】
耐用年数とは、国税局が定めた「その資産が耐えられる使用期間」のことです。
カーポートの耐用年数は以下で、寿命は20年以上の経験があるわたしの予想値なので、参考にどうぞ。雨・風・車の排気ガスなどの影響で、アイテムの寿命は大きく変化します。
アイテム | 耐用年数 | 寿命(参考値) |
---|---|---|
カーポート本体 | 15年 | もっと長い |
アルミ材(柱・梁・枠など) | 半永久 | |
ボルト・ビス | 半永久 | |
【屋根材】ポリカーボネート | もっと長い | |
【屋根材】スチール折板 | 半永久 | |
【屋根材】波板塩化ビニル | もっと短い | |
ゴムパッキン | ? | |
コンクリート基礎 | 47年 | 妥当 |
カーポートの主要な素材はアルミで、強風や積雪などの外的要因以外、アルミ部材が壊れることはないでしょう(寿命は半永久的)。
経年劣化するのは、屋根材とゴムパッキンです。屋根材は割れたとき、ゴムは外れたときが交換時期でしょう。
カーポートの耐用年数はこちらです ⏬
カーポートの耐用年数と寿命ってどのくらい?🤔【工事歴20年のプロが解説】
Q7.カーポートにはどんな高さの商品があるの?
以下の3種類があります。
- 【標準】220cm
- 【ハイルーフ】250cm
- 【ロング】280cm
この3つの呼び方はメーカーによって異なりますが、高さはほぼ同じです(ここでは三協アルミを参照)。
もっともよく選ばれるのは「ハイルーフ250cm」で、その次が「標準220cm」。「ロング280cm」はほとんど使いませんが、車の上にキャリアーを載せてるならロングがおすすめです。
カーポートの高さ詳細はこちらです ⏬
カーポートの高さは3種類🚗【変更や調整は難しいので失敗しないように!】
Q8.カーポートとガレージってどっちがいいの?
カーポートとガレージを比較すると以下です。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
カーポート | 開放感がある ガレージより安い 狭い場所でも設置ができる |
防犯性が低い 強い雨だと濡れる プライバシーがない |
ガレージ | 防犯性が高い 車が雨に濡れない プライバシーがある |
サイズが限られる 建築確認申請が必要 固定資産税がかかる |
ガレージのデメリットにある「建築確認申請・固定資産税」は大きさによるので、あなたの住んでいる自治体に確認してみてください。
つまり手間がかからないのはカーポートで、手続きがめんどくさいのがガレージです。どちらを選ぶかは、あなた次第としか言えません...
たとえば車やバイクが趣味で、整備ができる場所が欲しいならガレージがおすすめ。また高級車を保有していて、予算があるならガレージがおすすめです。ガレージは贅沢品と言えるかもしれません。
イナバガレージの詳細はこちらです ⏬
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Q9.カーポート設置後に後悔しないためのヒント
カーポートで後悔するポイントやいらない派の意見は、だいだい決まっています。以下のようなものが多いです。
- 【家の中が暗い】圧迫感がある
- 【車が汚れる】雨風が吹き込む
- 【高さ失敗】高すぎた!低すぎた!
- 【掃除が大変】鳥のフンが気になる
- 【サイズ】小さすぎた!大きすぎた!
- 【柱が邪魔】車の乗り降りがめんどくさい
- 【隣人トラブル】お隣からクレームをもらった
- 【設置する位置が失敗】車の出し入れがしずらい
- 【ダサい】おしゃれなカーポートにすればよかった
- 【台風や雪で壊れた】もっと頑丈にしとけばよかった
- 【駐輪場】自転車やバイクも置けるようにすればよかった
後悔する原因は準備不足です。建物工事のようにじっくり時間をかけていれば、後悔を減らすことはできたでしょう(100%満足は不可能...)。
以下のリンク先では、後悔したポイントとその対策をまとめています。先に読んでおくと、失敗する確率がグッと減りますよ。
カーポートで後悔したくない人はこちらをどうぞ ⏬
カーポートいらなかった...😢【あとで後悔しないためのヒント9選】
まとめ
この記事では、カーポート工事によくある質問に、プロの解説を交えながら紹介しました。。いかがだったでしょうか?
誰だって分からないことがあると不安になるので、カーポートについても少しは勉強しておきましょう。そして結局、業者選びがいちばん重要になり、あなたが信頼できる業者を見つけるのが成功のカギになります。
カーポートは最低でも20万円する、高額なエクステリアアイテムです。
あったほうが毎日の生活が楽になるので、予算があれば迷わず設置しましょう!
すぐ下の関連ページで「おしゃれなカーポート・カーポートの選び方・カーポートで後悔しないためのヒント」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はぜひご覧になってください😊
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以上、カーポートとは?🤔【よくある質問9選に工事歴20年のプロが丁寧に答えます】…という話題でした。
更新:2024年07月03日|公開:2022年05月13日