芝生を美しく保つ目土のコツ7選🤩【入れすぎを防ぐ必要量も解説します】

【更新日】2024.07.12.【PR】

庭の管理はかんたんに見えますが、多くの人が日常的に直面する悩みを抱えています。とくに芝生の手入れの中で、目土をどのようにしていいのか分からず、不安に感じる人も少なくありません。

そこでこの記事では、目土の正しい使い方とその効果について解説します。目土が芝生の健康を維持し、見た目を良くするためにどのように役立つのか、その科学的な背景も説明しました。

記事を読み進めることで、だれでもかんたんにできる目土の入れ方をマスターし、庭を常に美しい状態に保つことができます。美しい芝生を保つことで、家全体の印象もより良くなり、生活に満足感をもたらしますよ😊


執筆者ライターの外構専門家「菅間勇」
【この記事の執筆者】菅間 勇
埼玉県生まれで、外構エクステリア業界は20年以上(今も現役)。東京農業大学・大宮建設高等職業訓練校卒。高校からアルバイトで外構と庭の仕事をはじめる。子どもと筋トレをこよなく愛す3児の父。【資格:2級建築士2級建築施工管理技士≫信頼できる情報発信に向けての取り組み

クローバーガーデン埼玉のロゴ

当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました

わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。


目土とは?

目土のイラスト

目土(めつち)入れとは、芝生の上に土や砂をかぶせることです。

芝張り前の土を床土(とこつち)と呼び、目土とは区別しています。芝庭には欠かせない手入れのひとつです。


【役割】目土入れをする意味・効果7選

目土入れの効果って何かしら?

目土入れの効果7つ
  1. 芝生を美しく保つ
  2. 芝生の乾燥を防ぐ
  3. 病害虫の発生を軽減する
  4. 芝刈り作業を容易にする
  5. 芝生面の凹凸を平らにする
  6. 土壌微生物の活動を活発にする
  7. 直立茎・ほふく茎・新根の発生を促す

最大の目的は「芝庭を美しく維持する」ことです。目土をすることにより、直立茎・匍匐茎・新根などの発生を促し、密度の高い芝に仕上げることができます。

芝生を平らに張ることは難しいので、芝張り後の凹凸がなくなり、平らにできるのもメリット。芝刈り作業も楽になるでしょう。

また、土壌微生物の活動を、活発にする目的もあります。そうすると肥料が効率よく分解され、芝生に栄養素が届き元気に育ってくれるでしょう。病害虫の被害も軽減されます。


いつから(何年目から)目土入れするの?

以下が目安です。

2年目から


新規の芝張り後は目土するので、1年目は必要ありません。


【7選】芝生を美しく保つ目土のコツ

ここからは、DIY初心者にもわかりやすく、目土のコツを7つ紹介していきます。


ここでのポイントはこちら!
  1. 【時期】日本芝と西洋芝で違う
  2. 【頻度・回数】エアレーションに合わせ年1~2回
  3. 【入れすぎ!?】必要量の目安はどのくらい?
  4. 【種類】目土・目砂・黒土の3種類がある
  5. 【おすすめ★】通販でランキング上位の目土はどれ?
  6. 【入れ方】やり方の手順を解説
  7. 【目土なし】目土しないとどうなるのか?

目土入れはDIY初心者でも作業できるので、業者に依頼する必要はありません。

紹介するコツに目を通しておけば、かんたんにできるので安心してください。


1.【時期】日本芝と西洋芝で違う

おすすめの時期は以下です。

  • 【日本芝】4~9月
  • 【西洋芝】3~7月、10~11月

基本的には「春と秋」がおすすめです。冬の時期は必要なく、芝生は休眠しているので、そっと休ませてあげましょう。

ただし、それほど気にすることはありません。


芝生の種類はこちらです⏬

芝生の種類9選と特徴🌱【比較表+手入れが楽なおすすめ種類も紹介します】


2.【頻度・回数】エアレーションに合わせ年1~2回

理想の頻度・回数は以下です。

1~2回(最低でも年1回)


上記の回数目土すれば、美しい芝生が維持できます。

また、エアレーションと一緒にやると一石二鳥!なぜなら、エアレーション作業後には、目土入れが必須だからです。

しかも、サッチング(芝生の掃除)もやってしまえば、一石三鳥になり楽できますよ!


芝生エアレーションの詳細はこちらです⏬

芝生エアレーションのコツ7選💨【効果-時期-おすすめ道具5選も紹介します】


3.【入れすぎ!?】必要量の目安はどのくらい?

芝生と目土がいっしょに写っている写真

ここでのポイントは3つ
  • 目土を入れ過ぎはダメ!
  • 必要量の目安はどのくらい?
  • 入れすぎた時の対策方法は?

目土を入れ過ぎはダメ!

理由は以下です。

  • 地面が高くなる
  • 光合成ができない
  • 芝生が枯れてしまう

最大のデメリットは、芝生が目土で隠れてしまい、光合成ができなくなることです。そうすると、いずれ枯れてしまいます...

また、目土は定期的にやるものです。入れすぎが続くと、地面がどんどん高くなります。せっかく敷いたレンガや平板の上に芝生が来てしまい、おしゃれな舗装仕上げが台無しです。


必要量の目安はどのくらい?

目安は以下です。

  • 【厚さ】3~5mm
  • 【必要量】3~5L / m2

しかし、いちいち物差しで測るのもめんどくさいです。そこで、芝生がぜんぶ隠れるほどでなく、少し見えるぐらいにしておけば、失敗しなくて済みます。


入れすぎた時の対策方法は?

目土をトンボやスコップで集めて、芝面から取り除きましょう

つまり「芝生の調子が悪くなってきたなぁ...入れすぎかな?」と思ったら、取り除けばいいだけです。難しく考える必要はありません。

もし逆に取りすぎてしまったら、また目土を入れればいいだけです。目土した後は、芝生を毎日観察してみましょう(窓から眺めるだけ)。


4.【種類】目土・目砂・黒土の3種類がある

芝生の目砂をデッキブラシでならしている画像

芝生の状態に合わせて、使う目土を変えることが大切です。

目土と目砂の違いはその性質で、どっちがいいかは芝生の状態によります。


ここでのポイントは3つ
  • 【目土】ごくご普通の土
  • 【目砂】水はけと通気性がよい
  • 【黒土】有機物が多く肥料にもなる

【目土】ごくご普通の土

芝生が元気に育っているなら、普通の土で問題ありません

庭にあまった土があれば、ふるって使えば安上がりです。雑草・雑草の根・石ころを取り除いて使うのがコツ!


【目砂】水はけと通気性がよい

芝面に水たまりができたり、芝生に元気がなければ、目砂を使いましょう

川砂・海砂・山砂・珪砂などがありますが、川砂が一番おすすめです。よくないのは海砂で、塩分があるので芝生に悪影響を与えます。


【黒土】有機物が多く肥料にもなる

芝生の肥料にもなるのが黒土です。

デメリットは排水性が悪いので、単独で使うのはおすすめできません。上記の目砂を混ぜると、最適な目土に変身しますよ。


5.【おすすめ★】通販でランキング上位の目土はどれ?

ホームセンター(カインズ・コメリ)や通販で買える目土には、いろんな成分が混ぜてあります。

値段は高いですが、めんどくさいならこの「培養土」を使うのもアリです。


参考までに、人気のある芝生用目土の楽天・Amazonの売れ筋ランキングは、以下のリンクからご確認ください。

≫楽天の売れ筋おすすめ

≫Amazonの売れ筋ランキング


6.【入れ方】やり方の手順を解説

【当社施工】芝生の目土入れと入れた後

ここでのポイントは3つ
  • DIY初心者でもかんたん!
  • 目土入れの手順を画像で紹介
  • 目土後にやる作業は何?

DIY初心者でもかんたん!

目土入れの作業は、ものすごく簡単です!

やり方のコツは、芝生の葉がかくれない程度に薄くまくこと!そのあとは、板切れやトンボなどの道具を使い、すり込むようにならすだけです。目砂ならデッキブラシがおすすめ。

もし芝生面が凹んでいたら、目土を多めに入れるように心がけましょう。


目土入れの手順を画像で紹介

1. 目土をふるって入れる

2. 目土が均一になるようにならす

3. 目土は芝が少し隠れるぐらい入れる

目土後にやる作業は何?

芝生に水やりしている様子

目土を入れた後は、たっぷり水やりしましょう。もし「少ないかな?」と思ったら、また撒けばいいだけです。

これで目土入れの作業はすべて終了。お疲れさまでした★


7.【目土なし】目土しないとどうなるのか?

ところどころ枯れた芝庭

以下の3つが考えられます。

  • 芝の葉と根が枯れる
  • 美しさがなくなる
  • 病気になる

ひとことでいうと「いずれ枯れてしまう...」です。

目土入れを含め芝生の手入れにはいろいろあり、芝生を管理するのは大変です。ストレスになるようなら芝庭はあきらめ、コンクリート舗装やレンガ敷きなどにリフォームするのもいいかもしれません。


まとめ

目土入れの作業をまとめた画像

記事のポイントをまとめます。

  • 芝生の目土とは?
  • 目土入れのコツ7選
  • 入れすぎを防ぐ必要量も解説

以上の3つです。


この記事では、庭工事のプロが目土入れのコツを7つ紹介しました。いかがだったでしょうか?

目土作業はDIY初心者でもかんたんにできるので、定期的にやりましょう。エアレーションやサッチングなどの手入れと一緒にやれば、手間が省けますよ。


目土入れは、芝生を美しく維持する大事な作業です。

枯れた芝生も復活させる、大切な手入れのひとつですよ。



すぐ下の関連ページで「芝生の手入れ・芝生エアレーション・芝生の植え方」を解説したページリンクを貼っておきます。

興味のある方はご覧になってください😊


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以上、芝生を美しく保つ目土のコツ7選🤩【入れすぎを防ぐ必要量も解説します】…という話題でした。

更新:2024年07月12日|公開:2021年08月13日

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