ウッドデッキ素材×樹脂製人工木と天然木の比較🤔【デメリットも正直に解説!】
【更新日】2024.07.04.
ウッドデッキの素材選びに、迷っている人は少なくありません。樹脂製人工木と天然木、それぞれの選択が将来の庭の姿を大きく左右します。しかし正しい情報がなければ、後悔することも...
そこでこの記事では、樹脂製人工木と天然木の素材の違いを詳しく解説します。それぞれのメリットとデメリットを正直に紹介することで、あなたのウッドデッキ選びをしっかりサポート!
読み進めることで、ウッドデッキ素材に関する疑問が解消されるでしょう。最適な選択ができるように、具体的な情報を得ることで、満足できる庭づくりができますよ😊
このページの内容
当社クローバーガーデンは、埼玉県で営業する「外構と庭工事の専門会社」です。年間60件ほどの工事を行い、今までたくさんのお客さまにご満足いただきました。
わたしたちは、施工とデザインにおいて高い専門知識と技術を持ち、お客さまの理想とする家づくりをお手伝いしています。家の外まわりならすべて工事でき、庭木の植栽や芝張りまで幅広く対応できる業者です。
樹脂製人工木ウッドデッキとは?【耐用年数と寿命】
樹脂とは、プラスチックの「ポリエチレンやポリプロピレン」のことです。天然木に近い質感を再現できるため、多くのウッドデッキに使われています。
人工木ウッドデッキとは、人間によってつくられた工業製品です。反対語は天然木ウッドデッキ。
上の2つを合わせたのが「樹脂製人工木ウッドデッキ」で、「樹脂性ウッドデッキ」と「人工木ウッドデッキ」はほぼ同じ意味で使われています(まぎらわしい!)。
耐用年数と寿命はどのくらい?
耐用年数とは、国税局が定めた「その資産が耐えられる使用期間」のことです。樹脂製ウッドデッキは「構築物」の「合成樹脂造のもの」に当てはまり、
耐用年数は10年
となっています。参考:≫価償却資産の耐用年数等に関する省令
また、寿命はウッドデッキの使用状況にもよりますが、耐用年数よりはずっと長いです(半永久的?)。わたしは20年の経験がありますが、昔設置したお客さまからのクレームは今のところありません。
1.【3つ】樹脂製人工木ウッドデッキのメリット
- すごくおしゃれ!
- 丈夫で腐らない!
- メンテナンスがいらない!
すごくおしゃれ!
なぜなら、各メーカーが試行錯誤した結果、天然木と変わらない質感を再現しているからです。
クールで白っぽい色からシックでダークな色まで、いろんなウッドデッキが販売されています。たとえば三協アルミの「ラステラ 」は、まるで大理石のような高級感ある人工木です。
また、天然木では作りづらい「階段・フェンス」など、オプション品も豊富にそろっています。
丈夫で腐らない!
天然木に比べ腐食に強く、シロアリなどの被害はほとんどありません。小さなキズなら、サンドペーパー(100番)できれいに補修できます。
また、天然木でよく見られる「割れ・反り・節」もほぼ起こらず、いつまでも優しい手触りが残るのが特徴です。
メンテナンスがいらない!
耐候性・耐久性に優れ、経年劣化による変色や色あせが少ないです。
定期的な塗り替えは必要なく、メンテナンスがめんどくさくありません。目立つ汚れがあったら、濡れぞうきんで拭き取れば掃除もかんたんです。
2.【3つ】樹脂製人工木ウッドデッキのデメリット
- DIYだと難しい!
- 夏場は表面が熱い!
- 天然木の質感には劣る!
DIYだと難しい!
なぜなら、部材をカットするのに、電動工具が必要だからです。
ただし、平らなコンクリート面で加工の必要がなければ、DIYに慣れている人なら設置できるでしょう。難しい基礎部分をゆっくり丁寧にやれば、それ以外はプラモデルを組み立てるように作れます。
夏場は表面が熱い!
夏場に直射日光の当たったウッドデッキ表面は、ものすごく熱いです!そのため、素足で歩くとやけどの危険があります。
熱くならないようにする対策は、屋根やシェードを設置することです。あるいは、目隠しもかねて庭木を植えるといいでしょう。
本格的な屋根はDIYだと難しいので、取り外し可能なシェードなら簡単に設置できます。冬場はシェードを外せば、ポカポカ暖かい日光を浴びながら過ごせます。
天然木の質感には劣る!
これは仕方のないことです...本物志向の人には、人工木はおすすめできません...
しかし最近のメーカー品は、遠くから見たら人工木だと気づかないほど、質感が向上しています(木目もきれいに再現)。こだわりが強い人以外なら、人工木でもじゅうぶん満足できますよ!
3.【おすすめ3選】おしゃれなメーカー製ウッドデッキ
プロの外構業者がよく使うエクステリアメーカーは以下です。
- 【リクシル】レストステージ、樹ら楽ステージなど
- 【三協アルミ】ひとと木、ラステラなど
- 【タカショー】エバーエコウッドなど
- 【四国化成】ファンデッキ
- 【YKK】リウッドデッキ
どれも高品質の人工木ウッドデッキで、天然木の木目をうまく再現してあります。この5メーカーから選べば、満足できる庭づくりができるでしょう。
- 【ひとと木2】当社でいちばん多く施工したウッドデッキ
- 【ラステラ】モダンな色が多い大理石風ウッドデッキ
- 【デッキDS】リアルな一点物のヴィンテージデッキ
【ひとと木2】当社でいちばん多く施工したウッドデッキ
商品名 | メーカー | 工事業者を探す | カタログ価格 2間×6尺 |
---|---|---|---|
ひとと木2 | 三協アルミ | ≫探し方のコツ | ¥293,900~ |
素材 | おしゃれ度 | おすすめ度 | カラー |
樹脂製人工木 | ★★★★ | ★★★★★ | サンドグレー、モカブラウン、ローズウッド、チャコールブラック、モカブラウン、ローズウッド |
ひとと木は三協アルミのスタンダードモデルで、当社で設置するのはほとんどこれ!
なぜなら、オプションが豊富なので提案しやすく、設置後のお客さまの評判も高いからです。工事する職人にも評判が良く、無駄な手間がかからずに完成するので助かります。
目立った特徴は、天然木の温もりある風合いを再現しつつ、耐候性・耐久性に優れ、メンテナンスがかんたんなことです。やさしい手触りで「割れ・ささくれ・節」がなく、反ったりすることもありません。
ひとと木2を設置した庭工事はこちら ⏬
【ラステラ】モダンな色が多い大理石風ウッドデッキ
商品名 | メーカー | 工事業者を探す | カタログ価格 2間×6尺 |
---|---|---|---|
ラステラ | 三協アルミ | ≫探し方のコツ | ¥395,600~ |
素材 | おしゃれ度 | おすすめ度 | カラー |
樹脂製人工木 | ★★★★★ | ★★★★ | グレーマーブル、ブラックマーブル、ホワイトマーブル、テラコッタマーブル |
2018年にキッズデザイン賞を受賞したおしゃれなウッドデッキ!
三協アルミでは「ガーデンフロア」と呼んでいて、最近のモダン住宅に合わせやすいデザインです。床材は上質なマーブル模様とワイド幅で、モダンでシックな見た目をしています。
大きな魅力は「浮遊感のある構造」で、まるで空中に浮いているような感じ!これは、柱をやや内側に設置することで実現しています。さらに柱が見えないように床下囲いをすると、より浮いている感じがしておしゃれです。
ラステラを設置した庭工事はこちら ⏬
【デッキDS】リアルな一点物のヴィンテージデッキ
商品名 | メーカー | 工事業者を探す | カタログ価格 2間×6尺 |
---|---|---|---|
デッキDS | リクシル | ≫探し方のコツ | ¥386,400~ |
素材 | おしゃれ度 | おすすめ度 | カラー |
樹脂製人工木 | ★★★★★ | ★★★★ | ダークステイン、ブラウンステイン、グレーステイン |
リクシルの最高級品ウッドデッキ「デッキDS」は、ヴィンテージ感あふれる色をしています。
その理由は、1枚の床板の中に濃淡をつくる「濃淡製法」と、2度の削り作業で自然な色ムラを生み出したからです。ラフな木肌をリアルに再現してあるので、まるで天然木のウッドデッキのように仕上がっています。
新品には出せない長年使ったような「味」があり、世界中を探しても同じものが無い「一点物」のウッドデッキです。
天然木ウッドデッキとは?【耐用年数と寿命】
天然木ウッドデッキとは、自然に生えている樹木を利用してつくったウッドデッキのことです。反対語は人工木ウッドデッキ。
おもに、以下の2種類が一般的です。
- 【ハードウッド】広葉樹:ウリン・イペなど
- 【ソフトウッド】針葉樹:マツ・ヒノキ・スギなど
ハードウッドで有名なウリンは「熱帯雨林」から来ていて、ボルネオ島やスマトラ島などが主な産地です。すでに多くの原木が伐採されているため、環境保護の観点からも入手が困難になっています。
耐用年数と寿命はどのくらい?
耐用年数とは、国税局が定めた「その資産が耐えられる使用期間」のことです。天然木ウッドデッキは「構築物」の「木造のもの → その他のもの」に当てはまり、
耐用年数は15年
となっています。ハードウッドなら15年は妥当ですが、ソフトウッドだと5年ぐらいです。参考:≫価償却資産の耐用年数等に関する省令
また、寿命はハードウッドだと半永久的。ソフトウッドは何もしなければ数年ですが、しっかりメンテナス(塗装など)すれば10年以上は持つでしょう。
1.【3つずつ】ソフトウッドのメリット&デメリット
- 値段が安い!
- DIYでできる!
- 木の質感が美しい!
とにかく安いウッドデッキが欲しいなら、天然木ソフトウッドがおすすめです。人工木の半額ぐらいで購入できます。
また、手で使うのこぎりでも簡単にカットできるので、DIYで作るならソフトウッドがおすすめです。柔らかいので、ビス留めや釘打ちも楽にできます。
ソフトウッドでも天然木なので、木目のある美しい質感は健在です。ペンキを塗るのも楽!
- 腐りやすい!
- カビやシロアリにやられる!
- メンテナンスがめんどくさい!
ソフトウッドは柔らかい素材なので、腐りやすく、カビやシロアリの被害に遭いやすいです。
また、定期的なメンテナンスが必要で、2~3年に1回はペンキ塗装が必要になります。ウッドデッキは隙間が多いので、塗るのがとにかくめんどくさい!(真っ平らなら楽なのですが...)
ウッドデッキを塗り替えるコツ!
ここで、塗り替えのコツを少し解説します。
上画像は、表面が剥がれてきた天然木の画像です。このまま塗ってしまうと、すぐに塗料は剥がれてしまいます。
そこで、紙やすりを使って表面が均一になるようし、そのあとペンキを塗ればきれいに仕上がります。また、すべてバラして塗った方が塗り残しは無くなりますが、手間がすごくかかりめんどくさいです...😖
2.【3つずつ】ハードウッドのメリット&デメリット
- 美しい!
- 丈夫で長持ちする!
- メンテナンスがいらない!
ハードウッドは高級感があり美しく、最強のウッドデッキと言えるでしょう!
人工木より丈夫で長持ちし、メンテナンスもほとんど必要ありません(雨にも強い!)。夏場に素足で歩いてもやけどの危険はなく、気持ちの良い踏み心地がします。
原産地のマレーシアやインドネシアでは、ハードウッドのデッキを公園などでよく見かけます。おそらく30年以上も使用されていますが、美しい質感は残ったままです。
- 値段が高い!
- 手に入りにくい!
- DIYだと難しい!
ハードウッドは人工木ウッドデッキより、値段が高いです。
これは、貴重な木材資源なので昔からたくさん伐採され、近年では数が少なくなっているからです。そのため、入手が困難になっています。
また、とにかく硬いので加工が難しく、手で使うのこぎりで切るのはすごく大変!職人は電動丸ノコを使いますが、煙が出て切り口は真っ黒になるほどです。
ビスを打つにはまず下穴を開けて、そこにビスを打つのがコツ!そうしないと、圧力に耐えられずビスの頭が吹っ飛び、ビスが抜けなくなります(何度も経験済み)。釘打ちだと、床材を数枚貼っただけで手首を痛めるほど、骨が折れる作業です...
3.【おすすめ3選】おしゃれなメーカー製ウッドデッキ
プロの外構業者がよく使うエクステリアメーカーは以下です。
- 【タカショー】タンモクウッド・タンモクアッシュ・ロアウッド
主流なメーカーだと、タカショーのみ天然木を販売しています。リクシルや三協アルミは販売していなく、人工木ウッドデッキのみです。
またネット通販で調べると、ソフトウッド製品はいろんな業者が作っています。ハードウッドは探すのが難しいです...
- 【タンモクウッド】地産地消に貢献しているデッキ
- 【タンモクアッシュ】ハードウッドの天然木デッキ
- 【ロアウッド】反りや割れが生じにくい天然木デッキ
【タンモクウッド】地産地消に貢献しているデッキ
商品名 | メーカー | 工事業者を探す | カタログ価格 2間×6尺 |
---|---|---|---|
タンモクウッド | タカショー | ≫探し方のコツ | ¥291,000~ |
素材 | おしゃれ度 | おすすめ度 | カラー |
天然木 | ★★★★ | ★★★ | 無塗装、ライトオーク、アジアンブラウン |
タンモクウッドの特徴は日本国内の杉材を使用していることで、地産地消に貢献しています。外国産のハードウッドは数が減っているので、タカショーのこの取り組みはとても素晴らしいです!
特殊な窯で加工することで、木の中の水分を極限まで抜いています。腐朽の原因となる「ヘミセルロース」を分解させることで、防腐効果を高めた優れたウッドデッキです。
また、ソフトウッドの杉材なので加工がしやすく、フェンスや手すりの設置も簡単にできます。
【タンモクアッシュ】ハードウッドの天然木デッキ
商品名 | メーカー | 工事業者を探す | カタログ価格 2間×6尺 |
---|---|---|---|
タンモクアッシュ | タカショー | ≫探し方のコツ | ¥355,000~ |
素材 | おしゃれ度 | おすすめ度 | カラー |
天然木 | ★★★★★ | ★★★★ | 無塗装、アジアンブラウン |
北米産のホワイトアッシュ材を使っている天然木ウッドデッキです。
ハードウッドなので加工は大変ですが、ソフトウッドよりはずっとメンテナンスの手間が少なくなります。上画像はモダンな色をしているアジアンブラウンで、ビスを見せない加工も可能です。
【ロアウッド】反りや割れが生じにくい天然木デッキ
商品名 | メーカー | 工事業者を探す | カタログ価格 2間×6尺 |
---|---|---|---|
ロアウッド | タカショー | ≫探し方のコツ | ¥316,200~ |
素材 | おしゃれ度 | おすすめ度 | カラー |
天然木 | ★★★★ | ★★★★ | シルバーグレイ、ウォールナットブラウン、ローズウッドブラウン |
ニュージーランドのラジアタパイン材を使った天然木ウッドデッキです。
ベニア合板のように薄い板を何枚も貼り合わせ、反りや割れが生じにくい工夫をしています。人工木と天然木のハイブリッドのようなウッドデッキですね。
【比較表】値段や質感などの違い12項目で比較!
上で紹介したウッドデッキ3種類の「早わかり比較表」です。
樹脂製人工木 | ソフトウッド | ハードウッド | |
---|---|---|---|
値段 | 高い | 安い | すごく高い |
質感 | 工業製品 | 自然な風合い | 最強! |
樹液 | なし | なし | あり |
耐久性 | 高い | 低い | すごく高い |
ささくれ | なし | あり | あり |
デザイン | おしゃれ! | ナチュラル | ナチュラル |
伸び縮み | すごくする | 少しする | 少しする |
耐用年数 | 10年 | 15年 | 15年 |
DIY難易度 | 難しい | かんたん | 難しい(硬い) |
メンテナンス | ほぼ必要ない | 必要 | 必要ない |
入手のしやすさ | かんたん | かんたん | 難しい |
夏場の表面温度 | 危険! | 熱い | 熱い |
【結論!】おすすめの素材はどっちなの?
結論をまとめると以下です。
- おしゃれなデッキが欲しいなら ➡【樹脂製人工木】
- 安いデッキが欲しいなら ➡【天然木ソフトウッド】
- 本物にこだわりたいなら ➡【天然木ハードウッド】
以上となります。
それでは最後に、工事業者の探し方を紹介して終わりにします。
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まとめ
この記事では、ウッドデッキの素材について徹底比較しました。いかがだったでしょうか?
おすすめはエクステリアメーカーが作る「人工木ウッドデッキ」で、おしゃれなデザインでメンテナンスもいりません。どうしても天然木が欲しい人は「ハードウッド」を選べば、「これこそ本当のウッドデッキ!」と心から満足できるでしょう。
こだわりがなければ、人工木にしておきましょう。
最近の商品は、天然木の質感をうまく再現しているので、ワンランク上の上質な庭づくりができますよ!
すぐ下の関連ページで「おしゃれなウッドデッキ・ウッドデッキの上手な使い方・ウッドデッキの目隠し」を解説したページリンクを貼っておきます。
興味のある方はご覧になってください😊
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以上、ウッドデッキ素材×樹脂製人工木と天然木の比較🤔【デメリットも正直に解説!】…という話題でした。
更新:2024年07月04日|公開:2023年01月15日