ガラスブロックのおしゃれな施工例7選🤩【施工方法と手順も丁寧に解説!】
【更新日】2024.07.02.
最近、DIYや外構デザインに興味を持つ人が増えています。しかし、素敵なガラスブロックの塀を自分たちで作ろうとしたとき、「本当に自分たちでできるのかな?」と不安に感じることはありませんか?
そこでこの記事では、そのような不安を解消します!ガラスブロックを使用した外構塀の施工方法や、おしゃれなデザイン例を紹介。読み進めることで、具体的な手順や必要な材料が明確になります。
さらに、この記事を最後まで読むことで、ガラスブロックの塀がどれほど魅力的で実用的なのかが理解できるでしょう。もう迷うことなく、自信を持って計画を始めることができるようになるはずです😊
このページの内容
当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
ガラスブロックとは?
ガラスブロックとは、ガラス素材で作られた四角いブロックのことです。
中が空洞になっている構造で、2つの厚い箱型ガラスを高温で密着させています。見た目はまるで「窓ガラス」のようなもので、かんたんに着色できるのが特徴です。
外構工事では主に門柱に使われ、アクセントとして数個だけ塀に組み入れます。ガラスブロックがひとつあるだけで、ガラッと雰囲気が変わるのが魅力です。
地震で割れたりしないの?
ガラスブロックを使った塀で、割れたというクレームは今までありません。
施工するときに、ガラスブロックと躯体の間に「エキスパンション」という緩衝材を入れます。これがあると、振動や風圧に対し壁がフレキシブルに対応して力を吸収。このため、安全性を確保できるのが特徴です。
ただし、塀の基礎ごと破壊されるような大地震の場合は、ガラスブロックといえども割れてしまいます。普通に生活している分には、まず割れる心配がありません。
どんな場所に施工できるの?
室内でも屋外でも使えます。たとえば以下です。
- 浴室
- 部屋
- 天井
- トイレ
- キッチン
- 屋外の塀
- 歩行用の床
つまり一戸建て住宅なら、どんな場面でも使えるということです。ハンマーで叩いても割れないショーケースや、学校で使うホワイトボードにも使われています。
【3つ】ガラスブロックのデメリット
- 重い
- 自分でDIYするのは難しい
- たくさん使うと費用が高くなる
重い
ガラスブロックの重さは、ひとつ2~3kgぐらいです。
室内の壁に埋め込む場合、たくさん使うなら補強が必要になります。厚みもあるため、どういう風に見せる(凹ませるか?平にするか?)かが施工のポイントです。
ただし屋外のブロック塀に埋め込むなら、重さを気にする必要はありません。コンクリートブロックは軽くても10kg前後あるので、ガラスブロックは逆に軽すぎるぐらいです。
自分でDIYするのは難しい
慣れている職人ならかんたんですが、DIYだと難易度が高いでしょう。
室内なら壁の補強が必要になり、屋外だとガラスブロックの上にブロックを積むのが難しいです。
どうしても自分でやりたいなら、ガラスブロックを埋め込む場所だけ、穴を空けておいてもらいましょう。あとでそこにガラスブロックを埋め込めば完成です(室内なら専用パネルもある)。
またこの記事の後半で、施工方法と手順を解説します。ただし、屋外の施工方法だけです。
たくさん使うと費用が高くなる
外構に使うガラスブロックの値段は、カタログ価格でひとつ2,000~4,000円ぐらいです。
普通のコンクリートブロックはひとつ200円ぐらいなので、10倍以上の値段になります。化粧ブロックだと、安くてひとつ1,000円ぐらいです。
しかし、外構の門柱に埋め込むのは数個なので、おしゃれなアクセントにするのには最適!あまり数が多すぎても、やりすぎな感じがします...
【3つ】ガラスブロックのメリット(得られる恩恵)
- おしゃれな壁になる
- 光が入って明るくなる
- 防音・断熱・防犯性がある
おしゃれな壁になる
人に自慢できる、おしゃれな壁や塀が作れます。
なぜなら、ガラスブロックを使う人はあまりいないので、ひとつあるだけで人の目を引くからです。圧迫感のあるブロック塀が、柔らかい雰囲気に変身させられます。
基本はプレーンの無色ですが、カラフルなガラスブロックもあり!明るく可愛らしい塀が、かんたんにつくれます。
光が入って明るくなる
その理由は採光性があるので、外の光がよく入るからです。
日当たりの悪い部屋だと、昼間でも電気をつけますよね?そこで外壁にガラスブロックがあれば、電気をつける必要がなくなります。
また、すりガラス状のガラスブロックを使えば、視線を遮る目隠しになるのがメリット!使い道はいろいろあります。
防音・断熱・防犯性がある
なぜかというと、2枚のガラスを合わせた「二重構造」をしているからです。
つまり、1枚より2枚のほうが厚いので、防音性や断熱性がより高くなるということ。しかも二重窓のような構造なので、結露の発生も軽減できます。
また防犯性が高いとは、窓ガラスのようにかんたんに開閉できないからです。ガラスブロックの壁から侵入するには、ハンマーで壊すしかありません。ものすごい音がするので、そんなバカなことをする泥棒はまずいません。
【種類・サイズ・価格】ガラスブロックの特徴まとめ
- 種類はたくさんある
- サイズは2種類
- 価格相場を紹介
種類はたくさんある
ガラスブロックはすごく種類が豊富で、特徴とともに以下にリストアップします。
- 【たまゆら】ゆらゆらと視線がやわらぐ
- 【プレーン】ベイシックで向こうが見える
- 【カスミ】すりガラス状で目隠しにぴったり
- 【指向性】横に筋が入ったデザイン
- 【モール】縦横にクロスしたデザイン
- 【木肌】樹木の幹肌を再現したデザイン
- 【オパリーン】乳白色で紫外線を大幅にカット
- 【フロストプレーン】手垢の付きにくいすりガラス
- 【カラー】色がカラフル
- 【メタリック】金属的な色合い
- 【パステル】かわいい壁が作れる
まだまだ他にもありますが、きりがないのでやめておきます...外構工事でよく使うのは、たまゆらとカラーの2種類です。
サイズは2種類
よく使うサイズ・寸法は、以下の2種類です。
- 長さ190×高さ190×幅95(mm)
- 長さ145×高さ145×幅95(mm)
ブロック塀に合わせやすいのは190角のサイズで、塗り壁仕上げなら145角でも大丈夫です。
後悔した経験談は、お客さまが用意したガラスブロックを、よく考えずに引き受けてしまったこと...「安い!」という理由で通販で購入したガラスブロックの幅が薄く(たぶん内壁用で厚さ8cm)、積むのにすごく苦労しました。
化粧ブロックの厚さは12cmだったので、枠を作って積んだ記憶があります(かなりの数!)。「安易に引き受けなければ良かった...」、というお話でした。
価格相場を紹介
当社でいつも利用しているブロックメーカーの、カタログ価格は以下です。
- 【プレーンなタイプ】約2,000円~ / 個
- 【色つきのタイプ】約4,000円~ / 個
ネット通販でも売っているので、価格が知りたい人は楽天やAmazonでどうぞ。
【7選】ガラスブロックのある外構塀のおしゃれな施工例⭐
ここからは、ガラスブロックを使ったおしゃれな施工例を7つ紹介します。6つは屋外の塀、1つは室内と屋外に接した外壁の施工例です。
ガラスの持つ神秘的な質感で、あなたの家がワンランクグレードアップします。
当社自慢の施工例なので、どうぞご覧ください!
1.【4つのガラスブロック】ナチュラルでかわいい門まわり
門柱の塀にガラスブロック(たまゆら)を使った施工例です。
ガラスブロックと同じサイズ(20cm角)の化粧ブロックを使い、統一感ある外構塀をしました。ガラスブロックがあるだけで、すごく柔らかい雰囲気になっています。
外構塀の隣には、木目調の角柱と機能門柱を施工。道路境界にはスペースをつくり、かわいい草花が咲く花壇をつくりました。囲いがないオープンなデザインです。
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おしゃれ角柱で仕切った外構工事👷【木目デザインのスリットフェンス施工例】
2.【6つのガラスブロック】玄関前の塀にアクセント!
建物の外壁にあるガラスブロック(画像には写っていませんが...)に合わせ、玄関前の塀に6つ入れた施工例です。
凸凹したデザインされた化粧ブロックにちょうどマッチし、洋風スタイルの外構が完成しました。距離のあるブロック塀ですが、ガラスブロックがあると圧迫感が減ります。
またレンガ造の門柱や、木目調の目隠しフェンスにもこだわりました。この近所では、間違いなくいちばんおしゃれな外構です!
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段差のある化粧ブロック塀のエクステリア工事👷【レンガ門柱の施工例です】
3.【8つのガラスブロック】20cm角の化粧ブロック花壇
ガラスブロックをブロック塀に埋め込み、花壇を造作した施工例です。
20cm角の化粧ブロックと大きさが同じなので、まとまりのある花壇に仕上がりました。ガラスブロックがあるだけで、柔らかい雰囲気の出る花壇になります。
またここの外構デザインは、20cm角の化粧ブロックを多用しました。すごくかっこよく仕上がっているので、興味のある人はリンク先をどうぞ!
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4.【12コのガラスブロック】庭に作ったガラスブロック塀
20cm角の化粧ブロックとガラスブロックを組み合わせた塀は、庭にアクセントとして施工しました。
ガラスブロックが入ることで、光を取り入れられる素敵な塀になっています。少し距離をおいて「たまゆら」を6個ずつ、ぜんぶで12個使った塀です。
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フロントガーデンを作った庭工事🏡【癒しの空間をデザインした施工例です】
5.【8つのガラスブロック】塗り壁門柱に埋め込んだ施工例
門柱と目隠し塀を兼用した塀に、ガラスブロックを使った施工例です。
ガラスブロックを同じサイズの化粧ブロックは、種類はたくさんありません。そこで自由度の高い塗り壁仕上げなら、ガラスブロックが楽に施工できます。
今回はベージュ色の外壁に合わせ、外構塀もベージュにしました。塀の上にはレンガを乗せ、雨だれを防ぐ工夫もしています。
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6.【ガラスブロック8つ】スクリーンブロックと併用した塀
穴あきのスクリーンブロックと併用した塀の施工例です。
モダンデザインの門柱の脇に、目隠し用の塗り壁仕上げの塀を施工しました。塗り壁なら自由度が高く、ガラスブロックとの相性は抜群です。
ガラスブロック塀のうしろには、自転車置き場を施工。サイクルポートも設置して、狭いスペースを有効活用しました。
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7.【スリットにガラスブロック】外壁に後付けした施工例
外壁にあるスリット部分に、ガラスブロックを縦に10個並べた施工例です。
建物内部は坪庭になっていて、優しい光が差し込む明るい坪庭になりました。読書をしたりコーヒーを飲んだり、気持ちよくくつろぐことができます。
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カーポートを設置した外構工事👷【自由デザインの商品施工例です】
【施工方法】ガラスブロックの施工手順を丁寧に解説!
ガラスブロックは衝撃に弱いので、衝撃を和らげる「クッション材」が必要になります。
DIYで施工するには難易度が高いですが、方法や手順を知っておくといいでしょう。
エキスパンション材とは?
「地震の力・熱による膨張収縮の力・躯体の変形による力」などが、ガラスブロック面に直接加わらないようにする緩衝材です。
特徴は以下。
- 【材質】天然ゴム発泡剤
- 【サイズ】幅75×長さ1000×厚さ5(mm)
ガラスブロックを施工にすときは、必ずこのエキスパンション材を巻かなければなりません。開口部周囲の取り合い目地や、ガラスブロック面中間に設ける目地の「クッション材」として使用します。
専用のエキスパンション材を使うのが好ましく、弾力性・復元性・耐候性などに優れた素材を使いましょう。
ガラスブロックの施工方法と手順
1.ガラスブロックの上面
△矢印・Nマークがある面が上面です。エキスパンション材を巻くと分からなくなるので、注意しましょう。
2.エキスパンション材を巻く
ガラスブロック側面には、専用の緩衝材(エキスパンション材5mm厚)を巻いてください。両面テープでしっかりくっつくので、心配ありません。
また、ガラスブロックは縦筋・横筋の入る位置には使用しないでください。
3.ガラスブロックの積み方(納まり)
使用するブロックとガラスブロックのセンター位置は、まっすぐそろうように積みます。
ブロックとガラスブロックの厚さが違うすぎると、積むのが大変です!内装用の薄いガラスブロックは、使用しないでください。
4.モルタルの作り方
ガラスブロック施工時のモルタルは、砂3~4:セメント1:水0.4の比率で調合しましょう。
5.シーリング材の使用
ブロックとガラスブロックの接合部分の仕上げは、目地材として市販の「シーリング剤」を必ず使用してください。ホームセンターで買えます。
ここでのポイントは、ガラスブロックが「ブロックとモルタル」に直接触れないようにすることです。最後に濡れぞうきんで、ガラスブロックをきれいに拭いて終了!
まとめ
この記事では、ガラスブロックの種類やサイズや、おしゃれな施工例を紹介しました。いかがだったでしょうか?
ガラスブロックは神秘的かつ地震に強いアイテムで、外壁や塀をワンランクアップさせるおしゃれなブロックです。圧迫感や閉塞感が減るので、ぜひ活用してみてください。
室内の壁でDIYする場合は、あらかじめ建築業者に、壁や塀に穴を開けてもらっておくといいでしょう。
ただし屋外の塀だと、ブロックやモルタルが絡むので、業者は嫌がるかもしれません...
すぐ下の関連ページで「化粧ブロック・塀の種類・外構塀の施工例」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はご覧になってください😊
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以上、ガラスブロックのおしゃれな施工例7選🤩【施工方法と手順も丁寧に解説!】…という話題でした。
更新:2024年07月02日|公開:2023年01月25日