虫がつきにくいシンボルツリー10選【虫が苦手な人でも選びやすい庭木】

【更新日】2026.04.01

虫がつかないシンボルツリー

シンボルツリーを植えたいけれど、虫が寄りやすい木はできるだけ避けたいと感じる方は多いです。

庭木には見た目がきれいでも、葉の茂り方や花のつき方によって虫が付きやすくなるものがあります。反対に、比較的虫がつきにくく、玄関前や庭でも取り入れやすい木を選べば、手入れの負担や不安を抑えやすくなります。

そこでこの記事では、虫がつきにくいシンボルツリー10選を紹介しながら、虫が苦手でも選びやすい庭木の見方をわかりやすく整理します。見た目と育てやすさの両方を大切にしたい方は参考にしてください。


外構専門家 菅間勇
- この記事の執筆者 菅間勇 -
埼玉県生まれ。外構エクステリア業界20年以上(現在も現役)。2級建築士・2級建築施工管理技士。戸建て住宅の外構、庭づくり、植栽を中心に、現場経験をもとに情報を発信しています。 ≫信頼できる情報発信に向けての取り組み

1. 虫がつきにくいシンボルツリー10選

虫がつきにくいシンボルツリーを選ぶときは、見た目だけで決めないことが大切です。葉のつき方や樹形、香りの有無によって、虫の寄り付きやすさや管理のしやすさは変わります。

もちろん、まったく虫がつかない庭木はありません。ただ、比較的虫がつきにくく、玄関前や庭でも扱いやすい木を選べば、不安や手入れの負担はかなり抑えやすくなります。ここでは、見た目と育てやすさの両方を考えながら、シンボルツリーとして選びやすい10種類を紹介します。


1-1. 【ソヨゴ】成長がゆるやかで虫が苦手でも選びやすい

シンボルツリーとして門柱後ろに植えたソヨゴ

【原産地】日本の東海地方以西、四国、九州

ソヨゴは、虫が苦手な方でも取り入れやすい定番の庭木です。

葉がかたく整った印象で、枝葉も暴れにくいため、玄関前や門まわりにも収まりやすいです。成長がゆるやかなので剪定の回数が増えにくく、風通しも保ちやすくなります。赤い実がつく品種なら、派手すぎず季節感も添えられるのが魅力です。

虫がまったくつかない木ではありませんが、扱いやすさは高いです。見た目のやわらかさと管理のしやすさを両立しやすく、はじめてのシンボルツリーにも向いています。

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1-2. 【ヤマボウシ】雑木らしい雰囲気で景色を軽やかに見せる

シンボルツリーとして植えた株立ちヤマボウシ

【原産地】日本、朝鮮半島、中国

ヤマボウシは、見た目の軽やかさと扱いやすさを両立しやすいシンボルツリーです。

枝葉が込みすぎにくく、風が抜けやすい樹形なので、庭を重たく見せにくいのが魅力です。初夏の白い花や秋の紅葉も楽しめるため、1本でも景色に変化をつくれます。雑木らしい自然な雰囲気があり、ナチュラルな外構や和モダンの家にもよく合います。

花木は管理が大変そうに見えるかもしれません。けれど、比較的病害虫にも配慮しやすく、景色とのなじみ方も自然です。見た目のきれいさと育てやすさをどちらも大切にしたい方に向いています。

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1-3. 【ヒメシャラ】すっきりした幹姿で玄関前がきれいに見える

玄関前に植えたヒメシャラの木

【原産地】日本

ヒメシャラは、清潔感のある景色をつくりやすい庭木です。

幹肌が美しく、枝ぶりも繊細なので、玄関前に置くと空間がすっきり見えます。葉が細かく軽やかなため、圧迫感が出にくく、雑木風の外構にもよくなじみます。比較的病害虫にも配慮しやすく、景色の質感をきれいに整えたいときに選びやすい木です。

派手な木ではありませんが、そのぶん長く見ても飽きにくいです。虫の不安を抑えながら、上品なシンボルツリーを取り入れたい方に向いています。

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1-4. 【アオダモ】山のような自然な樹形を楽しみやすい

モダンな外壁に合わせた雑木のアオダモ

【原産地】日本、朝鮮半島

アオダモは、自然な枝ぶりで景色に抜け感をつくるシンボルツリーです。

葉の出方が軽やかで、庭全体をやさしく見せやすいのが魅力です。枝葉が混みすぎにくいため、風通しを取りやすく、すっきりした印象を保ちやすくなります。ナチュラルな外構やモダンな建物にも合わせやすく、山の雰囲気を出したいときにも向いています。

成長は極端に遅いわけではありませんが、樹形のきれいさを保ちやすい木です。虫の不安だけでなく、庭全体の雰囲気まで整えたい方には相性のよい1本です。

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1-5. 【シラカシ】丈夫で目隠しも兼ねやすい常緑樹

立派に育ったシラカシの木

【原産地】東アジアの暖温帯

シラカシは、丈夫さを重視したい方に向く常緑の庭木です。

葉が厚くしっかりしていて、比較的たくましく育ちやすいのが魅力です。常緑なので1年を通して緑が残り、玄関まわりや道路側の景色を安定して整えられます。葉量もあるため、軽い目隠しや背景づくりまで兼ねたいときにも使いやすい木です。

やわらかな雑木感より、頼もしさを優先したい家に向くタイプです。存在感は出やすいものの、機能性も含めて考えると選びやすい木です。

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1-6. 【イロハモミジ】紅葉を楽しみながら庭を整えやすい

和モダンの庭とイロハモミジ

【原産地】日本、朝鮮半島、中国

イロハモミジは、四季の変化を楽しみたい方に人気の庭木です。

春の新緑から秋の紅葉まで見どころがはっきりしていて、庭の表情を豊かにしてくれます。枝葉が繊細で美しく、和風にも和モダンにも合わせやすいです。比較的管理しやすい部類で、木の大きさも調整しながら育てやすいのが魅力です。

落葉樹なので葉のない時期はありますが、その変化も魅力のひとつです。虫の不安を抑えつつ、季節の美しさも大切にしたい方には候補に入れやすい木です。

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1-7. 【カツラ】ハート形の葉でやさしい印象をつくる

シンボルツリーとして植えたカツラ

【原産地】日本

カツラは、やさしい葉姿で庭をやわらかく見せるシンボルツリーです。

丸みのある葉が連なり、玄関まわりに親しみやすい雰囲気をつくれます。葉の印象に個性がありながら、景色の中では主張しすぎず、住まいに自然になじみやすいです。香りのある葉も特徴で、庭木としての楽しみ方に幅があります。

大きく育つ印象を持たれやすい木ですが、場所に合った使い方をすれば魅力が出ます。虫の付きにくさだけでなく、葉の表情まで楽しみたい方に向いています。

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1-8. 【ロウバイ】冬の庭に香りと花を添えやすい

冬に黄金の花を咲かせるロウバイ

【原産地】中国

ロウバイは、冬の庭に見どころをつくれる花木です。

寒い時期に咲く黄色い花がよく映え、香りまで楽しめるのが魅力です。枝ぶりがすっきりしていて、狭めの庭でも取り入れやすく、季節の少ない時期の景色を明るくしてくれます。比較的虫の不安を抑えやすく、花木の中でも扱いやすさを感じやすい木です。

花の時期が限られるぶん、印象はしっかり残ります。冬にも楽しみが欲しい方や、季節感を深く出したい方には向いているシンボルツリーです。

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1-9. 【アジサイ】半日陰でも彩りを出しやすい花木

庭に植えられたアジサイの木

【原産地】日本

アジサイは、半日陰でも花を楽しみやすい庭木です。

梅雨時に花がよく映え、庭や玄関まわりを明るく見せてくれます。建物の近くなど強い日差しを避けたい場所にも取り入れやすく、景色づくりの幅が広いです。比較的育てやすく、手入れの負担を抑えながら花を楽しみたい方にも向いています。

花木なので管理がまったく不要ではありません。けれど、場所が合えば毎年の楽しみになりやすいです。湿度のある時期にも景色を明るくしたい方には選びやすい木です。

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1-10. 【エゴノキ】白い花で初夏の庭をやさしく彩る

白い花を無数に咲かせるエゴノキ

【原産地】日本、朝鮮半島、中国

エゴノキは、初夏の花を楽しみたい方に向くシンボルツリーです。

白い花がやわらかく咲き、庭全体を明るく見せてくれます。樹形も自然で、住宅の外観を強く邪魔せず景色になじみやすいです。比較的扱いやすく、花木の中ではシンボルツリーとして取り入れやすい木です。

花が魅力の木なので、見どころは季節に寄ります。それでも、庭にやさしい華やかさを足したいときには十分魅力があります。虫への不安を抑えながら花も楽しみたい方に向いています。

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2. 虫が苦手な人でも選びやすい庭木

虫が苦手な方がシンボルツリーを選ぶときは、虫が付きにくい木を選ぶことが安心につながります。

庭木には花や実が目立つもの、葉がやわらかく茂りやすいものなど、虫が寄りやすい条件を持つ木があります。反対に、比較的丈夫で枝葉が込みすぎにくい木は、玄関前や庭にも取り入れやすいです。見た目の好みだけでなく、管理しやすさまで含めて選ぶと不安を抑えやすくなります。

虫がまったくつかない木を探したくなる気持ちは自然です。けれど、大切なのはゼロを求めることより、付きにくさと扱いやすさで選ぶことです。その視点で見ると、選びやすい庭木はしっかり見えてきます。


3. 虫の付きにくさは葉や香りでも変わる

虫の付きにくさは、葉の質感や香りの特徴でも変わります。

葉が厚い木や、枝葉が込みすぎにくい木は、比較的すっきりした状態を保ちやすいです。また、香りのある木の中には、虫が寄りにくいと感じやすいものもあります。ただし、それだけで決まるわけではなく、植える環境や日当たりとの相性も一緒に見ておくことが大切です。

香りがあるから安心、葉が硬いから大丈夫、と単純には言い切れません。それでも、木の性質を知っておくと選び方はかなり楽になります。見た目だけでなく、虫が付きにくい理由まで見て選ぶのが安心です。


4. 風通しと管理のしやすさで選ぶ

庭木は、風通しと日ごろの管理で付きやすい虫の印象が変わります。

同じ木でも、枝葉が込み合って風が抜けにくい場所では、虫が気になりやすくなることがあります。反対に、剪定しやすく樹形を整えやすい木は、見た目も保ちやすく管理の負担も抑えやすいです。虫が苦手な方ほど、木そのものだけでなく、育て続けやすさまで見て選ぶことが大切です。

人気の木なら安心というわけではありません。家の近くに植えるなら、あとから手間が増えにくい木のほうが満足しやすいです。虫の付きにくさと管理のしやすさは、切り離さずに見るほうが失敗を減らせます。


5. よくある質問5つ(FAQ)

Q1. 虫がまったくつかないシンボルツリーはありますか?

まったく虫がつかない木はありません。ただし、比較的虫が付きにくく、管理しやすい木を選ぶことで不安はかなり減らせます。


Q2. 玄関前に植えるならどんな木が向いていますか?

枝葉が暴れにくく、風通しを保ちやすい木が向いています。ソヨゴやヒメシャラのように、見た目がすっきりしていて管理しやすい木は選びやすいです。


Q3. 花が咲く木は虫がつきやすいですか?

花が咲く木でも、すべてが虫を呼びやすいわけではありません。樹形や葉の込み方、植える環境によっても感じ方は変わります。


Q4. 虫が苦手なら常緑樹のほうが安心ですか?

常緑樹は景色が安定しやすく管理しやすい木も多いですが、それだけで安心とは言えません。落葉樹でも虫が付きにくく扱いやすい木はあります。


Q5. 虫が付きにくい木でも手入れは必要ですか?

必要です。枝葉が込みすぎないように整えたり、風通しを保ったりすることで、付きやすい虫への不安を減らしやすくなります。


まとめ

虫がつきにくいシンボルツリーを選ぶときは、見た目の好みだけでなく、虫が付きにくい性質まで見ておくことが大切です。葉の質感や香り、枝葉の込み方によって、管理のしやすさは変わってきます。

また、木そのものの特徴だけでなく、風通しのよい場所に植えることや、剪定しやすい木を選ぶことも安心につながります。今回の10種類も、見た目と育てやすさの両方を考えながら比べると選びやすくなります。

どの木が人気かより、自宅の外構に無理なくなじむ木を見つけることが満足につながります。虫への不安を抑えながら、長く気持ちよく付き合えるシンボルツリーを選ぶことが大切です。


クローバーガーデンの職人

虫が苦手な方ほど、木の種類だけでなく、枝葉が混みすぎないかまで見て選んだほうがあとで安心しやすいです。

見た目が好きな木でも、手入れしやすく収まりがよいものを選ぶと、庭との付き合い方がずいぶん楽になります。


参考資料:≫維管束植物日本固有種目録


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更新:2026年04月01日|公開:2024年04月16日

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